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特定のバイクに乗っているとETCゲートが開かない!? 原因はブロックタイヤかも

バイクのニュース / 2024年7月17日 9時10分

オフロードバイクに乗っている人の間で、頻繁にETCゲートが開かない不具合に見舞われてしまうことが報告されているようです。この不具合の原因は何なのでしょうか。

■原因は何だ!ETCのゲートが開かない不具合が頻発

 バイクで高速道路を利用する際、ETCの恩恵を受けている人は多いでしょう。休日や深夜の割引は魅力的であり、これらの割引を目当てにバイクにETCをつけたという人もいるかもしれません。

 ETCシステムは、ETC車載器と料金所の通信によって高速道路の通行料金を支払うシステムです。高速道路の通行料金は車種ごとに異なり、ETCの車載器には車両の情報が登録されています。そのため、利用者は車両の区分に応じた料金を支払う仕組みになっています。

バイクで高速道路を利用する際、ETCの恩恵を受けている人は多いバイクで高速道路を利用する際、ETCの恩恵を受けている人は多い

 しかし、軽自動車の情報が登録されたETCを普通車につけたり、普通車の情報が登録されたETCを大型車につけたりする不正が横行することを防ぐため、料金所には車両区分を検知するセンサーが設けられています。

 そんなセンサーの部品のひとつが、車軸の数を検知するための、踏み板状のゴムマットセンサーです。

 例えば、けん引自動車はトレーラー等をけん引している場合としていない場合で、高速道路の料金が異なります。ETCレーンを通過する際、軸数が多ければけん引していると判断され、少なければけん引していないと判断されます。

 このように、車軸を検知するセンサーはETCレーンを運用するにあたって欠かせない設備であると言うことができますが、特定のバイクに乗っている人にとってはトラブルの原因となることもあるようです。

 そのトラブルとは、ETCゲートが開かないこと。特にオフロードバイクでETCを利用した時に見られるものであり、人によっては頻繁にこのトラブルに遭遇することがあるようです。

 このようなトラブルの原因は、オフロードタイヤと車軸のセンサーの相性の悪さであると言われています。

オフロードタイヤは未舗装路でのグリップ性能を高めるためにゴツゴツとしたトレッドパターンを採用しているオフロードタイヤは未舗装路でのグリップ性能を高めるためにゴツゴツとしたトレッドパターンを採用している

 オフロードタイヤは未舗装路でのグリップ性能を高めるためにゴツゴツとしたトレッドパターンを採用していますが、通常のタイヤと比べ、舗装路では設置面が小さくなってしまいます。

 ブロックとブロックの間の部分がちょうど車軸のセンサーと重なってしまうと、センサーがタイヤを検知できず、ゲートが開かなくなってしまうことがあるというわけです。

 センサーは足で踏めば反応する、というような単純な構造ではないため、ユーザーがこの不具合に対処することは困難。強いて言えば、オフロードタイヤを履いている状態でETCを利用することはなるべく避ける、あるいはブロックとブロックの感覚が狭いオフロードタイヤを使用する、といった方法で、トラブルを多少は避けることができるかもしれません。

 では、ETCレーンのバーが開かなかった場合はどのように対応すればよいのでしょうか。

ETCレーンのバーが開かなかった場合はインターホン等で対応してくれるのを待つことになっているETCレーンのバーが開かなかった場合はインターホン等で対応してくれるのを待つことになっている

 クルマの場合は、後退せずにその場で係員がインターホン等で対応してくれるのを待つことになっていますが、バイクの場合は開閉バーを避けて進むよう定められています。

 それは、クルマと比べてバイクは後続車に追突された時の被害が大きいことが想定されるため。入口料金所でバーが開かなかった場合は出口の料金所でその旨を申し出るようにし、出口料金所でバーが開かなかった場合には安全な場所に駐車し、道路会社に連絡するようにしましょう。

※ ※ ※

 このようなトラブルだけでなく、ETCカードの入れ忘れや、車載器、配線のトラブルによってもゲートが開かなくなることがあります。その際は慌てず、ゲートを避けて進まなければいけないということを覚えておくとよいでしょう。

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