気を付ける点はある? 古いけどカッコイイ旧車を購入する際のチェックポイントとは
バイクのニュース / 2024年8月28日 10時10分
新型のバイクもいいけど、旧車も魅力的。各メーカーの個性が色濃く出ていたり、デザインも現在にはないテイストが新鮮だったりするでしょう。そこで、旧車を購入する際の注意点について、旧車オーナーでもある筆者の経験も含めて整理してみました。
■購入する際の注意したいポイント
旧車は各メーカーの個性が色濃く出ていたり、デザインも現在にはないテイストで新鮮に感じる事も有るでしょう。また、走りも性能では今のバイクにはかないませんが、独特のフィーリングは旧車ならでは。
そんな旧車を購入する際は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか
旧車をどこで買うかという問題は、意外と難しいポイント
旧車をどこで買うかという問題は、意外と難しいポイントです。
1970年代から1990年代あたりの人気モデルであれば車種別の専門店も存在するので、欲しいバイクが該当するなら、そういった専門店を見てみるのも良いでしょう。
1台だけ在庫しているようなショップでも、スタッフが旧車好きだったり、常連客からの買い取り品だったりするので、一概に悪いとは言えません。そのため、気になるバイクが置いてある店を見つけたら、どういった経緯で在庫しているのかを確認してみると良いでしょう。
ちなみにある輸入バイク専門店に国産レーサーレプリカが1台だけありましたが、店主が若かりし頃に峠の走り屋だったため、いい出物があったので、懐かしさで仕入れたという例もありました。価格もそれほど高くはなく、掘り出し物的な物件です。
また、つい見てしまうのがネットオークション。旧車が大量に出品されていて、なかには超が付くほどのレアバイクもあったりします。
また極上車からジャンク扱いの物まで、程度が様々なのも特徴。解説文を見ると魅力的なことが書いてあったりしますが、ショップが出品しているもの以外は素人が出しているということは、頭に入れておいたほうが良いでしょう。
ネットオークションはショップが出品しているもの以外は素人が出しているということは、頭に入れておいたほうが良い
そもそも、程度の基準は曖昧で、あとあとの保証もないだけでなく、クレームすら聞いてくれないこともあります。
説明文に実動車と記載されていても、必ずしも好調とイコールではない上に、引き渡す前までは動いていたと言われればそれまでです。そのため、ネットオークションを利用する際に行っておきたいのが現車確認で、写真だけで購入するのは避けた方が良いでしょう。そうなると見に行ける範囲での出品しか購入できなくなりますが、後で泣きを見るよりは安心です。
また程度に問題がなくても、ネットオークションで購入した車両は自分で整備するか、最寄りのショップに整備を依頼する必要があるのも頭に入れておきたいポイントです。
ネットオークションでの現車確認同様に、ショップで購入する際も可能な限り実車を見て、エンジンのかかりなども確認するようにしましょう。
見た目だけピカピカで極上とはいうものの、実際は整備をキチンとしていない例も多々あります。すべての車両で可能という訳ではありませんが、今までの修理歴やメンテナンス履歴があれば見せてもらいましょう。
■買っておしまいでないのが旧車の醍醐味
購入時は車両のチェックはもちろんのこと、現状でどういった手が加えられているのかや、納車時の整備内容を確認しましょう。また、キチンとしたショップなら、購入したら対応したほうがいい部分についても教えてくれるはず。
そしてもうひとつ重要なのは購入後の対応で、オイル交換などの軽整備は自分でできるとしても、ノウハウが必要な分解整備や調整などについては、可能かどうか確認しておきましょう。
旧車で一番問題になるのが部品の供給
また旧車で一番問題になるのが部品の供給で、専門店であればストックがあるのかや、部品取り車の用意や代替品での対応も可能かなどの確認も重要。
実車を前にして舞い上がってしまうのもわかりますが、確認する際は冷静に、少しでもおかしいと感じたらやめる勇気も重要です。
できるだけ多くの物件を見ると、自ずと基準もできてきます。1台しか見ないと、それがすべてになってしまいます。これは旧車だけでなく、中古バイクを購入する際に有効な方法です。
最後に「旧車だからこんなものですよ」という常套句(じょうとうく)には騙されないでください。旧車でも現役当時は普通に乗れていて、我慢して乗ったり維持したりするものでありませんでした。
どれほど古くても、走って、曲がって、止まれるのが当たり前です。
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