バイク乗りと缶コーヒーはなぜ相性がいい? 近年、消費量が低下したのは意外にも「あの」存在だった!
バイクのニュース / 2024年8月10日 7時10分
バイクとコーヒー、その共通点についてバイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんがお伝えしていきます。今回は両者に存在する「ハイブリッド」について掘り下げていきます。
■バイク乗りと缶コーヒーは相性バツグン!?
こんにちは!バイク好きのコーヒー屋、Day Drip Coffeeのクロダです。コーヒーとバイク。それぞれに奥深い、独自の世界観を持つ魅力的な存在ですね。このコラムではそんな二つの世界を行き来するうちに見えてきた、様々な出来事やトピックをお届けしていきます。ということで今回のテーマは、皆さんお馴染みの「缶コーヒー」について。
バイク乗りにとって“ちょうどいい”存在の缶コーヒー
僕の勝手な偏見というか思い込みもあると思うのですが、バイク乗りは缶コーヒーを飲む人が多いイメージがありませんか? 道の駅やサービスエリアなどで、バイク乗りの人が缶コーヒーを片手に休憩している姿を、結構見かける気がするんです。まあ現在は真夏で猛暑真っ只中ですから、冷たいペットボトルのドリンクなどで水分補給される方が多いかと思いますが。
でもそれ以外の、冬場を中心にその前後も含む季節においては、風をモロに受け止めて走るというバイクの特性上、「温かなドリンク」を手軽に入手したいところです。またカフェインの持つ覚醒作用はライディングの集中力を取り戻すには打って付けです。そのような意味で缶コーヒーというのはバイク乗りにとって“ちょうどいい”存在なのだと思うのです。
■サイズ感がちょうどいい!
また缶コーヒーの大きな特徴と言えるのが「サイズ感」です。一般的な清涼飲料水だとペットボトルが主流ですが、サイズは概ね500mlで、その下のサイズだと350mlです。缶の清涼飲料水でも350mlや250mlが多いと思います。炭酸飲料などではよく見かけるサイズです。
でも缶コーヒーの場合、主流のサイズが約190mlと非常に小さいです。これが小休止の飲み切りサイズとして“ちょうどいい”んですよね。サイズ設定がリフレッシュを目的とする使用用途を表している感じです。
ちなみに清涼飲料水には、さらに小さい160mlサイズのものもあります。個人的には毎年7月に、夜な夜なこれを飲み干しているシーンを観ています。それは自転車ロードレースの最高峰、ツールドフランスでの一コマです。
選手は毎日160〜170kmほどの距離走り、それは時に標高2000mを超える峠を登ったりしてゴールします。そしてゴール直後の選手に駆け寄ったスタッフは、おもむろにこのミニ缶サイズのドリンクを手渡すのです。そして一気飲み! レース中でもミニ缶のコーラを飲んだりしています。まさにリフレッシュ向きの飲み切りサイズです。
■ある年を境に缶コーヒーの消費量が急激に低下
近年では一般的な存在となったペットボトルのコーヒー
話が脱線しましたが、バイク乗りにとってはちょうどいい缶コーヒーですが、缶コーヒー市場としてはある年を境に急激に消費量が低下しています。
こう話すと勘所の良い人は「コンビニコーヒーの台頭によって低迷したのかな?」と思われるでしょう。ところがライバルは意外なところにいました。それはペットボトルコーヒーです。2017年にサントリーから「クラフトBOSS」が登場し、その後あっという間にペットボトルコーヒー市場という新しいマーケットが急成長しました。缶コーヒーとは容器が異なるだけという点では、いわば兄弟関係の存在に足元をすくわれた訳です。
再栓機能があるフタ付きの缶コーヒー
ペットボトルコーヒー最大の特徴、それは一度開けてもフタを出来ること、再栓機能があることです。また缶コーヒーにもフタが付いたボトル缶が約300ml〜400mlのサイズで登場しています。
これによって「一気に飲み切らなくても良い」ものだと気付かされたのでした。バイク乗りでもハンドルにホルダーを付けてボトル缶を利用している人を見かけます。「飲み切らなくてもいい」って、一見すると当たり前のことに思えますが、「ちょっとした仕組みや機能の変化が、人々の生活スタイルを変えていく」一例かと思います。
そんな話を散々語っておきながら、僕がバイクに乗る時に一番好きで飲んでいるのは、「コーヒールンバ」が流れる自販機の紙コップのコーヒーなんですけどね。
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