ホイールをスムーズに回す裏方の“棒”！ アクスルシャフトとは？【バイク用語辞典】

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。

■“裏方”だけどとてつもなく重要なパーツ

　アクスルシャフトを直訳すると「車軸」。つまりホイールの中心を貫く軸で、丸い棒状のパーツを指します。ホイールとスイングアーム、もしくはフロントフォーク繋ぐ重要なパーツで、ベアリングを介してホイールをスムーズに回転させる役割を持っています。

ホイールとスイングアーム、もしくはフロントフォークを繋ぐ役割をもつアクスルシャフト。車輌の大小やメーカー、車種によって様々な形状が採用されています

　バイクのホイールは走行中、常に回転しているため、定期的な点検＆メンテナンスで腐食の有無やグリス切れ、ベアリングの状態などを確認する必要があります。

　ホイール回転の抵抗に直接影響するパーツなので、アクスルシャフトをしっかり整備しているか否かで、燃費も大きく変わります。

　また、フロントにおいては2本のフォークを「連結」する役割も担っており、サスペンションを構成する部品としても重要な存在となっています。

ホイールとスイングアーム、もしくはフロントフォークを繋ぐ役割をもつアクスルシャフト。近年では精度と強度に優れたクロモリ製のアクセルシャフトも販売されているほか、奈良県警察本部 交通部交通機動隊の車輌にも正式採用されています（KOOD製）

　なお、近年では精度と強度に優れたクロモリ製のアクセルシャフトが社外品として多数メーカーより販売されています。