屋根部分の高さを上下できる「赤帽箱」を装着!! バイク仲間に嫁いでいった軽トラサンバーTT2のその後 トランポもリフレッシュしよう!! Vol.7
バイクのニュース / 2024年8月4日 7時10分
以前はハイエースでしたが、現在は、軽ワゴンのサンバーディアスで「軽トランポ生活!!」を楽しんでいる私です。しかし、軽ワンボックスは大型モデルの積載が大変で、不向きだと判断しましたので「軽トラ」を追加導入しました。しかし、この軽トラが「訳あり車」(水没車)で、ちゃんと走らせるためには、いろいろな出来事がありましたが、どうしてもエアコンの必要性に迫られまして……。しかし、その後「水没号」も進化してます!!
■通称水没車はバイク仲間が新オーナーに!!
走行距離は3万数千キロ。EN07エンジン(軽自動車用の水冷式直列4気筒ガソリンエンジン)搭載車両としては、まだまだ走行浅で「ナラシ運転中?」とも言えたのが、ぼくにとっての最初の軽トラサンバーでした。台風による河川の越水で、完全なる水没に見舞われてしまい、その後、損害保険などの決着がついて、ぼくの元へとやってきたのが、軽トラサンバーTT2でした。
軽トラのサンバー仲間が増殖!? といった感じでしょうか。この水没サンバーTT2は、写真の彼、バイク仲間の大工さんがぼくに紹介してくれた車両でした。満足な走りができるまでメンテナンスしましたが「エアコン無しのツラさ」に気が付き彼の元へ出戻っていきました
水没復旧直後には、水抜きなどのメンテナンスが行われ、エンジン始動と車両移動はできる程度までには復旧されていました。その後、ぼくが購入してから、これまでレポートしてきたように、それなりにメンテナンスを行い、さらに各種部品を純正新品部品や極上中古部品へと交換したことで、驚くほどよく走るようになったのが、この軽トラサンバーTT2です。
購入直後に迫っていた車検時には「ダンプ」登録から「キャブオーバー」幌車への構造変更申請届を出しつつ、同時に継続車検もしっかりパスさせることができました。
しかし……如何せん異常気象による酷暑の中での移動は「エアコン無しでは、命取りになりかねない」と思うようになり、現実的に体感することが何度もありました。このままでは「まずい!!」と思いながらも、すぐには季節が移っていかないので、エアコンを装備した軽トラサンバーTT1へと乗り換え決定。そのお話は、以前にレポートした通りです(過去の連載を是非ご覧ください)。
そもそもこの水没号こと軽トラサンバーTT2は、バイク仲間の大工さんの知り合いの運送屋さんが、トラックターミナル内での荷物の移動だけに使っていた軽トラでした。
筆者(たぐちかつみ)が以前に所有していた「水没号」こと軽トラサンバーTT2。トランポとして機能するように整備、仕様変更を行っていました
だから走行浅だったのもうなずけることです。「軽トラのサンバーが欲しい……」と言ったお話しをしていた直後に、偶然にもそんな出物があり「タグチさんならどうにかできるでしょ!?」などなど、そんなお話を大工さんからいただきました。
その日以来、時間を見つけてはメンテナンスと部品交換の日々が続き、大変コンディション良く走るようになりました。しかし、夏になって「エアコン問題」が発覚しました。たいへん気に入っていましたが、エアコンを追加装備するよりも、エアコン付き中古車を探した方が手っ取り早いと考えた結果、軽トラサンバーTT2から、軽トラサンバーTT1へと乗り換えることになりました。
■赤帽仕様の「箱」を軽トラサンバーへ積載
エアコン無しのTT2は、晴れてバイク仲間の大工さんが引き取ることになりました。
仕事の脚として、時にはトランポとして使える「軽トラがあってもいいなぁ~」なんて考えていた矢先とのことでもあったようです。
乗り始めると、軽トラTT2の使い勝手の良さに気が付いた様子で「解体部品屋さんで赤帽の箱をゲットしましたので、取り付けようと思います!!」と連絡が入りました。
そもそも水没号ことサンバーTT2は「ダンプ」仕様車だったので、赤帽と同じ特装車となります。その生産は、富士重工の協力メーカーとして知られる桐生工業が担当していました。TT2のキャビンや、赤帽箱の中には、桐生工業の銘板が貼られていました
ご本家スバルの軽トラサンバーやハイグレードなサンバーディアスワゴンに興味津々なワタクシにとっては、そんな作業も面白そうなお話しです。箱載せスケジュールを調整して、取り付けのお手伝いをさせていただきました。
シークレットシューズならぬ「シークレット幌天井?」がこれです。低いときの幌天井の高さは、ハイルーフバンやワゴンと同じ高さに設定されていて、駐車場でも入れやすい車高になります。高速走行時の風圧が少ないのも特徴になります
購入した赤帽箱とは、幌の屋根部分の高さを上下に変更できる、赤帽仕様の専用箱のようでした。赤帽には数種類のボディ仕様がありますが、背高幌荷台のモデルが一番人気の仕様で、その次に、この可変幌天井の箱載せタイプが人気のようです。
可変幌ルーフを高く固定すると、このような高さになります。ある程度の長物部品の積載時には、使い勝手が良い軽トラになります。雨で荷室が濡れてしまうこともありません。この高低差は、ものの数分で変更することができて、大変便利だそうです
その他には、郵政仕様のような軽トラ型のバン、純粋なるバン仕様の赤帽もありますが、やっぱりこの可変幌天井タイプは人気が高く、意外にも、解体屋さんで見かける機会は多いようです。
幌天井を低く固定すると、ぼくのTT1(後続パーキング中)の幌荷台と高さは同一。つまりこの幌箱を載せても、2台の地上高に変化はないので、構造変更申請と同時に車検をパスしたときの車高と同じなので、通常の継続車検が可能になります
取り付け作業後の印象は、クレーン付きのトラック(ユニックやタダノなどなど)さえあれば、比較的簡単に取り付け作業ができると感じました。もちろんクレーン車の操縦には資格が必要になります。人海戦術でも、大人4~5名いれば何とかなるような気もしますが、こればかりはやってみないとわかりません。最近は、軽トラサンバーやサンバーバン、サンバーワゴンの仲間が増えてきました。益々、楽しみが増えそうな気配です。
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