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マフラーから火を吹いたり、爆発音がしたら要注意! アフターファイヤーとは?【バイク用語辞典】

バイクのニュース / 2024年9月1日 8時10分

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。

■故障の原因となる可能性も

 マフラーのサイレンサーから火を吹いたり、爆発音がしたりする現象のことを「アフターファイヤー」と言います。

吸排気のセッティングが原因で起こるアフターファイヤー吸排気のセッティングが原因で起こるアフターファイヤー

 アフターファイヤーはシリンダー内で燃え残ったガス(未燃焼ガス)がそのまま排気され、マフラー内の熱によって発火・爆発することで起こります。つまりアフターファイヤーが出るということは、吸排気のセッティングがうまくいっていないということです。

 アフターファイヤー自体が故障の原因になることはあまりありませんが、アフターファイヤーを起こす要因がエンジンにダメージを与えることは十分に考えられます。

 たとえば混合気があまりにも薄いという場合は、焼きつきを起こすかもしれませんし、点火異常の場合はバルブなどを傷づけることもあるでしょう。そのため、アフターファイヤーを起こしている場合は、なるべく早く原因を究明して調整することをおすすめします。

 バックファイヤーと混同されることがありますが、こちらはエンジン内の未燃焼ガスが爆発してキャブレターに逆流する現象で、まったく違うものです。

 なお、レース車輌などではアフターファイヤーが多く見られますが、これはスロットルのレスポンスや減速時の特性を重視しているために起こるものとなっています。

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