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意外な組み合わせ カワサキの過激な「JET SKI」に釣り仕様!? 国内導入が待ち遠しい!

バイクのニュース / 2024年9月25日 17時0分

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、カワサキの「JET SKI 釣り仕様」の国内導入が待ち遠しいと言います。どういうことなのでしょうか。

■カワサキ×釣り?

 カワサキの「ジェットスキー」の特徴は、グリーンのバイクがそうであるように、激烈な速さを備えているのが特徴です。3人乗りのモデルには、直列4気筒1.5リッターのユニットにスーパーチャージャーを組み込んだモデルがラインナップするほど速さにはこだわっています。とにもかくにも、超絶な速さ自慢なブランドなのです。

カワサキ「JET SKI ULTRA 160LX-S ANGLER」(ジャパンインターナショナルボートショー2024)カワサキ「JET SKI ULTRA 160LX-S ANGLER」(ジャパンインターナショナルボートショー2024)

 バイクもマリンも、負けず嫌いなのですね。母体が川崎重工ですし、戦闘(練習)機や旅客機を開発しています。それと因果関係があるのだと僕(筆者:木下隆之)は勝手に想像していますが、カワサキというメーカーは、とにかく過激なテイストに満ち溢れているのです。

 ただし、例外もあるようです。

 この春、国内導入を発表した「JET SKI ULTRA 160LX-S ANGLER」は、カワサキらしい速さを封印しているようです。あくまでフィッシングを目的とした「釣り仕様ジェットスキー」としてモディファイしているのです。速さが大好きなカワサキが、プカプカと浮くための釣り仕様を開発するなど、少々意外な気もしますね。

 もっとも、その作り込みに妥協はありません。フィッシングに必要なアイテムが備えられているのです。

 フロントにはロッドホルダーがボルトオンされています。釣り竿の落下防止用尻手ロープの接続フックも装備されています。

 リアのデッキを延長して、パイプラックが組み込まれています。大きなクーラーボックスも積載可能ですから、釣った魚を氷詰めしてマリーナに帰還することもできますね。

 こんなにコンパクトなジェットスキーなのに、本格的な魚群探知機も標準装備しています。ガーミンブランドの7インチカラー液晶モニターですから本格的です。

 心憎いアイテムにとしては、フラットで幅広のベンチシートに改良されていることです。ジェットスキーのシートは、体をホールドするために凹凸があります。大海原を疾走するときにはその形状は支えになるのですが、横向きになって釣りをするときには邪魔になります。ですから、比較的フラットなベンチシート形状にしているのです。些細なことかもしれませんが、そんな部分にもコストをかけて改良しているところが、釣り師の気持ちを理解している証拠ですね。

 それだけではありません。サイドにはフロートが追加されています。ジェットスキーを浮かべた際の安定性を高めているのです。フロアには滑り止めも敷かれていますから、立ち上がって釣果を狙うことも可能ですね。船に比べれば安定感では見劣りしますが、最低限の機能を盛り込んだフィッシングボートに変身するというわけです。

 ただ残念なのは、国内導入を発表したものの、あれから約1年が経過しますが、いまだに市販していないのです。海に囲まれた島国日本なのですから、しかもカワサキは日本のメーカーなのですから、一刻も早く日本の海に連れて来て欲しいものです。

 まさか、お蔵入りなのでは……?

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