1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

違いは考え方!? 日本と海外で燃費表記が異なる理由を徹底解説

バイクのニュース / 2024年7月21日 9時10分

日本、アメリカ、ヨーロッパの間では、燃費を表す際の単位が異なります。具体的には、それぞれどのような単位を使用しているのでしょうか。

■ヤード・ポンド法ならでは!アメリカでの燃費の表記方法とは

 バイクを購入する際に、燃費を気にする人は多いと思います。特にガソリン価格が高騰している今、燃費を重視したバイク選びをする人は、ますます増えている事でしょう。

 バイクの燃費は年式や排気量、気筒数によって大きく変動し、1Lで100km以上走るモデルもあれば、20km程度しか走らないモデルあるなどまちまちです。

 そんなバイクの燃費ですが、輸入車の購入を検討したことがある人の中には、燃費の欄で普段目にするkm/Lとは違う単位を目にしたことがあるという人もいると思います。

 実際、日本、アメリカ、ヨーロッパではそれぞれ燃費の表し方が異なるのですが、それぞれどのような表記になっているのでしょうか。

日本における燃費の表し方は「1Lのガソリンで何km走ることができるか」という意味のkm/L日本における燃費の表し方は「1Lのガソリンで何km走ることができるか」という意味のkm/L

 まず、日本における燃費の表し方は、前述した通り「1Lのガソリンで何km走ることができるか」という意味のkm/Lが使われています。
 
 アメリカでの燃費の表し方も日本と考え方は同様の、「ヤード・ポンド法」を採用。そのため、アメリカでは「1ガロンのガソリンで何マイル走ることができるか」を意味する英語 「mile per gallon」の頭文字をとった、MPGという単位が使われています。

 ここまでの2つの単位によって表される燃費の数値は、大きければ大きいほど優れているとされています。一方、ヨーロッパにおける燃費の表し方は、日米とは異なった考え方に基づきます。

■根本的な考え方が違う!ヨーロッパにおける燃費の表記方法とは

 日本とアメリカの燃費表記は、どちらも「一定の燃料あたり、どれだけの距離を走行できるか」という視点での表記です。それに対してヨーロッパでは「100km走行するためには、どれだけ燃料を消費するか」という考え方に基づいた単位のL/100kmが使用されています。

 この単位で表される燃費は、数値が小さければ小さいほど、燃料の消費が少ない、つまり優れているということになります。

 このように国によって単位がバラバラでは、燃費を比較することができません。

 しかし、燃費がアメリカやヨーロッパの単位で表されている場合でも、ちょっとした計算をすることで、日本の単位での燃費を知ることは可能です。

燃費がアメリカやヨーロッパの単位で表されている場合でも、ちょっとした計算をすることで、日本の単位での燃費を知ることは可能燃費がアメリカやヨーロッパの単位で表されている場合でも、ちょっとした計算をすることで、日本の単位での燃費を知ることは可能

 まず、燃費がアメリカで主流のMPGで表されている場合は、その数値に0.425をかけることで、日本で主流のkm/Lで表される燃費を知ることができます。
 
 たとえば、燃費が100MPGのバイクがあった場合、計算は100×0.425=42.5となります。そのため日本においては42.5km/Lと表されることになります。

 また、ヨーロッパで主流のL/100kmが使用されている場合は、100をその燃費の数値で割ることで、日本で主流のkm/Lで表される燃費を知ることができます。

 例えば2L/100kmのバイクがあった場合、計算は100÷2=50となります。そのため、日本においては50km/Lと表されます。

 このように日本、アメリカ、ヨーロッパの間では燃費の表記方法が異なります。もちろん、輸入車の場合であっても国内向けのカタログにおいては表記が統一されていることが多いでしょう。

 ただし、現地向けのカタログなどから情報を得ようとすると、燃費の表記に戸惑う場面も少なくありません。その場合は先述した計算式に当てはめて、単位を揃えるとよいでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください