四日市の人気店『まぐろレストラン』で大好きなアジフライを凌駕する美味しさに大満足

アジと言えばアジフライ！　というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。三重県四日市市の『まぐろレストラン』を訪れました。

■アタマの中はまぐろ、そこへアジフライが……

　美味しいアジフライを求めて、筆者（増井貴光）がやってきたのは三重県四日市市です。この日は、同じ三重県の松阪市へ取材に向かっている途中です。ちょうど昼時でお腹も空いてきたので、ハーレー雑誌の編集者Aさんとサービスエリアで食事をしようか、と話をしていたところ、思い出したのが、数カ月前に別の取材で四日市に来た時にオススメされた人気店です。その時は日曜だったからか、すごい行列で泣く泣く諦めたのです。

四日市市の臨海エリアにある人気の食堂「まぐろレストラン」。国道23号沿いでアクセスも抜群に良い

　ということで、Aさんとその店に向かいます。伊勢湾岸道を「みえ川越IC」で降りて国道23号を南下します。10分ほどで左折して到着したのが「まぐろレストラン」です。前回は建物の外まで長蛇の列が出来ていましたが、この日は平日だったせいか行列はありません。

「やった！」と期待に胸を膨らませて入店するオジサンたちです。食券を買う列が出来ていますが、それほど長くはないので大人しく順番を待ちます。食券売り場が近くなってくると、並んでいるサンプルが見れます。

「まぐろレストラン」の名前の通り、マグロを使った丼の種類が多いです。「中トロ丼」に「漬け丼」、「ネギトロ丼」などなど、どれも美味しそうで目移りしてしまいます。「海鮮丼」もありますが、やはり「まぐろレストラン」に来たのだからマグロを思いっきり食べたいではないですか。

　そこで目についたのは「まぐろ豪快丼」です。これでもか～！　という感じでマグロの赤みが豪快に盛られています。もうひとつ気になるのが「まぐろ食べ比べ丼」です。こちらは、本まぐろ中トロ、びん長まぐろ、黄肌まぐろ、ネギトロが盛られた丼です。どちらにするか悩みます。

食券は券売機ではなく昔ながらの対面販売。いろいろな丼や定食の中から選んでオーダーする。まぐろのつもりがアジフライを発見してしまった

　結局、筆者が「まぐろ豪快丼」、Aさんが「まぐろ食べ比べ丼」をオーダーすることにしました。更に列が進むと定食のサンプルの前に来ました。ここで見つけてしまったのは、ツナフライ、アジフライ、白身魚フライがセットになった「ミックスフライ定食」です。

「まぐろ、まぐろ……」と呪文のように唱えながら訪れたので、まさかここでアジフライに出会えるとは思っていませんでした。アジフライがあるなら「まぐろ豪快丼」をやめて「ミックスフライ定食」にするか、真剣に悩む筆者です。

　しかし、ここはやはり「まぐろ」が食べたい！「ミックスフライ定食」は、次回来た時にでもと諦めかかったところで「単品でも頼めるって書いてありますよ」とAさんから救いの声。というわけで「まぐろ豪快丼」と「ミックスフライ」の単品をオーダーしました。

　食券を購入してレストランに進みます。中は体育館のように広いスペースで、食券を「お渡し口」のスタッフに渡し空いているテーブルに座って番号を呼ばれるのを待ちます。

■主役の座を奪う、まぐろの美味しさよ

　5分ほどで、まずAさんの「まぐろ食べ比べ丼」が出来上がってきました。4種類のまぐろが丼の上面を覆い尽くすように盛ってあります。彩も良くて美味しそうです。続いて筆者の番号が呼ばれ、「まぐろ豪快丼」が来ました！　名前の通りまぐろが豪快に盛られています。しかもツヤツヤしていて美しいです。そして「ミックスフライ」単品も出来上がってきました。

筆者がオーダーした「まぐろ豪快丼」＋「ミックスフライ」は、丼だけでもかなりのボリューム。3種のフライを食べられるのか……

「まぐろ豪快丼」＋「ミックスフライ」を並べてみると、かなりのボリュームです。いつもの主役は「アジフライ」ですが、今日の主役は紛れもなく「まぐろ」です。なので「まぐろ豪快丼」からいただきます。刺身のひと切れが大きくてビックリです。そして量が多く、なによりも美味い！

　忘れずに「ミックスフライ」もいただきます。まずはアジフライですが、衣は厚めで揚げ具合はザクザクしています。身は薄いのかと思いきや、そんなことはありません。ふわふわではなくとも平均点を軽くクリアする美味しさです。

　続けて、気になっていたツナフライをいただきます。ツナということは、マグロだよね？　とAさんにも食べてもらって確かめます。ちょっとカツっぽくてこれも美味しい。ご飯がいくらでも食べられそうな肉っぽい味です。

　丼は白飯と酢飯から選べるのですが、こんなこともあろうかと白飯をチョイスした筆者です。それにしても「まぐろ」が美味しい。残念ながら我が友「アジフライ」の存在は霞んでしまっています。

「ミックスフライセット」のアジフライ。平均点を軽くクリアする美味しさ

「まぐろ豪快丼」の量がかなり多かったこともあり、白身魚のフライとツナフライはAさんとシェアしましたが、かなりお腹いっぱいで完食しました。

　冷凍で運んでくるマグロを“新鮮”と表現して良いのか考えてしまいますが、とにかく美味しい「まぐろ豪快丼」でした。次回は、フライと刺身の定食にしようなどと思いながら店を後に、松阪へ向かいました。