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MotoGP中上選手、2戦目のミサノも状況は変わらず「大きな前進が感じられない」【第14戦エミリア・ロマーニャGP】

バイクのニュース / 2024年9月24日 11時10分

MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGPが、2024年9月20日から22日にかけて、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行なわれました。MotoGPクラスにフル参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)は、スプリントを19位、決勝レースを17位で終えました。

■前回と変わらず、厳しい状況でフィニッシュ

 MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGPは、前戦サンマリノGPと同じくイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。つまり、2戦連続で、同じサーキットでMotoGPが行なわれたのです。また、サンマリノGP後には同地で公式テストが行なわれており、そうした状況から、苦しい状況が続くホンダの改善が期待されました。

【MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP】中上貴晶選手(#30/IDEMITSU Honda LCR)。決勝レースは20番手からのスタート。予選でのタイムも、現在のホンダの課題【MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP】中上貴晶選手(#30/IDEMITSU Honda LCR)。決勝レースは20番手からのスタート。予選でのタイムも、現在のホンダの課題

 ホンダは9月9日に行なわれたミサノでの公式テストで新しい空力デバイスを投入し、これによって、ライダーたちは大幅な、とは言わないまでも「若干の改善」を感じていました。

 ただ、中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)は、個数が足りないためにテストで使用したパーツをエミリア・ロマーニャGPで使うことができませんでした。中上選手の状況は、「1台のバイクはテストと似たような状態。もう1台の方は、先週のサンマリノGPで使用したベースとなるものから少しアジャストを加えたものを準備しています」というものでした。

 サンマリノGPでは、特に減速区間でのリアの跳ねに大きく苦しめられていましたが、今回もまた、同様の症状が発生しました。考えられる要因について中上選手は「電子制御でもセッティングでもない。おそらくエンジンかシャシーでしょう」と語っていました。今回もサンマリノGPと同じようなパッケージで走らざるをえなかったため、ある意味ではその症状は出るべくして出た、ということかもしれません。

【MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP】決勝レース、結果は17位だった【MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP】決勝レース、結果は17位だった

 中上選手はスプリントレースを19位、決勝レースを17位で終えました。MotoGP.comのインタビューでは週末を通して「厳しい」を繰り返しており、決勝レースのそれもまた、同様でした。そう表現するほかない状況なのでしょう。

「総括すると非常に厳しいサンマリノGPで、今週のエミリア・ロマーニャGPも、テストをしたにもかかわらず、大きな前進が感じられませんでした。エアロも、今回は個数が全く足りなくて、僕が試せなかったのは残念です」

「基本的には同じ問題を抱えてしまっています。正直、レースも厳しいものになったし、手応えは全くありませんでした。アジアラウンドが始まるので、気持ちを切り替えて、インドネシアでイチからスタートしたいと思います」

 ただ、ファクトリーチームであるレプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミル選手とルカ・マリーニ選手が、それぞれ11位、12位という今季の自己ベストリザルトでゴールしています。これがホンダとしての明るい話題になるのか、改善の兆しなのか、今後を注視していく必要があるでしょう。

 ヨーロッパでのグランプリはこのエミリア・ロマーニャGPをもって一区切りとなり、次戦からは「フライアウェイ」と呼ばれる、アジア、オーストラリアでの開催レースとなります。MotoGP第15戦インドネシアGPは、9月27日から29日にかけて行なわれます。

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