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バイクは思っているよりも小さい!? 走行時に気をつけたいこと

バイクのニュース / 2024年7月13日 9時10分

バイク乗りにとって最も気をつけたいのが交通事故。一般的にバイクは対向車が錯覚をおこしやすいと言われています。実際にバイクで走行する際、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

■乗る前に知っておきたい!バイク走行時に気をつけたいこと

 バイクで走行する際に、最も気をつけたいのが交通事故。バイクの事故の原因として、主にスピードの出し過ぎや追い越しなどが挙げられます。スピード超過によって制御ができず、急激なブレーキの操作によって転倒してしまう単独事故や、無茶な追い越しをしたことでクルマとの接触が起こってしまうなどの事故が起こるケースがあります。

バイクの事故の原因として、主にスピードの出し過ぎや追い越しなどが挙げられるバイクの事故の原因として、主にスピードの出し過ぎや追い越しなどが挙げられる

 しかし、バイク事故の中にはバイク側に過失がある場合だけでなく、クルマ側に過失のある事故も多く存在しています。今まで実際にバイクで走行する際、危険な目に遭ったことがあるという人もいるのではないでしょうか。バイクは小さいため、一般的に対向車が錯覚を起こしやすいと言われており、この「錯覚」よって起こる事故も少なくありません。

 では、バイクでの走行時には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

 まず、バイクは対向車から実際よりも遠くに、そして速度も遅く見られることがあります。これは「遠近錯視」という脳のはたらきの影響であり、大きなものほど近く・速く、小さなものほど遠く・遅く見えてしまう現象です。そのため、バイクが接近していたとしても距離があると勘違いされてしまう場合が多く、「右直事故」が起こりやすいと言われています。

 右直事故とはその名のとおり、右折車と直進車の事故のことであり、一般的に右折しているクルマと直進するバイクが交差点内で衝突することを指しています。

 この事故を防ぐためには、まずバイクの特性を理解することが大切です。対向車からバイクがどう見られているのかをあらかじめ理解し、自分自身のことが見えていない可能性があることを考慮しながら、運転をすることが求められると言えるでしょう。

交差点に進入する際には、速度を落とし車間距離を広げるなどといった、ゆとりのある運転を心がけることが重要交差点に進入する際には、速度を落とし車間距離を広げるなどといった、ゆとりのある運転を心がけることが重要

 また交差点に進入する際には、速度を落とし車間距離を広げるなどといった、ゆとりのある運転を心がけることも重要です。優先道路を直進していたとしても、クルマの動きに注意しておく必要があります。

 右直事故は交差点以外にも、右折をして入る必要のある駐車場などでも起こります。そのため交差点だけでなく、さまざまなポイントで注意をすることが重要です。

 一方で、錯覚が起こるのはクルマに乗っている時だけではありません。バイクでの走行時に起こりうる錯覚もいくつか存在しています。

 例えば追い越しをするとき、追い越す車を見ながら追い越しをしようとすると、そのクルマが自分自身へと近寄っているように見える場合があります。勘違いから慌ててハンドルを切ってしまい、事故につながることもあるため、追い越す際には前方をしっかりと見ることが大切です。

夜間時には、大型車のテールランプだけを見てしまうと、実際よりもかなり遠くに見えることがある夜間時には、大型車のテールランプだけを見てしまうと、実際よりもかなり遠くに見えることがある

 また夜間時には、大型車のテールランプだけを見てしまうと、実際よりもかなり遠くに見えることがあります。大型車はテールランプの位置が高いため、乗用車と比べて距離があると錯覚してしまう恐れがあり、追突してしまう危険性も存在しています。

 このように、運転中の錯覚は誰しもに起こることであるため、理解をした上で運転をすることが大切です。ほかにもさまざまな錯覚が存在しているため、事前に調べておくとよいかもしれません。

 そして、安全に走行するために必要なのは、錯覚の存在を知ることだけではありません。夜間時に速度を落として走行をすること、ヘッドライトをハイビームにするなどして対向車へ存在をアピールするなどの対応も重要となってきます。

 ほかにも、ヘルメットをしっかりと着用することや、プロテクターなどの装備を怠らないなどの、自分自身の身体を守るための装備品を準備することも大切です。事故はいつ起こるか分からないものであるため、日々の準備をしておくことが肝心だと言えるでしょう。

※ ※ ※

 走行時に気をつけたいことはさまざま存在しています。バイクの特性や錯覚を理解しておくことも大切ですが、基本的な交通ルールを守るといったことも事故の防止につながります。

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