走りや機能も力強い印象マシマシ! ホンダの軽二輪アドベンチャーモデル『ADV160』に試乗するよ〜高梨はづきのきおくきろく。〜
バイクのニュース / 2024年8月28日 12時10分
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。ホンダのアドベンチャースタイルの軽二輪スクーター『ADV160』に試乗するよ。大型のX-ADVや前モデルADV150にも試乗してきた時の印象と『ADV160』はどう変わったのかを紐解くよ!
■進化が止まらないアドベンチャースタイルのスクーターとは
皆さんこんにちは、高梨はづきです。
本日はホンダの軽二輪アドベンチャーモデル『ADV160』をお届けしていくよ!
ホンダの軽二輪アドベンチャーモデル『ADV160』をお届け
ADVシリーズには、ADV150とX-ADV750の2車種に試乗したことあるわたし。
ADV150は、この『高梨はづきのきおくきろく。』のコラム連載が始まる最初の撮影の時に乗った記憶があるので、特に思い出が深い一台だ。X-ADVには、大型免許を取得して間もない頃に乗らせてもらった記憶がある。どちらも、とにかく乗りやすかった印象が強いので、今回紹介するADV160にも期待大! 高速にも乗れる軽量モデルの乗り心地はどうかな??
■よし、見た目からチェックしていこう!
カラー展開は記事執筆時点で4種類。そのうち、わたしが試乗したのは「パールスモーキーグレー」という色。淡くてかわいらしいカラーリングで、性別を問わないジェンダーレスカラーに仕上がっていると思う。
車体に光に当たれば、モリッと肉厚なのが強調されるから、頼もしさが感じられてなかなか良い
ボディを横から見ると、陰影がはっきりしているね。光に当たれば、モリッと肉厚なのが強調されるから、頼もしさが感じられてなかなか良い。幅感は細めに感じられるよ。街の雑踏を華麗にすり抜けていくADV160が見た目からでもイメージできるね!
なにより嬉しいのはシールドが動かせること。さらに、ADV150と比べると、ADV160はシールドが少し大きくなったよ。スクータータイプは、走行時にどうしても上体が起き上がったままになるので体力を消耗しがち。
シールドの高さを調整することでヘルメットの頭上を風が流すように抜けさせれば疲労蓄積を軽減してくれる
そんな時、シールドの高さを調整することでヘルメットの頭上を風が流すように抜けさせれば疲労蓄積を軽減してくれるよ。特に高速道路などのスピードが出る場面では大活躍だね!
■それでは、さっそくまたがってみるよ!
シート高780mmということで、わたしの身長(158cm)でまたがるとこんな感じ。
シート高780mmということで、わたしの身長(158cm)でまたがるとこんな感じ
ADVはなんとなく車高が高いイメージがあったけど、この身長で両足が着くのでそんなに気負わなくて良かったね。さらに、車重は136kgとかなり軽く、取り回しは楽々。少しの坂くらいだったら、押し引きも簡単に行えるよ。
さて、バイクに乗るメリットといえば、やはり通勤・通学時をはじめとする日常使いで、どれだけ楽に使えるかがポイントになってくると思うんだけど、まずバイクに乗る際の手軽さは気になるところ。その点、大きすぎずコンパクトなADV160は、女性でも取り回ししやすいくらいなので、条件はクリアしてるといっていいでしょう!
■ADV160の走りの印象は、速度が上がった時が楽しい
ADV160はスマートキーで、ハンドル右下にあるスイッチを回し、エンジン始動する時は両方のブレーキを握ってセルボタンを押すよ。
ADV160はPCX160と乗り比べて、全体的に硬い印象(左:PCX160 右:ADV160)
この日の撮影では、PCX160にも試乗させてもらったのね。そしたら、PCX160のエンジンがADV160にも流用されていると聞いたの。それじゃ乗り味はほとんど変わらないのかな? と思っていたけど、これが全然違うの。乗り比べたら、わたしでも違いがわかるくらいで、同じと思っていたのが申し訳なくなるくらいだった!
ADV160はPCX160に比べて、全体的に硬い印象だったかな。走行中の乗り心地は、ADV160の方が高めの視線になっていて、背筋がスッと伸びて視野を広く見ることができた。柔らかく沈み込むような乗り心地ではなかったから、ギャップの多い道路では振動が結構伝わってきたんだけど、それでもハンドルが取られることもなく軽々とさばけたので、特に怖いといった印象はなかったよ。
バイクの正しい乗り方は背中を丸めて肘を少し曲げて〜っていうフォームだと思うけど、ピシッ!と骨盤を立てて姿勢正しく椅子に座らさせられることになるので、長距離のるとどうなるか…は、腰がさすがに厳しそう。だけど、リラックスして乗ることが出来るのは良い点だと思う。
アクセルを開けるとあっという間に制限速度上限まで加速してくれる
加速具合はかなりスマートで、アクセルを開けるとグイーッてあっという間に制限速度上限まで加速してくれたよ。低速よりもスピードが上がってからの乗り心地がとても心地よくて楽しい! アクセルを捻れば捻るだけあっという間に速度が上がるから、高速道路の合流車線や周りの車に遅れることなく流れに乗れて安心だね!
ただ、高速道路で例えば100km/h出すのは余裕そうだけど、車体が軽いからハンドルブレブレにならないか少し怖いね。でもそれくらいエンジンは問題なし!
■ADV160の収納力をチェック
さて、最近はゲリラ豪雨頻発しているよね。雨に濡れないように、出先でヘルメットや荷物を収納しておきたくなった場面を考えて、やっぱりシート下収納の大きさは気になるところ。ADV160は、29Lの収納の深さがあるのでヘルメットが入るのか試してみた。わたしが使用しているヘルメットはARAIのアストロGXのMサイズ。
さぁ、入るのか…!入ったー!
…あれ?閉まらない…?
横向きに入れたり前後ろ逆に入れたりしてみて、入ることは入るんだけどギリギリシートが閉まらない。あと少しなのにぃ…!!とこんな感じ。
ヘルメットの入れ方を間違っていたのかもしれない…公式HPでは入る感じだったのに(要確認中)
思いっきり上から押そうとも考えたんだけどヘルメットが傷つくのが嫌で断念。炎天下の中での撮影でパパッと試したから、もしかしたらわたしの入れ方が間違っていたのかもしれないけど、公式HPでは入る感じだったからちょっと残念。
ADV160乗ってる方がいたらフルフェイス入るかぜひ教えてねー!
■最新の安心安全機能も搭載!
ADV160には、HSTC(セレクタブル トルク コントロール)というセンサーが付いているんだけど、雨の日など濡れた路面の上を走る際にスリップしないようコンピュータが自動制御してくれるんだ。ADV160は、かなりアクティブにハンドルが切れるから、スポーティな運転もしやすい分、”転ばぬ先の杖”な最新機能がついてると安心だよね。
ADV160のようなATバイクには、クラッチ操作やギヤチェンジなどの手間が必要ないから、そういった動作が煩わしいって人には、普通自動二輪免許(AT限定)で乗ることの出来るADV160、オススメするよ!
アウトドアが好きな人にも使い勝手が良さそうなADV160
数年ぶりにバイクに乗る人やどんな人でも楽に乗れるのがATバイクのいいところだけど、ATでどの用途で使いたいかによって選ぶバイクも変わってくると思うんだ。タンデムシートはタンデムバーを入れてフラットになっているので、荷物を括りつければキャンプとかにも適していそう。アウトドアが好きな人にも良さそうだね。
…ということで本日はここまで!
また次の記事でお会いしましょう〜♪
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