1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

何か守るべき基準はある? タンデムの後ろに乗る人の履物

バイクのニュース / 2024年9月18日 10時10分

サンダルを履いてバイクを運転することは、安全性の観点から推奨されていません。それは、タンデムで後ろに乗る人も共通なのでしょうか。

■運転者のサンダル着用によるリスクとは

 夏は暑いし短距離の移動ならいいかと、バイクに乗る際に、ライディングブーツやスニーカーではなく、サンダルを履いている人を度々見かける事があります。

 これは、夏の暑さが要因で安全性より快適さを優先した結果です。しかし安全運転を考えると、サンダルは足元の保護が不十分であり、ブレーキ操作やバイクのバランスを取る際に転倒などの原因となる可能性があります。

 よって夏の暑い日でも、万が一を考えて身軽なサンダルではなく、安全性の高い靴を履く必要がありますが、道路交通法ではどのように定められているのでしょうか。

バイクに乗る際は、夏の暑い日でも万が一を考えて身軽なサンダルではなく、安全性の高い靴を履く必要があるバイクに乗る際は、夏の暑い日でも万が一を考えて身軽なサンダルではなく、安全性の高い靴を履く必要がある

 結論から言うと、道路交通法では運転者の服装について明確に「サンダル禁止」とは書かれていません。しかし第8条法第71条第6号の規定により、「木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのあるはき物をはいて車両等を運転しないこと」と記載されています。

 加えて、道路交通法第70条第1項(安全運転の義務)には、「車両等の運転者は、ハンドルやブレーキなどの装置を確実に操作し道路交通状況や車両の状況に応じて、他人に危害を及ぼさない速度と方法で運転しなければならない」とあります。

 サンダルはその構造上、運転操作に支障を及ぼし事故につながる可能性があります。たとえば急ブレーキ時にサンダルが脱げてしまい、ペダル操作が遅れるといった危険性はゼロではありません。

 また、サンダルはスニーカーやブーツと比べて足の保護が弱いため、サンダルを履いて転倒した際に、アスファルトなどで足に大きな怪我を負う可能性もあるでしょう。

 さらに高温になったバイクのエンジンやマフラーが肌の露出部分に触れ、火傷をしてしまう可能性も高まります。加えて、走行中に飛んでくる小石によって、思わぬ怪我をしてしまう事も。

 こういったリスクを踏まえ、バイクに乗る際は安全のためにもサンダルを避け、スニーカーやライディングシューズなど、足全体を保護できる靴を着用することが求められます。

 なお、万が一サンダルが原因で事故を起こした場合は安全運転義務違反に問われ、罰則の対象となる点も留意しておきましょう。

■タンデムの後ろに乗る人の服装の決まりとは

 タンデムは、景色や風を共有し、一体感を味わえるバイクの醍醐味の一つですが、バイクに乗る時の服装は、運転者に比べて同乗者の方が軽視されがちです。

 タンデムするだけだからと、普段着のまま乗り込んでしまう人も少なくありません。

同乗者に対する具体的な服装規定はないため、サンダルやノースリーブといった軽装でも法律違反にはならない同乗者に対する具体的な服装規定はないため、サンダルやノースリーブといった軽装でも法律違反にはならない

 しかし同乗者に対する具体的な服装規定はないため、サンダルやノースリーブといった軽装でも法律違反にはなりません。

 ただし法律で禁止されていなくても、安全性の観点から同乗者の服装にも気を配る必要があります。 なぜなら、万が一の事故の場合、軽装では大きな怪我に繋がってしまうため。安全性を高めるためにも、運転者と同等の装備を着用することが重要です。

 たとえば前述のように、乗車時に熱を持ったマフラーに接触すると火傷のリスクがあります。マフラーの熱は、100度から200度に到達することも少なくありません。さらにタイヤやチェーンに巻き込まれないよう、足元には十分注意したいところ。

 タンデムで後ろに乗る人もサンダルではなく、くるぶしが隠れるようなバイク用ブーツ等を履くことがおススメです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください