もしかして死語!? 一世を風靡したカスタムジャンル「アメリカン」【バイク用語辞典】

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。

■現在では「クルーザー」カテゴリーに統合!?

　ロー＆ロングスタイルを持つモデルの総称「アメリカン」。アメリカのメーカー「ハーレーダビッドソン」を思わせるスタイリングから、アメリカンと呼ばれています。

1990年代～2000年代前半にかけて高い人気を誇った「国産アメリカン」。左上から時計回りにホンダ「スティード400」、ヤマハ「ドラッグスター400」、スズキ「イントルーダー400」、カワサキ「バルカン400」

　ハーレーはアメリカのメーカーなので「アメリカン」と呼ばれることはあまりありません。

　1990年代～2000年代前半にかけて、ヤマハ「ドラッグスター」やホンダ「スティード」が一大ブームを作りあげました。この時「国産アメリカン」と呼ばれるようになったのが、そのルーツと言えるでしょう。

　近年ではあまり使われなくなってしまい、ホンダ・レブルやカワサキ・エリミネーターなどは「クルーザー」と呼ばれることが多いようです。