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不十分って知ってた? ガソリンスタンドでのタイヤの空気圧チェック

バイクのニュース / 2024年9月12日 10時10分

バイクのタイヤの空気圧は最低でも1か月に1回のチェックが必要だとされています。気軽にエアータンクが借りられるガソリンスタンドでチェックをする人も多いと思いますが、それは正確ではありません。では、なぜガソリンスタンドでの空気圧チェックは、正確でないのでしょうか。

■ガソリンスタンドでの空気圧チェックより自宅でのチェックの方が正確?

 バイクのタイヤの空気圧は、安全に走行する上で、非常に重要な点検項目です。

 適切でない空気圧のまま走行してしまうと、ハンドリングや燃費の悪化、タイヤの偏摩耗などのトラブルが発生してしまうため、最低でも1か月に1回のチェックが推奨されています。自宅にエアゲージ付きの空気入れがある場合、基本的には自宅で空気圧をチェックする人が多いでしょう。

 一方、自宅に空気入れがない人は自宅以外の空気圧チェックができる場所を探す必要があり、その際に便利なのがガソリンスタンドです。

一部のセルフスタンドでは給油機の隣にエアータンクが設置してあり、バイクやクルマの空気圧チェックのために自由に使用することができる一部のセルフスタンドでは給油機の隣にエアータンクが設置してあり、バイクやクルマの空気圧チェックのために自由に使用することができる

 一部のセルフスタンドでは給油機の隣にエアータンクが設置してあり、バイクやクルマの空気圧チェックのために自由に使用することができるようになっています。

 これによって出先でも気軽に空気圧を確認することができ、バイクやクルマに乗る人にとって非常にありがたい設備となっています。

 しかし、ガソリンスタンドでのチェックだけでは、正しく空気圧を測ることができません。それは、ガソリンスタンドで空気圧をチェックする場合、走行直後のタイヤが温まっている状態でチェックすることになるからです。

 バイクやクルマのタイヤは、走行中の摩擦や変形の影響によって発熱します。実際に、しばらく走行した後のタイヤに触れてみると、ほんのり暖かくなっているのを感じることができるでしょう。

 タイヤが走行中に摩擦や路面の熱で温まるのに合わせて内部の空気も温まり、膨張することによって空気圧が上がります。そのため、ガソリンスタンドで走行直後に空気圧を測定すると、タイヤが冷えている時よりも高い値が表示されます。

 しかし公道で使用するタイヤのほとんどで指定されている空気圧は、タイヤが冷えている時のもの。そのため、タイヤが温まっている時に指定された空気圧になるよう調整しても、タイヤが冷えた時には内部の空気が収縮し、空気圧が下がってしまうのです。

公道で使用するタイヤのほとんどで指定されている空気圧は、タイヤが冷えている時のもの公道で使用するタイヤのほとんどで指定されている空気圧は、タイヤが冷えている時のもの

 そのため、空気圧チェックをガソリンスタンドでおこなうだけでは不十分。エアゲージのついたバイク用の空気入れは、手動のものであれば5000円以下、電動のものでも1万円以下から購入することが可能なため、自宅にひとつ用意しておくと良いでしょう。

 また、自宅で空気圧をチェックする際も走行直後ではなく、走行前に測るようにしてください。自宅に空気入れを用意することができない場合、自宅からもっとも近いガソリンスタンドを選ぶなど、タイヤの発熱を最小限にした状態で空気圧チェックをおこなうと良いでしょう。

 また、ガソリンを入れる前ではなく、入れた後に空気圧チェックをすると、よりタイヤが冷えた状態で空気圧をチェックすることが可能。特にロングツーリングの前や季節の変わり目には空気圧をチェックし、必要に応じて調整する習慣をつける事がおススメです。

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