SNS文化を鋭く風刺！ “バズり”が狂気を呼び覚ますダークスリラー『#スージー・サーチ』

バイクのニュース / 2024年8月10日 18時0分

フォロワーや「いいね！」獲得に魅入られていくインフルエンサーと、それを欲してしまう現代社会をブラックかつコミカルに描いたダークスリラー『#スージー・サーチ』が、2024年8月9日（金）より全国順次公開されます。

■バズった先にある狂気

『#スージー・サーチ』は、フォロワーや「いいね！」獲得に魅入られていくインフルエンサーと、それを欲してしまう現代社会をブラックかつコミカルに描いたダークスリラーです。

　ポッドキャストで配信を続けるものの、なかなかフォロワーの増えない不器用な大学生のスージー（カーシー・クレモンズ）。そんなある日、インフルエンサーとして絶大な人気を誇る同級生のジェシー（アレックス・ウルフ）が、突如として失踪する事件が起きます。スージーは、ポッドキャストで事件の謎に迫った内容を配信するなかで、なんと失踪したジェシーを発見！世間からも大きな注目を集める存在となっていきます。スター街道をひた走るスージーは、さらに事件の真相を探っていきますが、事態は思わぬ方向に転がっていき——。

　初の長編監督作品となる新鋭ソフィー・カーグマン監督がメガホンをとった本作は、第47回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映されるや、ポップな色彩で描かれる現代的なテーマと、予測不能かつスリリングに加速していく物語で大きな注目を集めました。

　主人公スージーを演じるのは、『ザ・フラッシュ』、『アンテベラム』、『さよなら、僕のマンハッタン』など話題作への出演が続き、ミュージシャンとしても活動の幅を広げる注目の若手実力派カーシー・クレモンズ。さらに、事件に巻き込まれるインフルエンサーのジェシー役を『オールド』、『ヘレディタリー/継承』、『オッペンハイマー』など、名だたる名匠たちからも信頼の厚い、若手の名手アレックス・ウルフが務めます。

トライアンフ「ボンネビル」

　ここ10年程で、『ザ・サークル』（2017年）、『search／サーチ』（2018年）『スプリー』（2020年）など、SNSなどを含むインターネットの世界を主軸に置いた映画が増えてきたのも、映画界のひとつの流れかもしれません。トライアンフの「ボンネビル」が登場する『NERVE／ナーヴ　世界で一番危険なゲーム』（2016年）も裏オンラインゲームもテーマにした印象深い作品でした。