ツーリング中に落下物発見! 一体どこに連絡するべきなのか?
バイクのニュース / 2024年8月29日 11時10分
バイクやクルマでの走行中にたびたび見かけることのある落下物には、ときに事故の原因となる危険性が存在しています。では実際に走行中に落下物を発見した場合、どこへ連絡をすればよいのでしょうか。
■落下物を発見した時はどこに連絡するべき?
バイクやクルマでの走行中、時々見かけることのある落下物。バイク乗りの中には、ツーリング時に落下物と遭遇したことのあるという人も少なくないのではないでしょうか。
落下物を発見した際に急ブレーキをかける行為は、事故に繋がる可能性があるため厳禁。事故の危険性を少しでも減らすためにも、周囲の安全を確認した後に避ける必要がある
たとえばバイクでの走行中、小さい落下物であれば避けることができるかもしれません。しかし角材などの木材類や、自動車部品の中でもタイヤなどの大きいものは避けることが困難なだけでなく、最悪の場合は重大な事故に繋がる危険性もあります。
また落下物を発見した際に急ブレーキをかける行為は、事故に繋がる可能性があるため厳禁。事故の危険性を少しでも減らすためにも、周囲の安全を確認した後に避ける必要があります。これは、もし自分自身が避けることができたとしても、後続車の事故や渋滞の原因になることが考えられるためです。
では、走行中に落下物を発見したらどこへ連絡すればよいのでしょうか。
前述のように落下物を避けたら安全な場所に停止したのち、非常電話もしくは「道路緊急ダイヤル(#9910)」へ連絡しましょう。このとき、同乗者がいる場合は同乗者から連絡をすることが推奨されています。
この道路緊急ダイヤル(#9910)とは、道路上の異状を発見した場合にする緊急通報先のことです。
国土交通省によると、道路緊急ダイヤルは道路の利用者が異状などを発見した際に、道路管理者に直接緊急通報できるような仕組みとなっている
国土交通省によると、道路緊急ダイヤルは道路の利用者が異状などを発見した際に、道路管理者に直接緊急通報できるような仕組みになっているとのこと。つまり、道路の異状に対して迅速な対応を図るための連絡先というわけです。
またNEXCO中日本の公式サイトでは、実際に道路緊急ダイヤルへかけることになった場合の使い方について説明されています。
まず落下物などの異状を発見した場合は、道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡し、自動音声ガイダンスに従って、異状を見つけた高速道路を選択します。選択後に道路の管理者へと繋がるため、そこで異状の状況を伝えるという流れです。
急通報に該当する道路の異状として「道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れ」などがある
ちなみに緊急通報に該当する道路の異状として「道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れ」などが挙げられています。つまり、これらに該当する道路の異状を見つけた際は、道路緊急ダイヤルへ連絡する必要性があると言えるでしょう。
なお、道路緊急ダイヤルは24時間受け付けています。「国土交通省が管理する国道・都市高速道路すべての道路」でつながり、固定電話やスマートフォンなどの携帯電話、PHS、公衆電話などから通報することが可能です。
また、本線上やトンネル内など各所に設置されている非常電話を使用して連絡することも可能です。くわえて、料金所またはサービスエリア・パーキングエリアの係員に伝えることも、落下物を伝える手段のひとつです。
落下物は、自分自身が避けることのできた状況であっても、そのまま放っておけば事故に繋がる危険性のある物です。そのため、落下物を発見した場合は迅速に通報することが求められます。
落下物への迅速な対応のほか、自分自身が積荷を落とさないようにすることも大切
さらに落下物への迅速な対応のほか、自分自身が積荷を落とさないようにすることも大切です。特にバイクは積荷が剥き出しの状態となるため、十分な注意が必要と言えるでしょう。
最大積載量を超えて載せていないか、ロープでしっかりと固定されているのかといった点だけでなく、長時間の走行の場合はサービスエリアなどを利用して定期的に荷物の様子を確認するなどの、”落とさない”ための心がけが求められます。
※ ※ ※
ちなみに、令和6年3月29日より「LINEアプリによる道路緊急ダイヤルの通報」も開始されているとのこと。利用するためには、 LINEアプリをインストールし「国土交通省道路緊急ダイヤル(#9910)」を友達登録する必要があります。そしてLINEトークよりステップを踏むと、通報が完了する仕組みとなっています。
ツーリングを安全に楽しむためにも、落下物を発見した場合の対応を知っておくほか、積荷を落とさないように確認を徹底するなど、日頃から心がけたいものです。
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