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【知らなかった】そもそも国産バイク大手4社って一体どこ?

バイクのニュース / 2024年9月21日 15時10分

日本にはバイク大手の4メーカーがあり、それぞれに特徴や有名なモデルがあります。しかし、バイクにあまり詳しくないと「どのメーカーが該当するのかわからない......」という人も少なくありません。では国産バイクの大手4メーカーとは、どのメーカーをさしているのでしょうか。

■バイクライトユーザーは知らない人も多数!?国内のバイク大手4社とは

 日本は、世界的に有名なバイクメーカーが4社もあるバイク大国です。戦後の日本には、200以上のメーカーがひしめき合っていましたが、厳しい競争により徐々に淘汰されていき、現在の4大メーカーだけが生き残りました。

国内バイクメーカー4社(ホンダ・スズキ・カワサキ・ヤマハ)国内バイクメーカー4社(ホンダ・スズキ・カワサキ・ヤマハ)

 世界トップレベルの品質と性能を誇る日本のバイクは、海外の多くの国で販売されています。4大メーカーを合わせた世界の販売台数シェアは約5割弱というから驚きです。この数字から、いかに世界中の多くライダーから日本のバイクが信頼されているかがわかります。

 しかし、これから免許を取ろうとしているバイク初心者のなかには、どんなメーカーが日本にあるのか知らない人もいるかもしれません。同じバイクを販売する会社でも、特徴や個性にそれぞれ違いがあるので、メーカーごとの特色を理解しておくとバイクを選ぶときの参考になります。

 では、国産バイク大手4社には、どのようなメーカーが存在するのでしょうか。

 日本の4大バイクメーカーは、「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」の4社が存在します。ホンダとスズキは自動車の販売でも有名なので、クルマの免許を持っている人は名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。また、ヤマハは楽器や音響機器の製品も手掛けているメーカーなので、音楽活動に携わる人はお世話になったことがあるかもしれません。

 ホンダは国内・世界市場ともにシェア1位のバイクメーカーです。ホンダの代表作「スーパーカブ」をはじめとした、高性能で耐久性に優れたバイクをつくるメーカーとして定評があります。

ホンダはモータースポーツで培われた高い技術を市販車に数多く取り入れているホンダはモータースポーツで培われた高い技術を市販車に数多く取り入れている

 また、過去のGPレースで好成績を積み上げてきた歴史があり、モータースポーツで培われた高い技術を市販車に数多く取り入れています。そのため、他社では真似できないパワフルなエンジンをもったマシンをつくるメーカーとしても有名です。

 そしてホンダは、50ccのビジネスバイクから、1800ccクラスの大型ツアラーまで幅広いジャンルを手掛けており、ラインナップ数は国内メーカー最多を誇ります。なお、スーパーカブシリーズは2017年に世界生産累計1億台を達成し、この記録は現在も更新中です。

 そのほかのホンダの代表的なモデルには、ネイキッドモデルの「CB400 Super Four」や原付二種スクーターの「PCX」、リッタークラスのスーパースポーツ「CBR1000RR-R」などがあります。

 ホンダに次ぐ国内シェア2位がヤマハです。世界シェアも3位の座に君臨する世界的にも有名なバイクメーカーです。創業はバイクではなく楽器メーカーから始まりましたが、1955年にオートバイ部門が独立して現在の「ヤマハ発動機」が誕生しました。

ヤマハのバイクは「デザインのヤマハ」と称されるほど洗練された品のあるモデルが多いことで知られているヤマハのバイクは「デザインのヤマハ」と称されるほど洗練された品のあるモデルが多いことで知られている

 バイクのデザインは人気を左右する大きな要素ですが、ヤマハのバイクは「デザインのヤマハ」と称されるほど洗練された品のあるモデルが多いことで知られています。また、思いのまま操れる優れた操作性もヤマハの魅力で、「ハンドリングのヤマハ」と言われるほど多くのライダーから高く評価されています。

 ヤマハの代表モデルには、ビッグシングルのパイオニア「SR400」や、オフロードモデルの「セロー225」、2ストロークスポーツの「RZ250」などがあります。

 スズキは個性的なバイクを多くラインナップする、国内シェア3位のバイクメーカーです。もともとは織機メーカーとしてスタートしましたが、1952年からバイクの販売を開始しました。

スズキのクセの強い独創的なデザインに惹かれるユーザーも多く、世界中に熱狂的なファンがたくさん存在スズキのクセの強い独創的なデザインに惹かれるユーザーも多く、世界中に熱狂的なファンがたくさん存在

 スズキのクセの強い独創的なデザインに惹かれるユーザーも多く、世界中に熱狂的なファンがたくさん存在します。また、性能を維持しながらコストパフォーマンスに優れたバイクが多いのも特徴で、耐久性や走行性能が高く評価されているメーカーです。そのため、他のメーカーにはない個性的なバイクをリーズナブルな価格で購入できます。

 スズキの代表モデルには、斬新なデザインの「GSX1100S KATANA」や、アドベンチャーツアラーの「Vストローム250」、スーパースポーツの「GSX-R750」などがあります。また、50ccの原付のジャンルにも強く、「ハイ」や「アドレス」などのシリーズが有名です。

 カワサキは大型バイクを中心に力を入れているメーカーで、国内シェアは4位です。カワサキは100年以上の歴史をもつ企業で、造船をメインに機関車や飛行機、橋など幅広く事業を手掛けています。航空機用のエンジンの生産で培った技術を生かし、1953年に二輪車用エンジンの生産を開始したのが始まりです。

いつからか「漢(おとこ)カワサキ」というワードが定着し、ベテランライダーが好む硬派なバイクというイメージを持たれているいつからか「漢(おとこ)カワサキ」というワードが定着し、ベテランライダーが好む硬派なバイクというイメージを持たれている

 昔から大型バイクに注力していたカワサキは、国内4大メーカーで唯一、販売数が見込めるスクーターには見向きもしませんでした。そうしたなか、いつからか「漢(おとこ)カワサキ」というワードが定着し、ベテランライダーが好む硬派なバイクというイメージを持たれています。

 そんな独自路線を歩んできたカワサキですが、高い技術力を駆使して時代を先取りした歴史的名車を世界に数多く送り出してきました。代表的なモデルには「GPz900R(Ninja)」や「900Super4(Z1)」、「750RS(Z2)」などがあります。

※ ※ ※

 日本は、世界に誇れるトップクラスのバイクメーカーが4社も存在しているバイク大国です。同じバイクメーカーでも特色や強みがそれぞれ違うので、購入の際はそれらの要素も参考にしながらバイク選びをすると、自分にぴったりの愛車が見つかるかもしれません。

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