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とある家族の姿を通じて大戦末期の知られざる歴史の1ページを描く『ぼくの家族と祖国の戦争』

バイクのニュース / 2024年8月17日 18時0分

1945年のデンマークを舞台に、第二次世界大戦下の極限状況の中、かけがえのない信念を貫こうとした家族の感動の物語『ぼくの家族と祖国の戦争』が、2024年8月16日(金)より全国公開中です。

■目の前の命を救うべきか、見殺しにするのか。

『ぼくの家族と祖国の戦争』は、デンマークのアカデミー賞(ロバート賞)に5部門ノミネートされた、第二次世界大戦下の極限状況の中、かけがえのない信念を貫こうとした家族の感動の物語です。

(c) 2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S(c) 2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

 1945年デンマークの市民大学。ドイツからの難民の受け入れという突然の事態に見舞われた学長ヤコブと妻リスは究極の選択を迫られていきます。周囲の誰もが敵視するドイツ人を救うべきか否か。売国奴と罵られることを恐れ、飢えと病気に苦しむ子供を見過ごしてもいいのか。その葛藤を見つめた本作は、家族が戦争という巨大な暴力に脅かされながらも、懸命に人間性を保とうとする姿を感動的に描き、人間が選択すべき“正しいこと”とは何なのかを問いかけます。

 第二次大戦の終戦1ヵ月前、混乱に陥ったデンマークに敗色濃厚となったドイツを脱出した20万人以上もの難民が押し寄せて来ました。当時のデンマークはナチス・ドイツの占領下に置かれており、受け入れを拒否する選択肢はありませんでした。現代を生きる私たちにとって大戦末期の知られざる歴史の1ページであるこの事実にインスパイアされ、『バーバラと心の巨人』のアンダース・ウォルター監督が感動の物語を完成させました。

ホンダ「NM4-02(2016)」ホンダ「NM4-02(2016)」

 本作で苦悩する父親ヤコブを演じたのはピルー・アスベック。日本の大人気漫画のハリウッド実写版で、ホンダ「NM4」をベースとしたカスタムバイクが登場する映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で演じたバトー役も印象的でした。

(c) 2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S(c) 2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

『ぼくの家族と祖国の戦争』は、2024年8月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開中です。

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