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MotoGPライダーはゲームでもトップレーサーになれるのか!? 白熱バトルの行方は

バイクのニュース / 2024年7月31日 12時10分

2024年7月24日、秋葉原にて「MotoGP FAN Meets@秋葉原」が開催されました。当日はさまざまなプログラムが実施されましたが、中でも盛り上がったのがMotoGP公式ゲーム「MotoGP24」の決勝大会。現役MotoGPライダーである中上貴晶選手も参加し、予選を勝ち抜いたファンの男性と対戦したようです。では中上選手は、レーシングゲームの腕前もプロ級だったのでしょうか。

■現役MotoGPライダーがレーシングゲームをプレイ!その腕前やいかに...

 2024年7月24日、秋葉原にて「MotoGP FAN Meets@秋葉原」が開催されました。

 当日は、歴代MotoGP で活躍したレジェンドマシンの展示やMotoGP前半戦の振り返りなどさまざまなプログラムが実施されましたが、中でも大きな盛り上がりを見せたのが、現役MotoGPライダーである中上貴晶選手のサプライズ登場。

「公道を走るGPマシン」として知られる「RC213V-S」に乗って颯爽と登場した現役MotoGPライダー中上貴晶選手「公道を走るGPマシン」として知られる「RC213V-S」に乗って颯爽と登場した現役MotoGPライダー中上貴晶選手

「公道を走るGPマシン」として知られる「RC213V-S」に乗って颯爽と登場し、会場周辺を走行した中上選手の姿に、イベントに参加していたファンだけでなく多くの通行人の目が釘付けになりました。

 中上選手はその後、本イベントのトークショーでファンとの交流を楽しんだほか、MotoGP公式ゲーム「MotoGP24」の決勝大会で、予選を勝ち抜いたファンの男性と火花を散らす場面も見受けられました。

「MotoGP24」は、まるで実写映像と見まごうほどにリアルなグラフィックで本格的なロードレースが体験できるレーシングゲームです。マルク・マルケス選手やジョアン・ミル選手など、世界で名を馳せるMotoGP ライダーを操作できるのも魅力で、本イベントに参加している中上貴晶選手もゲーム内に実装されています。

 今回、タイムトライアル大会の予選を勝ち抜いたファンの男性と対決することになった中上選手はコースを3周する上で、「とにかく転ばないよう、相手のミスを誘いながら走行したい」と意気込みます。また操作キャラクターを問われた際は「もちろん自分(中上選手)です!」と勢いよく返答していました。

 対するファンの男性が操作するのは、スペインを代表するレーサーであるジョアン・ミル選手。両者ともにHRC(ホンダレーシング)に所属するライダーで、はからずも「ホンダのエースをかけた対決」が繰り広げられることに。オーディエンスは固唾をのんで見守ります。

タイムトライアル大会の予選を勝ち抜いたファンの男性と対決することになった中上選手タイムトライアル大会の予選を勝ち抜いたファンの男性と対決することになった中上選手

 レース序盤、中上選手は良いスタートダッシュを決め、華麗なバイクさばきを披露します。ファンの男性が操るミル選手も少しバランスを崩す場面があったものの、すぐに持ち直し1位へと浮上。両者一歩もゆずりません。

 そして8位から2位へと追い上げた中上選手と、いまだ1位をキープするミル選手の一騎討ちが開始したのもつかの間、中上選手はカーブ走行中に転倒してしまい4位へ転落。転倒時のリアルな描写に、思わずドキッとしたと、笑みをこぼしながら話します。

 その後、再び2位へ浮上しラストラップへ突入するも、再度転倒。1位のミル選手とは6秒近い差が生まれたことで、ミル選手がレース中にウィリーをする余裕っぷりを見せつける場面も見られました。

「MotoGP24」のゲーム画面を見つめる中上貴晶選手「MotoGP24」のゲーム画面を見つめる中上貴晶選手

 双方バランスを崩したり転倒したりといった場面はあったものの、最後はミル選手が優勝し、中上選手はウィリーしながら2位でゴールするという、ホンダのワンツーフィニッシュという結果に。ゲームとはいえ本気の勝負を終えたふたりへ、会場からは盛大な拍手が贈られました。

 なお、ミル選手を操作して優勝したファンの男性には、中上選手のサインが入った「MotoGP24」のソフトとTシャツ、そして「中上貴晶に勝利したと全世界に自慢してよい権利(中上選手本人のお墨付き)」という豪華景品が贈られたようです。

※ ※ ※

 2月にマレーシアで開始し、7月のドイツ大会で前半戦を終えたMotoGP2024。8月2日からはイギリスで後半戦がスタートするほか、10月4日〜6日には栃木県のモビリティリゾートもてぎで、日本グランプリの開催が予定されています。

 なお日本グランプリでは、16歳〜23歳の人を対象に事前申し込みで「自由席エリア」へ無料招待してくれる「16-23 ZERO円パス」も用意されているとのこと。MotoGPは、試合・選手ごとに多くのドラマがあり、老若男女問わず熱くなれるイベントです。バイクに少しでも興味のある若者世代はこの機会を逃さず、ぜひチェックしておきたいところです。

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