1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

一体どんな役割がある? バイクのフロントに使われているフロントフォークを徹底解説

バイクのニュース / 2024年8月20日 10時10分

バイクのフロントサスペンションは特殊な形状をしています。サスペンションは走りに関係する重要なパーツになりますが、使用するフォークオイルの選択によっても、その性能は様々です。そんなフロントフォークの走りへの影響をご紹介します。

■バイクのサスペンションについて

 バイクのフロントサスペンションは特殊な形状をしており、走りに関係する重要なパーツでもあります。さらに、フォークオイルの選択によっても性能は左右されますが、一体どう走りに影響するのでしょうか。

サスペンションにはいくつかの形式があって、求める走りだけでなく、取り付ける位置やスペースなども考慮して選択される事がほとんどサスペンションにはいくつかの形式があって、求める走りだけでなく、取り付ける位置やスペースなども考慮して選択される事がほとんど

 サスペンションにはいくつかの形式があって、求める走りだけでなく、取り付ける位置やスペースなども考慮して選択される事がほとんどです。 

 なかでも主流となっているのが、リアはスプリングとショックアブソーバーを組み合わせたもので、クルマと同じ形式。スプリングだけだと跳ねてしまうので、ショックアブソーバーが衝撃を吸収することで乗り心地やコーナーでの追従性などを確保しています。

 リアの場合はサスペンションアームの先もしくは根元に付いていて、外からもリアサスペンションである事が分かりやすい事も特徴。

 一方のフロントは一見するとサスペションが付いていないようにも見えますが、もちろん前輪にもサスペンションは付いていて、フロントフォークの中に内蔵されているのが特徴です。

 フロントフォークはホイールが取り付けられている軸で、前から見ると二股に分かれているのでフォークと呼ばれており、食事用のフォークと意味は同じです。

 なぜ前後で違うのかというと、バイクの前輪はよく見るとさまざまな機能があり、ホイールだけでなく、ブレーキも取り付けられる事に加え、左右に切れるようにもなっています。そのため、後輪のようにアーム状にできないためフロントフォークに内蔵される形となっていて、テレスコピックタイプとも呼ばれます。

 このテレスコピックとは複数の金属の筒が伸び縮みすることを意味しており、バイクのフロントサスペンションをよく見ると、そのような形式になっていることがわかります。

■フロントサスペンション内部の構造は?

 フロントサスペンは2本の筒が組み合わされており、そのうちのひとつの筒が伸び縮みするのですが、中はどうなっているのかというと、スプリングとオイルが入っています。

 ちなみに、リアに付けられているショックアブソーバーの中にもオイルが入っていて、狭い通路の中を衝撃に合わせて上下に可動。フロントも形は違えども仕組みは同様です。

リアに付けられているショックアブソーバーの中にもオイルが入っていて、狭い通路の中を衝撃に合わせて上下に可動するリアに付けられているショックアブソーバーの中にもオイルが入っていて、狭い通路の中を衝撃に合わせて上下に可動する

 なお、ふたつの筒の組み合わせ方や向きにもふたつのタイプがあって、動く方の筒が下に向かっているのが正立。この場合は、外側の太い筒が上下します。一方、内側の細い筒が下に伸びて動いているものを倒立と呼びます。

 それぞれの特徴はフロントフォークまわりの剛性を優先するスポーツモデルでは倒立が多く、コストなども含めたバランスのよさを重視する実用バイクなどでは正立が主流。

 メンテナンス性も関係していて、倒立は下に向いているので内部のフォークオイルが漏れやすい傾向にあるので、小まめなチェックが必要です。

■フロントサスもセッティングは変えられる?

 リアサスペンションはスプリングを押さえているリングを締めたり、緩めたりすることで硬さの変更が可能ですが、フロントフォークもスポーツモデルであれば、上部のダイヤルやネジを回すことで硬さを変えることができるというのが一般的。

フロントフォークもスポーツモデルであれば、上部のダイヤルやネジを回すことで硬さを変えることができるフロントフォークもスポーツモデルであれば、上部のダイヤルやネジを回すことで硬さを変えることができる

 一方で、リングが付いていないとセッティングは固定かというとじつはそうではありません。

 フォークオイルの硬さを変えることで減衰力を強くしたり、弱くしたりする事が可能。これはオイルの硬さが内部の流動性に関係しているからです。

 交換するにはフロントフォークを分解する必要があるので頻繁に変えることはできませんが、そもそもフォークオイルは劣化するので定期交換が必要。そのメンテナンスの際に変えてみるのも良いでしょう。

 硬さについてはパッケージに表記されていて、Gと数字を組み合わせたり、エンジンオイルと同じようにSAEという基準で数字とWを組み合わせて表されていて、数字が大きければ硬くなります。

 表記についてはバイクメーカーやオイルメーカーによって異なり、ソフト、ミディアム、ハードとしている場合もありますが、いずれにしても自分のバイクに使われているオイルの硬さを調べ、それを基準に変更してみると分かりやすいかと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください