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由来を知ってる? バイク名に使われている謎のアルファベットたち

バイクのニュース / 2024年8月8日 10時10分

バイクには必ず車名があります。そのバイクのキャラクターをイメージする単語が使われたり、ときにはイメージに合わせて造語が作られたりもします。バイクの場合、アルファベットを組み合わせた車名が多いのも特徴ですが、今回は、このアルファベットの車名の由来をご紹介します。

■ホンダ編

 バイクのキャラクターをイメージする単語や、イメージに合わせた造語などバイクには様々な車名があり、中でもアルファベットを組み合わせたものが多数存在します。

 今回は、このアルファベットの車名が意味する由来を紹介します。

ホンダ「CB125R」ホンダ「CB125R」

●CB 

 アルファベットの車名の筆頭格と言えば、CBでしょう。「CB750FOUR」など、名車も多く誕生しており、現行車だけでも数多くラインナップされています。スポーティなイメージが強いですが、実用的なモデルに付いている例もあって、意味がよくわからない車名でしょう。

 実際のところ、その由来については確実な資料がホンダにも残っていません。定説となっているのはまず、スーパーカブC100というバイクがあって、レースに出るためにもうひと文字を足したいとなった際にBを選んだというもの。

 CはサイクルのCで、Bはなにかというのが不明。当時の関係者によるとクラブマンのBが選ばれたという証言もありますが、頭文字ではないのが気になるところ。

 そのほかCAというバイクの次のモデルだからなど、さまざまな説があります。なお、CBRについては、Rはレーシングを意味しています。

●GB 
 
 クラシカルなスタイルで人気のGBですが、最先端を行くCBとは逆行し、クラシカルなイメージなので、そのクラシックのCを、字面が似ているGにしたのが始まりです。

ホンダ「CRF250L」ホンダ「CRF250L」

●CRF

 モトクロスバイクですが、こちらも実は由来が不明。ホンダのサイトにも「CRF250L」のLは、リーガル(合法=公道走行可能)を意味しますとだけ書かれています。

●NT 

 欧州仕様にあった「NT700ドゥービル」からNTを譲り受けたのが由来。そのNT700ドゥービルのNTは何かというと、ニューツーリングの頭文字を合わせたものとなります。

●XL

 伝統のモトクロッサーで、現在でも「XL750」としてラインナップされていますが、こちらはツアラーで、モトクロッサーではありません。

 もともと「SL」が国内仕様で「XL」が輸出仕様。その2つが国内も統一されて、XLになったという経緯があります。ただし、XL自体の由来は不明とされており、CLについても同様。Lをベースに様々なアルファベットを組み合わせ、車名にしたようです。

●PCX 

 人気の125ccスクーターで、未来的な響きがあります。実はパーソナル・コンフォート・サルーンの略で、すべてにおいて従来を上回りたいという想いを表したものです。

●CT

 ハンターカブのサブネームでもお馴染みで、高い人気を誇っています。

 CTがもともとの車名ですが、ほかのアルファベット2文字の車名同様に由来は不明。コードネーム的なもので、意味はないのかもしれません。

■スズキ編

●GSX 

 スズキのアルファベット車名と言えば、長年使われている「GSX」が代表的。もともとあった「GS」に対して、4バルブ化したものをGSXとしました。

 ちなみにGSは、グランド・スポーツの頭文字を合わせたものです。

スズキ「GSX-8R」スズキ「GSX-8R」

●SV 

 Vツインエンジン搭載のスポーツバイク。実は「SV」にはさまざまな意味があり、スポーティVツイン、スーペリア・バリュー(優れた価値)、シンプル&バーサタイル(シンプルで多用途)など、多くの願いが込められた車名となっています。

■ヤマハ編

●MT

 ヤマハは以前からアルファベットを組み合わせた車名が多く、現在もほとんどのモデルで採用されています。

 「MT」は、マニュアル・トランスミッションの略かと思いきや、マスター・オブ・トルクの略となっています。

ヤマハ「MT-125」ヤマハ「MT-125」

●XSR

 ヤマハ初の4ストロークエンジン車として登場したスポーツモデルである「XS-1」と、レーシーを表すRを組み合わせたもの。

 XSについては不明ですが、TXなど、当時のヤマハには響きの近い車名が多くありました。

●YZF 

 レーサーに由来するスポーツモデルの最高峰シリーズで、往年の「TZR」や「FZR」など、ヤマハらしい車名です。

 こちらもそれぞれの意味は不明ですが、Yはヤマハ、Fは4ストロークなどの説があります。

■カワサキ編

●Z 

 「Z1」や「Z2」は今や伝説のモデルですが、現在も使用されています。Zに込められた意味はまず、アルファベットの最後の文字、つまりこれ以上、上がないことを示しています。

 またザッパー系の頭文字に由来するという説もあります。ザッパーとはカワサキが作った造語で、英語のザップ=風を切る音に由来します。

カワサキ「KX450」カワサキ「KX450」

●W 

「W」はメグロにも通じる伝統を感じられる車名。パーチカルツインエンジン、つまり2気筒なのでWとなりました。

●KX/KLX 

 こちらはモトクロッサーに付けられている車名で、ZやW同様にカワサキの伝統。カワサキ究極のモトクロッサーという意味が込められています。

 またKLXについては、KXの車体(2ストローク)にKL(4ストローク)のエンジンを積んだことに由来します。

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