見かけ以上に乗りやすい! アドベンチャースタイルの軽二輪スクーター『ADV160』に試乗します〜小野木里奈の○○○○○日和〜
バイクのニュース / 2024年8月12日 12時10分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、アドベンチャースタイルの軽二輪スクーター『ADV160』に試乗します。ホンダ『ADV160』には、デザインを踏襲した兄弟車の大型スクーター『X-ADV』もラインナップされています。
■他のスクーターとは何かが違う『ADV160』
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。この夏、私は出かける時に最寄り駅まで歩くのも暑すぎて億劫になり、バイクでドアtoドアで目的地に行くことが多くなりました。日中はバイクも暑いですが、早朝や夜は走っていると生ぬるい風でもなんだか心地よく感じて益々「バイクが家にきてよかったなぁ」とありがたみを感じている毎日です。
私の場合、お仕事の移動やプライベートでのツーリング、どちらもバイクを使っているのでまさに日常の相棒という感覚。ただ単に移動手段だけではなく、ツーリング先で自分のバイクの写真を撮ることも楽しんでいます。だからこそ、走る内面だけでなく外見にもこだわりたくなります。
ホンダのアドベンチャースタイルのスクーター『ADV160』に試乗します
今回は、私のようなライダーのわがままを叶えてくれるホンダのアドベンチャースタイルのスクーター『ADV160』に試乗しました。本日の『小野木里奈の○○○○○日和』は「試乗日和」です。それでは、いってみましょう!
スクーターは曲線的な形が多いイメージでしたが、『ADV160』は直線的で形が角ばった印象です。
私が試乗した『ADV160』のカラーは「パールスモーキーグレー」。グレーと黒い直線的な部分が合わさり、まるで積み木を積み重ねたようなデザインに感じます。特にサイドから見た時、カクカクとしたブロック感があって、フロント部分が矢印の先端みたいな鋭利な形に見えてユニークさもあり、個性的なデザインですよね。遠くから走っている姿を見ても「あ!ADVだ!」とすぐわかりそう (笑)
スパルタンなハンドル周りは、ロボットのコックピットを連想させるようでワクワク感がある
ハンドル周りは、自分が跨って上から見た時にスクリーンの浮き出た様子や液晶周りなど、なんだかロボットのコックピットを連想させるようでワクワク感があります。バイクに乗っている時に自分が見える部分は、ハンドル周りなので、テンションが上がるデザインなのは嬉しいですよね。
タンデムしてもお互いに窮屈さを感じない広々シートも魅力的
シートは、ライダーが乗る位置にゆとりがあり、タンデムしてもお互いに窮屈さを感じない広々シートも魅力的です。『ADV160』のデザインを最初に見た時、個性的でどこかアクティブなイメージを感じていたので、ゆとりのあるシートなのは嬉しい誤算です。むしろ、運転を誰かに任せて今度は私がタンデムシートに乗るのも経験したくなりました(笑)
■恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は780mmで両足はベタ足とはいえませんが、しっかり両方の指で地面を踏ん張ることができます。
シート高は780mmで身長160cmの私が跨ると両足はベタ足とはいえませんが地面にしっかりと足はつきます
ゆとりのあるシートだからこそ、やや足が開く感覚はありましたが、この程度のシート高でしたら私一人でもバランスは取りやすいです。
その他に私が驚いた点は、車両重量が136kgほどしかないということ!なぜならこのブロックが積み重なったデザインを見た時に「もっと重さがずっしりとしているのかな」と想像していたからです。
おかげで取り回しは私一人でもこなすことができました。『ADV160』はシート下にたっぷりの収納があるので、いつの間にか詰め込みすぎても元々がこの車両重量でしたら私みたいに大量の荷物を詰め込んでもなんとかなりそうです(笑)
■いよいよ、エンジンスタートです!
イグニッションをONにすると「シュルルル…トットットット…」と柔らかいエンジン音を奏でています。これならご近所さんが寝静まっている深夜、無性にコンビニ行きたくなっても罪悪感なくエンジンをかけられる気がします(笑)
アクセルを開けていくと、滑らかな走りを体感させてくれる
アクセルをひねると、柔らかい音に合わさって滑らかな走り出し。見た目はこんなにカジュアルですが、走り心地はとっても紳士的な優しさを感じるのです。これは惚れてしまいますわ…(笑)
走行時は私の体重移動に瞬時に反応してくるし、キビキビとしつつも硬さがあるわけではないのです。地面からの衝撃や私のバランスに応じてスポンジを一枚挟んで硬い衝撃や振動も全て吸収してくれているような感覚があります。特に、小回りやUターンで感じることができました。
下半身で車両をホールドできるので、コーナーでもコントロールしやすい
スクーターはマニュアルバイクと異なり、ニーグリップが基本的にはできないので下半身で操作したくてもポジション的に限界を感じることが多いですが、『ADV160』はフラットボードでないので足首を中心に下半身でコントロールしやすいと思います。
スクーターでありながら座らされているのでなく自分で操作できる面白みがあるのも魅力的ですよね。これだけ小回りもスムーズにできるなら、街乗りだけでなく峠道なども楽しめる予感!
総排気量は156ccなので高速道路も乗れちゃいますし、遠出して峠道を攻めるのも楽しそうです。いつか試してみたいと思います。
思っていた以上にわずかな体重移動や目線に車体が反応してくれる
一方で、私が思っていた以上にわずかな体重移動や目線に車体が反応してくれるので、気を抜いたり気の迷いで体のバランスを崩すと車体も反応してしまいます。したがって、自分が思っている以上に『ADV160』は先読みしているかの如く優等生なのでライダーの運転にもしっかり気を配る必要があると思いました。
気になる『ADV160』のお値段は、47万3,000円(税込)です。個人的には、高速道路も乗れて移動範囲が広範囲になることと、小回りが効くので街乗りでも活躍することができる幅の広さは日々の相棒にぴったりですよね。
どんなシーンでも活躍してくれる強者『ADV160』
カジュアルなビジュアルもツーリング先で素敵な景色と一緒に撮った写真は思わずSNSにアップしたくなります。どんなシーンでも活躍してくれる強者スクーター、気になる方は是非試乗してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!
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