1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

大雨の日には気をつけたいアンダーパス! どんな時に注意が必要?

バイクのニュース / 2024年8月3日 9時10分

ゲリラ豪雨が多くなるこの時期に気をつけたいアンダーパスの冠水。どういった時に冠水のリスクが高まるのでしょうか。また、ライダー自身ができる対策はあるのでしょうか。

■豪雨の際によく取り上げられるアンダーパスの冠水

 昨今、夏の時期は集中豪雨やゲリラ豪雨といった、大雨を原因とした水害が発生しやすくなっています。集中豪雨の場合には、どこで雨が降るかを事前に予測しやすいため、おでかけを控えることで、ツーリング中に大雨の被害を受けることは防げるでしょう。

 しかし、ゲリラ豪雨の場合には、その名の通り、どこで、どのくらいの雨が降るのかを直前まで予測できないため、ツーリング中に道路の冠水や視界不良といったトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。

大雨を原因としたトラブルの中で、特に注意をしたいのが「アンダーパス」の冠水大雨を原因としたトラブルの中で、特に注意をしたいのが「アンダーパス」の冠水

 このような大雨を原因としたトラブルの中で、特に注意をしたいのが「アンダーパス」の冠水です。

 アンダーパスは、線路や大きな道路の下をくぐりぬける立体交差の構造をしています。全国には約3500箇所のアンダーパスがあると言われています。特に、交通量が多くなる都市部にはアンダーパスが多く見られ、交通量の多い道路や運行本数の多い鉄道路線との平面交差を避けるための重要な施設となっています。

 このような重要な役目のあるアンダーパスですが、大雨の際には、行き場を失った水が一気に流れ込んで、冠水してしまうという大きな不安点があります。

 実際、ゲリラ豪雨の多くなる夏の時期には、アンダーパスが冠水する被害も多く発生しています。2024年7月には、関東地方でゲリラ豪雨が発生した際には、千葉県市原市でアンダーパスの冠水が起こりました。

 さらに、アンダーパスの冠水が原因となった死亡事故も毎年起きており、この時期には注意が欠かせません。

 では、アンダーパスの冠水はどのようにして起こるのでしょうか。

 アンダーパスが冠水する原因として特に多いものとしては、排水ポンプの許容量を超える雨水が一気に流れ込むことが挙げられます。

アンダーパスは基本的に、1時間あたり50ミリメートルの雨が降った場合でも冠水しないように対策をすることが求められているアンダーパスは基本的に、1時間あたり50ミリメートルの雨が降った場合でも冠水しないように対策をすることが求められている

 アンダーパスは基本的に、1時間あたり50ミリメートルの雨が降った場合でも冠水しないように対策をすることが求められています。そのような対策の1つとして、排水ポンプが設置されています。

 しかし、1時間あたり50ミリメートルよりもさらに雨量が多くなった場合や、短時間に一気に雨が降った場合には、排水ポンプの許容量を超えてしまい、アンダーパスが冠水してしまう場合があります。

 言い換えれば、1時間あたり50ミリメートルよりも強い雨が降った場合には、アンダーパスを通る際に注意が必要だとも言えます。

■大雨の時のアンダーパス、ライダー自身ができる対策は何がある?

 排水ポンプの許容量を超えた結果、アンダーパスが冠水してしまった時には、すぐに通行規制がかけられる場合がほとんどです。ただし、通行規制の手配が間に合わなかった場合には、そのままアンダーパスに突っ込んでしまう可能性もあります。

 では、大雨が降った時にアンダーパスを通る場合、どのような点に注意が必要なのでしょうか。

冠水による通行規制の手配が完了している場合には、アンダーパスの付近にある表示板に注意喚起がされる冠水による通行規制の手配が完了している場合には、アンダーパスの付近にある表示板に注意喚起がされる

 まず、冠水による通行規制の手配が完了している場合には、アンダーパスの付近にある表示板に注意喚起がされます。そのような注意喚起が出ている場合には、アンダーパスの通行はやめましょう。

 次に、通行規制の手配が完了していない場合には、ライダー自身での注意が必要になります。

 規制がされていない場合でも、アンダーパスの付近にはこの先にアンダーパスがあることを知らせる表示がされていることがほとんどです。そのため、その表示が見えたら、アンダーパスを迂回するルートを選ぶ方が良いでしょう。

 また、冠水の程度が軽いように見えても、実際には水位が思ったより深い可能性もあるため、無理に通行することは避けましょう。

※ ※ ※

 このように、アンダーパスは、冠水しにくいようにするための対策や、冠水した場合でもすぐに危険を知らせられる対策を何重にも施しています。しかし、近年の異常気象とも言えるような雨の降り方には、対応できないこともあり、その結果として冠水が起こっています。

 アンダーパスが冠水することが原因となる事故にあわないためにも、大雨の際には、ライダー自身が注意して運転することが必要です。また、日頃から、大雨の際にはどの道が危なくなりやすいのかを想像しながら運転することも大切だといえるでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください