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もはや刺身のフライ!? 日本海の越前ブルーを望む『魚屋の喰い処 まつ田』で究極のアジフライを堪能!!

バイクのニュース / 2024年7月15日 11時10分

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。越前ブルーを望む福井市の『魚屋の喰い処 まつ田』を訪れました。

■究極のアジフライを求めて走ってきた

 美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が愛車のハーレー「ロードグライド」で約500km走ってやってきたのは福井県です。敦賀市で日本海に出た筆者は、国道8号から「しおかぜライン」を走ろうと北上します。何度か走ったり撮影したこともある道で、越前ブルーとも呼ばれる青く美しい日本海を眺めながら走れる、何度来ても飽きないとても気持ちの良い道なのです。

日本海沿いの「しおかぜライン」が気持ち良い道なので走ろうと向かったものの、残念ながら通行止め。国道8号で迂回日本海沿いの「しおかぜライン」が気持ち良い道なので走ろうと向かったものの、残念ながら通行止め。国道8号で迂回

 ところが、残念ながら落石などの工事で通行止めになっていました。仕方なく国道8号に戻り、途中から名称が「漁火街道」に変わった越前海岸沿いの国道305号をさらに北上します。敦賀から50kmほど走って福井市に入り、目的の店に到着しました。

 今回は、福井市在住で「SOUL SESSION」というバイカーミーティング(2024年は9月28~29日に今庄365スキー場で開催)を主催している中村さんから、是非とも食べに来て欲しいと言われて訪れた「魚屋の喰い処 まつ田」です。

 国道に面した看板に「あなたに会いたくて まつ田せいこ丼」と書かれていて非常に気になりつつ駐車場に入ると、数分後に中村さんも到着です。駐車場はかなり広いので、グループでのツーリングも安心です。

 早速、店の入口に向かうと、そこには「まつ田せいこ丼」と書かれた顔ハメ看板があるではないですか。いったいどんな丼なのだろうとモヤモヤしながら入店します。

訪れたのは福井市の海岸沿い。越前ブルーの日本海を望める「魚屋の喰い処 まつ田」。道沿いに立っていた「まつ田せいこ丼」の看板が気になる……訪れたのは福井市の海岸沿い。越前ブルーの日本海を望める「魚屋の喰い処 まつ田」。道沿いに立っていた「まつ田せいこ丼」の看板が気になる……

 日本海が一望できる窓際の席に座ってメニューを見ます。福井、越前と言えば「越前かに」が名産ですが、シーズンは秋から冬なので筆者が訪れた6月後半には、もちろんありません。夏は「いか」が美味しいということで「その日のいか丼」などのメニューが並んでいます。「海鮮丼」や「旬のお刺身定食」など朝獲れの地物の魚を使ったメニューも魅力的です。

 さらにめくると、出ました! 「まつ田究極アジフライ御膳」です。究極のアジフライ! これを食べるために500km走ってきたのです。1日限定20食で「尺アジ」と呼ばれる大きなサイズのアジが獲れた日にしか出せないという貴重なアジフライです。

 じつは入店時に中村さんがオーダーを済ませていたので、他のメニューで悩むこともありませんでした。単品でもオーダーできるので海鮮丼などと組み合わせるのもアリかな、などと考えながら料理を待ちます。

■レア、と言うより、刺身のフライ?

 数分後に出来上がってきました。「まつ田究極アジフライ御膳」です。究極と名乗るだけあって、見た目のインパクトも強いです。

「魚屋の喰い処 まつ田」の「まつ田究極アジフライ御膳」は、「尺アジ」を使ったレアアジフライと、鮮度の高い刺身がセットになった御膳「魚屋の喰い処 まつ田」の「まつ田究極アジフライ御膳」は、「尺アジ」を使ったレアアジフライと、鮮度の高い刺身がセットになった御膳

 尺アジを使った、まつ田の「名物レアフライ」はデカくて厚い。それに加えてマグロ、スズキ、イカなどの刺身が並びます。こちらもボリュームがあります。これにアカモクの小鉢、ご飯とお吸い物、漬物などが揃って「まつ田究極アジフライ御膳」となります。これは食べ応えがありそうです。

 アジフライは、トンカツのようにカットしてあって断面が見えるように盛り付けられています。レア仕上げの身は刺身のようです。

 早速アジフライからいただきます。まずはそのままひと口。衣はサクサク、身は見た通りのレア。これは確かに究極だ! 今度は自家製のタルタル、自家製の「あじ出汁醤油」、それに越前海岸の海水を使った「百笑の塩」などの調味料をつけていただきます。

 塩でいただくと、旨味の強い塩とレアなアジフライが引き立て合う感じです。次にタルタルでは、マイルドで洋食的な味になりました。そして「あじ出汁醤油」をつけていただくと、これは美味い! むちゃくちゃ合うではないですか! 刺身的なレアアジフライには「あじ出汁醤油」がピッタリです。これらの調味料も含めて究極です。

「魚屋の喰い処 まつ田」代表の枩田(まつた)さん。鮮魚の提供や「究極アジフライ」のレシピなど強いこだわりを持っている「魚屋の喰い処 まつ田」代表の枩田(まつた)さん。鮮魚の提供や「究極アジフライ」のレシピなど強いこだわりを持っている

 アジフライに驚嘆し過ぎて刺身を忘れていました。新鮮な朝獲れでマグロもイカも輝いています。こちらもちょっとびっくりな美味しさです。越前の海は蟹だけじゃありません。何を食べても美味い! 食べ終わりたくない、ずっと食べていたい、と願う筆者ですが、とうとう完食してしまいました。500kmを走った甲斐がありまくりです。

 店主の枩田(まつた)さんに話しを聞くと「まつ田せいこ丼」は、「せいこがに」と呼ぶメスの「越前かに」をふんだんに使った丼だそうです。シーズンは11月から12月。その後、オスの「越前かに」を使った「まつ田ずわい丼」が登場するそうです。

 同じようにアジも旬があり「まつ田究極アジフライ御膳」のレアアジフライは、尺アジが揚がる5月から7月初旬と、9月から10月の期間だけ提供しているとのこと。

 季節それぞれに美味しい海鮮が食べられる福井の越前海岸にはまた訪れなくては、と思いつつ福井市内に向かう筆者と中村さんでした。

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