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クルマやバイクは洗車するけど、自転車は? 簡単キレイでメンテにも

バイクのニュース / 2024年9月6日 13時10分

暑くても寒くても、風の日も、たまに雨の日も……人によっては毎日のように乗っている自転車ですが、クルマやバイクのように、たまには洗車してはいかがでしょうか。不具合のチェックにもなり、キレイな自転車で走ると気分も上がります。

■とくに難しくもない洗車方法

 暑くても寒くても、風の日も、たまに雨の日も……人によっては毎日のように乗っている自転車ですが、クルマやバイクのように、たまには洗車してはいかがでしょうか。冬の寒い日は億劫ですが、暑い季節は打ち水にもなり、気分のリフレッシュにもなるかもしれません。そして自転車に不具合がないかどうか、チェックにもなります。

外を走る自転車は、思った以上に汚れている外を走る自転車は、思った以上に汚れている

 シティサイクル(ママチャリ)を洗車する人は意外と少ないようですが、外を走る自転車は思った以上に汚れています。舗装路だけを走っていたとしても、雨上がりの日などは路面の泥や粉塵をはね上げ、フレームの下やチェーンをはじめとする駆動部に砂などの細かい汚れが付着します。細かい砂などはチェーンの摩耗を進めてしまうきっかけにもなるので、定期的に洗車することは自転車を長持ちさせることにもなります。

 ママチャリの洗車はとくに難しいこともなく、基本的には水洗いでざっと汚れを落とし、台所用の中性洗剤を薄めた溶液をスポンジなどで軽くこすり洗いし、最後に水ですすいで乾いたタオルなどで水を拭き取れば完了です。

 専用のクリーナーなどもありますが、台所用の中性洗剤でも十分汚れは落ちます。また、作業の際はギアやワイヤーといった引っかかりやすいパーツもあるので、手袋などを使うことをオススメします。

 ちなみに、靴底が当たって黒い跡が残ることがありますが、気になって研磨剤やメラミンスポンジなどでゴシゴシ擦ってしまうと表面の塗装を傷つけることになるのでオススメはできません。

 なお、ロードバイクなどの高級スポーツ車も、基本的に洗車方法は同じですが、車種によっては特殊なコーティングや、電動コンポーネントなど特別なパーツが使われていることがありますので、自身で洗車する際は購入店などで注意点を確認しましょう。ロードバイクの専門店によっては洗車サービスが用意されていたり、最近では自転車洗車専門の店もあるので、利用を検討しても良いでしょう。

 ママチャリの洗車自体はそこまで難しく考えなくても実行できると思いますが、洗車後は必要な部分への注油を忘れずに。基本的には鉄同士が接触している箇所に潤滑油として注油することになるのですが、逆に「絶対に油を差してはいけない箇所」もいくつかあります。

 まず「前後輪のブレーキ周辺」はブレーキの利きが損なわれる可能性があるので、絶対に油がつかないようにしましょう。また、「前後輪の中心軸(ハブ)」と、ペダルの根元にある「ボトムブラケット」も注油厳禁です。それ以外のチェーンの表面やスタンドの可動部、動きの悪いカギなどは、普通に油を差しても問題ありません。

「ちょっと面倒だな……」と感じる場合は、濡れタオルで自転車全体を拭くだけでも、思った以上にくすみが取れてキレイになります。

 自転車に手をかければ愛着も強くなり、大事に乗るきっかけにもなります。何より、キレイな自転車で走ることは気分が良いものです。暑さ対策もしっかり行なったうえで、自転車の洗車を試してみてください。

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