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バイク事故が急増中!? リターンライダーが気を付けるべきこととは

バイクのニュース / 2024年9月9日 10時10分

近年増加しているリターンライダーたち。年齢を重ねてからのバイクの走行には、体力や筋力などの低下による危険性が伴います。そこで、リターンライダーが気をつけるべき事をご紹介します。

■大切なのはバイク選びから!

 リターンライダーとはその名の通り、結婚や就職、転勤といったライフイベントなどのタイミングで1度バイクを降り、生活が落ち着いた段階で、またバイクに乗り始めるライダーのこと。

 日本自動車工業会の2023年度二輪車市場動向調査報告書によると、2023年にバイクを新車で購入した人の年代別の割合は、50代が最も多く32.8%、そして60代が2番目に多い29%となっています。

 そして、40代が16.3%、70代以上が11.4%、30代が5.8%、20代が3.4%、10代が1.3%という結果。数字から見ても、実は50代、60代のライダーがとても多いことが分かります。
 
 一方でバイクはクルマとは異なり、全身を使って操縦する乗り物であるため、その分の体力や筋力を必要です。つまり、リターンライダーは体力に自信のある若者よりも、気をつけることが多いと言えるでしょう。

 では、安全にバイクを楽しむために、リターンライダーはどのような点に気をつければよいのでしょうか。

警察によれば、2023年中に東京都内で起きたバイクの死亡事故件数を年代別で見ると50代が最も多く、次いで40代が最も多い警察によれば、2023年中に東京都内で起きたバイクの死亡事故件数を年代別で見ると50代が最も多く、次いで40代が最も多い

 警察によれば、2023年中に東京都内で起きたバイクの死亡事故件数を年代別で見ると50代が最も多く、次いで40代が最も多いとのこと。

 この年代のライダー人口が特に多いということもあるため、一概には言えませんが、リターンライダーの増加が影響しているとも考えられます。

 年齢を重ねると体力や筋力だけでなく、バランス感覚や反応速度など、あらゆる運動神経が低下していきます。そのため、リターンライダーは運動神経の低下をしっかりと理解し、受け止めた上でバイクに乗ることが大切です。

 また、ここで重要なのは自分自身の身の丈にあったバイクを選ぶこと。「乗りたかった大排気量の大型バイクをやっと買える時がきた」と、若い頃から憧れていたバイクを満を持して購入する人もいますが、取り回しが大変であったり体力的に厳しく、買い替えを余儀なくされる事も少なくありません。

 では、バイク選びに失敗しないためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

リターンライダーがバイクを選ぶ際は、まずは250ccから400ccクラスを購入するのが無難リターンライダーがバイクを選ぶ際は、まずは250ccから400ccクラスを購入するのが無難

 まずひとつ目は、取り回しやすく軽いバイクを選ぶこと。

 リターンライダーがバイクを選ぶ際は、まずは250ccから400ccクラスを購入するのが無難だと言われています。そして体力、運転技術に自信が持てるようになった際に、排気量を上げていく事がオススメです。

 ふたつ目は、無理のないライディングポジションを取れるバイクを選ぶこと。

 スーパースポーツなどはハンドル位置が低く前倒姿勢になるため、首、腰、手首など体への負担も大きくなります。そのため、長時間は体力がもたなかったり、バイクを降りた後にも痛みが続いたりする場合があるため、自分自身にとって楽な姿勢で乗れるバイクを選ぶことがポイントです。

 そして3つ目は、安全装備の付いたバイクを選ぶこと。

 現在は義務化されているABS(アンチロックブレーキシステム)や、リアタイヤが空転していることを検知すると強制的にエンジンの回転を制御するトラクションコントロール。大型車なら、設定した速度を自動的に保ってくれるクルーズコントロールなど、安心を得られる最新の安全システムが搭載されたバイクを選ぶのも一案です。

体力が低下し、体が硬くなると怪我をしやすくなるため、日頃から体力づくりやストレッチなども心掛けたいところ体力が低下し、体が硬くなると怪我をしやすくなるため、日頃から体力づくりやストレッチなども心掛けたいところ

 また、走行する際にもいくつかの注意点があります。

 まず大切なことは、自分自身の身を守るための装備の装着を怠らないこと。ヘルメットはもちろん、ジャケットや胸部プロテクター、グローブなどの装備は、しっかりとしたものを選ぶ必要があります。また、体力が低下し、体が硬くなると怪我をしやすくなるため、日頃から体力づくりやストレッチなども心掛けたいところ。

 さらにバイクは慣れも必要なため、本格的な走行の前に練習をすることも大切です。交通量の少ない時間帯に走ってみたり、購入する前にレンタルバイクを試してみるのもおススメ。警察や教習所、メーカーが主催するライディングスクールはリターンライダーも参加できるため、久しぶりのバイクに不安を感じている人は、それらを利用してみるのも一つの手です。

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