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バイクを屋外で保管する方法とは!? カバーをずっとかけておいた方がいいのか?

バイクのニュース / 2024年8月20日 9時10分

バイクを屋外に保管する際に役立つ「バイクカバー」は、ずっとかけておいた方がよいのでしょうか。

■バイクにはずっとカバーをかけておくべき?

 バイクを屋外に駐車していて、「カバーをかけるのが面倒くさい」という理由で雨ざらしのまま保管している人も多いでしょう。バイクは基本的に雨に濡れても大丈夫なようにできているので、すぐにエンジンが壊れて走れなくなるようなことはありません。しかし、カバーをかけないまま保管しているとバイクにダメージが及んだり、さまざまなリスクをもたらす可能性があります。

バイクカバーをかける最大のメリットは、雨からバイクが濡れるのを防げることバイクカバーをかける最大のメリットは、雨からバイクが濡れるのを防げること

 では、バイクを屋外で保管する場合は、バイクカバーをかけておいたほうがよいのでしょうか。

 バイクカバーをかける最大のメリットは、雨からバイクが濡れるのを防げること。そもそも雨ざらしで保管されているバイクは、びしょびしょの状態になってしまうので見た目がよくありません。

 さらに、バイクにたくさん使われている金属パーツは、雨に濡れることで酸化が進みサビが発生しやすくなります。サビは金属パーツの強度を低下させたり、美観を損ねたりしてさまざまなトラブルを引き起こす原因になります。バイクは濡れても大丈夫なようにつくられていますが、ダメージを最小限に抑えるためにも保管中はできるだけ雨に濡れないようにしておいたほうが安心です。

 また、雨だけでなく風にのって運ばれてくる砂やほこり、花粉、黄砂など、大気中に含まれる細かい汚れがボディに付着するのを防ぎ、バイクをきれいに保つことができます。

 もちろん、こまめにクリーニングすればきれいな状態を維持できますが、バイクに乗るたびに作業をするのは、時間も労力もかかるため毎回やるのは意外と大変です。

 また天候の状況次第では数日乗らないだけで、ボディ全体がうっすら白く汚れてしまうことも珍しくありません。そんな場合でもカバーをかけていれば、常にきれいな状態をキープできていつでも気持ちよくバイクを使うことができます。

 さらにカバーは雨や汚れだけでなく、紫外線の脅威からも大切なバイクを守ってくれます。

樹脂パーツやタイヤ、塗装面は紫外線に弱いため、油断するとあっという間に劣化が進む樹脂パーツやタイヤ、塗装面は紫外線に弱いため、油断するとあっという間に劣化が進む

 紫外線はあらゆるものを劣化させる威力があるため、できるかぎりバイクに当てないことが大切。とくに樹脂パーツやタイヤ、塗装面は紫外線に弱いため、油断するとあっという間に劣化が進んでしまいます。

 もちろん走行中は避けることはできませんが、保管するのが屋外で直射日光がバイクに当たるような場所であれば、カバーをかけるだけで劣化を防ぐことができます。紫外線は外装を変色させ脆くさせたり、タイヤを硬化させてヒビ割れを発生させることも少なくありません。そのためバイクを長持ちさせるためには、カバーをかけて保管することが重要と言えるでしょう。

 また、ライダーならではの心配ごとといえば「バイクの盗難」がありますが、バイクカバーは防犯対策の一つとして高い効果を発揮します。

窃盗犯は明るい時間帯に盗む対象を探して街中を徘徊しているので、カバーをかけて車種が判別できないようにするのが防犯対策の重要なポイント窃盗犯は明るい時間帯に盗む対象を探して街中を徘徊しているので、カバーをかけて車種が判別できないようにするのが防犯対策の重要なポイント

 窃盗犯は明るい時間帯に盗む対象を探して街中を徘徊しているので、カバーをかけて車種が判別できないようにするのが防犯対策の重要なポイントです。もちろん、カバーのほかにチェーンロックなどの防犯対策をする必要があります。車種を特定できなくしたり、どんな盗難対策をしているかを見えなくしたりするだけでも、ターゲットにされる可能性がグッと低くなります。

 このように、さまざまなメリットがあるバイクカバーですが、使用する際はいくつか注意しなければならない点もあります。

 まずひとつ目の注意点は、カバーでバイクが濡れるのを防げる反面、カバー内部は雨の水蒸気により湿気がこもりやすくなりがちな点。カバーを長期間かけたまま放置していると、湿気が原因でバイクがサビやすくなります。そのため、天気が良い日にカバーを外して湿気を逃がすように対策することが大切です。

 また、カバーが風でバタついてボディに細かいキズを付けてしまうことも。とくに風の強い日は、巻き上げられた砂やほこりが下側のすき間から侵入してボディに付着します。

 その状況で風が吹くと、カバーとボディが擦れてキズになることがあるというわけです。対策としては、カバーがなるべくバタつかないようにゴム紐などで縛ったり、裏地に起毛処理された柔らかい素材のカバーを選ぶと、細かいキズが入りにくくなります。

注意したいのが台風などの強風によるバイクの転倒は、バイクがあおられて倒れてしまうリスクが高くなる注意したいのが台風などの強風によるバイクの転倒は、バイクがあおられて倒れてしまうリスクが高くなる

 そして、とくに注意したいのが台風などの強風によるバイクの転倒です。強風が吹くとカバーがヨットの帆のような役割をしてしまい、バイクがあおられて倒れてしまうリスクが高くなります。

 万が一バイクが倒れてしまったら、大きな損害は免れません。悪天候でカバーをかけたくなりますが、台風などの強風が吹き荒れることが予想されるときはカバーを外しておくのが賢明です。

 その上で、安定しやすいサイドスタンドでバイクを支え、MT車であれば1速に入れてバイクが動かないようにタイヤをロックします。さらに、柱やフェンスなどがあればロープやベルトなどでバイクを固定するのも効果的です。台風時にカバーをかけるのは、逆にバイクにダメージを与えかねないので十分に注意したいところです。

※ ※ ※

 バイクにカバーをかけることは、雨に濡れるのを防ぐだけでなく、紫外線や窃盗犯からもバイクを守ることが可能です。つまり、屋外でのバイクの保管は想像以上に危険が潜んでいるといえます。

 今までバイクを雨ざらしのままにしていた人は、大切な愛車のためにバイクカバーの利用を検討してみるのもよいでしょう。

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