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雨ざらしでも大丈夫? 電動バイクの保管場所

バイクのニュース / 2024年7月26日 10時10分

昨今、環境にやさしいモビリティとして電動バイクが注目を集めています。一見するとガソリンバイクに似ているものの、その構造はまったく異なりますが、雨ざらしで保管しても問題はないのでしょうか。

■電動バイクって雨に濡れても問題はないの?

 環境にやさしいモビリティとして、近年注目されている電動バイク。外見は似ていてもガソリンバイクとは、まったく違う構造の電動バイクは、車体に積んだバッテリーから供給される電気によって駆動するモーターの力で走ります。

 電気といえば「水に弱い」というイメージを持っている人も多いでしょう。ガソリンバイクであれば、バッテリーの使用量も電動バイクに比べれば微々たるものなので、雨ざらしのまま保管をしても故障するようなことはなく、特に問題はありませんでした。

 しかし、電動バイクは大容量のバッテリーや大きなモーターを積んで走るため、ガソリンバイクに比べれば確実に雨に弱い乗り物という印象です。

 そんな電動バイクは、雨ざらしで保管しても大丈夫なのでしょうか。

電動バイクは、基本的に防水対策が施されているので、雨の中を普通に走行する分には問題はない電動バイクは、基本的に防水対策が施されているので、雨の中を普通に走行する分には問題はない

 電動バイクは、基本的に防水対策が施されているので、雨の中を普通に走行する分には問題ありません。

 走行中に急に雨が降ってきて車体が濡れたからといって、必要以上に神経質にならなくても心配無用。というのも、現在販売されている電動バイクのほとんどが、電気機器の防水・防塵の保護性能を表す「IPコード」の規格をパスしているから。

 IPコードの防水性能は「IPX0」から「IPX8」までの9等級に分けられていて、数字が大きくなるほど性能が優れていることを意味します。

 たとえば、「IPX5」の場合は、あらゆる方向からの噴流水による有害な影響はありません。「IPX7」であれば、一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しないとされています。ただし、ある程度の雨は防げるようにできていますが、どんな環境にも耐えられる完全防水という訳ではないため要注意。

 とくに近年は温暖化の影響で日本でも線状降水帯が発生し記録的な大雨となったり、台風による大雨に見舞われる可能性があります。このような悪天候の場合は、横殴りの風雨になるケースも珍しくありません。

 そうなると走行時と違う方向から雨が当たり、車体内部に浸水して電気配線などに異常が生じるおそれがあるため、大雨の走行は避けたほうが無難です。

■雨ざらしになる場合はバイクカバーが有効

 電動バイクは電気の力で走る乗り物である以上、水の浸水による電気系統のショートや感電の可能性もあるので注意しなければなりません。そのため、雨天時の電動バイクの保管についても同様で、雨ざらしの保管は基本的にNGです。

 さほど強い雨でなければ問題ないように作られていますが、長期間雨ざらし状態で放置してしまうと、金属パーツにサビが発生する原因になります。

 さらに、直射日光に当たりつづけると紫外線によって、樹脂でできたパーツの劣化を早めたり、タイヤのゴムが固くなってヒビ割れが発生し、寿命を縮めてしまう可能性も否めません。

 雨ざらしでの保管は電装系の不具合だけでなく、車体のさまざまなパーツに悪影響を及ぼすおそれがあるので、できるだけ雨に濡れない屋内に保管するのがベストです。

 とはいえ、アパートなどの集合住宅に住んでいて、屋外に保管するしか方法がないという人も多いと思います。

電動バイクを屋外で保管する場合は、天候にかかわらず必ずバイクカバーを使って車体全体をガードする事がおススメ電動バイクを屋外で保管する場合は、天候にかかわらず必ずバイクカバーを使って車体全体をガードする事がおススメ

 電動バイクを屋外で保管する場合は、天候にかかわらず必ずバイクカバーを使って車体全体をガードする事がおススメ。

 バイクカバーは車体の浸水や劣化、サビの原因となる雨を防げるだけでなく、目隠し効果でバイクの盗難防止対策にもなる有効な手段。

 ただし、バイクカバーを使って保管する場合、長期間バイクカバーをかけたまま保管すると、雨が降ったあとの蒸気がカバー内に充満してしまい、湿気がたまってサビの原因になり逆効果になることも。そのためカバーをかぶせたままにせず、天気の良い日にはカバーを外して乾燥した外気に車体をさらし、湿気対策を行いましょう。

 また、台風の接近などで強風が予想される場合は、バイクカバーをしていると風の抵抗が増えて倒れやすくなるので転倒対策も重要。センタースタンドではなくサイドスタンドを使用して、前後のタイヤとスタンドの3点で車体を安定させる事がオススメです。

 さらに、風が避けられる建物の近くであれば壁ぎわに寄せて駐車しましょう。壁に寄せて駐車する場所がない場合は、ロープやベルトを使って車体をポールやフェンスなどに固定するのも効果です。

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