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ダメ絶対!! 自転車の「ながら運転」11月1日から罰則が科される

バイクのニュース / 2024年9月28日 15時10分

気軽に扱えて、毎日のように乗っている自転車だからこそ、つい油断してやってしまう「ながら運転」。そもそも自転車は様々な作業を同時に行なう複合運動です。何かをしながら自転車に乗ることは安全を犠牲にした危険な行為です。

■「歩きスマホ」ですら危ないのに……

 携帯電話を使いながら自転車を運転する、いわゆる「ながら運転」について、2024年11月1日から罰則が科されることになります。これまでも「安全運転義務違反」という枠で危険運転のひとつとされていましたが、そこからさらに一歩進んで、より厳格に取り締まり、罰則も強化されることになります。

スマホの確認や操作は、安全な場所で停車中にするよう習慣づけたいスマホの確認や操作は、安全な場所で停車中にするよう習慣づけたい

 その背景には、「ながら運転」による事故の増加があります。警察庁によると、「ながら運転」が原因となった人身事故の件数は、2021年93件、2022年110件、2023年139件と毎年増えています。この流れに歯止めをかけようと、2024年5月に自転車の「ながら運転」と「酒気帯び運転」への罰則を新設した改正道交法が成立し、11月1日から施行されることになりました。

 正直なところ、スマホを操作しながら自転車を運転するという行為がなぜできるのか、理解に苦しむところがあります。

 毎日乗っていると意識しなくなってしまうかもしれませんが、自転車に乗るという行為は、バランスを取って操作し、周囲の状況に気を配り、危険予測をしながらと、ほかの「ながら」が入り込む余地が無いほど様々なことに気を配る必要がある、複合的な行為です。そこにスマホの操作が追加された場合、他がないがしろになってしまったとしてもおかしくありません。

 ただ、自転車が「気軽に扱える乗りもの」だというところに落とし穴があることも理解できます。自分の力で進み、シンプルな操作のおかげで、自転車がまるで自分の手足の延長線上にあるように感じることがあります。

 人馬一体ではないですが、それが自転車に乗る面白味のひとつでもあるのですが、自転車の運転に対して過信することもあるでしょう。そんな勘違いをしてしまった時についやってしまいがちなのが「ながら運転」ではないでしょうか。

「自分は大丈夫」といった油断は禁物です。どんなに自転車の運転スキルが高い人でも、何かをしながら運転することは法律的に禁止されているだけでなく、予期せぬアクシデントを招く恐れがあるので絶対にやめましょう。

 なお、ハンドルに取り付けてスマホを固定することができるスマホホルダーなどもありますが、取り付けること自体は違反とはなりません。ただ、クルマと同様に、運転中に操作や注視して事故や危険を生じさると違反となります。

 画面の確認や操作は信号待ちなど停車している時に行ない、走行中は避けるよう習慣づけたいものです。

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