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予選はマシントラブルでノータイム!? ピンチを乗り越えたEWC最終戦 ボルドール24時間レース レーシングライダー大久保光のレースレポート

バイクのニュース / 2024年10月3日 13時10分

レーシングライダーの大久保光選手が参戦した、EWC世界耐久選手権最終戦「ボルドール24時間レース」。そのレポート前編です。

■タイトなスケジュールにも予選に向けてフルコミット

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。

 世界耐久選手権(EWC)の最終戦も無事に終わり、今はモルドバに帰ってこの記事を書いています。モルドバは秋を感じられるような気候で、夏の暑さはすっかりなくなり、いよいよ冬も近づいてくるような感じです。
 
 世界耐久選手権の最終戦はフランスのポール・リカールサーキットで行われました。ボルドール大会とも呼ばれるこの最終戦ですが今回、私そしてチームがどのように戦ったかを書いていきたいと思います。

ピットで走行時間を待つチームエトワールのライダー達ピットで走行時間を待つチームエトワールのライダー達

 今回のレース2週間ほど前に、公式テストがあったのですが、私が所属するチームエトワールは時間の関係上、このテストには参加せずに、レースウィークからの走行となりました。

 レースウィークのスケジュールは火曜日に午前2時間、午後2時間のフリー走行。水曜日は車検があるだけの休息日で、木曜日の午前中に2時間のフリー走行、そして午後には予選1回目、その後は1時間のナイト走行。

 金曜日の午前中に予選2回目があり、土曜日は午後3時からレースがスタートするというスケジュールとなっていました。

 この走行時間をうまく4人のライダーで回すとなると、なかなかタイトなスケジュールでしたが、鈴鹿8耐の際に見つけたベースセットが、ポール・リカールサーキットにも思った以上にマッチして、あまりセットアップを変更しなくても、ある程度のところまではタイムを更新することができました。

EWC世界耐久選手権最終戦「ボルドール24時間レース」でポール・リカールサーキットを走る大久保光選手EWC世界耐久選手権最終戦「ボルドール24時間レース」でポール・リカールサーキットを走る大久保光選手

 私とチームメイトの渡辺一樹選手は、このサーキットでの走行経験があったため、亀井雄大選手と川崎祥吾選手の走行に時間を使い、火曜日のフリー走行は終了となりました。

 そして水曜日の車検やブリーフィングを終えると、木曜日は早速予選がスタート。しかしこの日は風がとても強く、コンディションが良いとは言えない状態でした。

 さらに、私の予選の時にマシントラブルが発生してしまい、そのまま転倒。1回目の予選は、1周もできないまま終了となりました。幸いメカさん達がしっかりと直してくれたおかげで、ナイト走行では問題なく走行することができたので一安心。

 2回目の予選では、まず予選を通過するべくしっかり1周を走り、予選通過タイムを出してピットイン。タイヤを新品に変えて、再度タイムアタックに臨みましたが、気合が空回りしてしまい上手くタイムを出すことができませんでした。

 しかしチーム的にはクラス3番手のタイムを獲得することができ、比較的良い形でレースに望むことができたので、良かったです。

インタビューを受ける大久保光選手インタビューを受ける大久保光選手

 また、別件となりますが現地でJ-SPORTのインタビューに呼ばれたのですが、なぜか監督枠と思われるところでインタビューが行われ、案の定質問内容も監督目線みたいなものが多く、少し戸惑いながらインタビューを受けたのは、ここだけの話(笑)

 さらにベルギーの耐久チーム、KM99を中心に世界耐久選手権の映画を作ることになり、そのインタビューにも呼ばれた為、行ってきました。

 慣れない雰囲気で緊張しましたが、とても良い経験ができました。映画の完成が楽しみで仕方ありません。

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