風のように駆け抜けろ!? ホンダのクロスオーバーモデル「NX400」にマルチで活躍する初心者ライダーの北向珠タが、乗ってみました！

女優、モデルなどマルチで活躍する北向珠タさんは、普通自動二輪免許を所有し、プライベートでも乗っているというバイク好き。もっとバイクを勉強するため試乗に挑戦！ 今回はホンダのクロスオーバーモデル「NX400」に試乗してみました。

■秋のツーリングにはもってこい！ クロスオーバーモデル「NX400」とは

　こんにちは！北向珠夕です。

　いやぁ最近はかなり涼しくなってきてやっとバイカーの季節がやってきそうな雰囲気がプンプンしていますね。

　ただ、東京の夏を舐めてはいけないことを私は知っています。東京には秋という概念がないので、乗れる涼しい日を狙って今のうちにバンバン乗るのが得策だと思います。

　そうしないと急に冬になりますから。まぁ、冬は冬でラーツーが更に捗るのでそれはそれで楽しみです。

　最近、初心者ライダーを名乗るのがそろそろ厳しくなってきたのではないかとヒヤヒヤしております（笑）

　でもやっぱりまだまだ初心の心は忘れたくないのでもう少し初心者ライダーを名乗らせていただきたいと思います。

ホンダのクロスオーバーモデル「NX400」に試乗します

　という訳で今回試乗させて頂いたのは『NX400』というホンダのクロスオーバーモデル！

　色はマットバリスティックブラックメタリックで特にタンクの部分がマット加工が施されてあるのがカッコいい！！

　初見で色の感想しか出てこない私はやはりミーハーなんでしょうか…笑

　でももう一つ、初見で気づいたことがあります。シートの横の凹み！！

見るだけで分かるニーグリップがしやすそうなタンク

　跨った時に絶対にニーグリップをしやすそうなのが見るだけで分かります。

　うんうん。確実に目が肥えてきている。

　正直、400ccの時点で私的には教習所での数々のトラウマが蘇り、乗ることにすら恐怖を覚えてしまうのですが、しかもNX400は新型の教習車になっているとか…これは尚更ガクブル案件です。

　でも…このシートなら安心して乗れそう…。

　という事で早速跨ってみます。

シート高は800mm、シートもスリムで足つき性が抜群に良い

　想像通り、足つきは抜群に良い。ものすごく強い風が吹かない限りは立ちゴケはしなさそうですね。
走り出してみると、ニーグリップもしやすい。

　しやすい、というより「したくなくてもしちゃう」そんな感じです。

■至れり尽くせりの機能も満載

　そして乗ってみて驚いたのが、液晶メーター！

直感的にも扱いやすい5.0インチTFTフルカラー液晶メーターを装備

　左ハンドルの近くに設定を変更できる4wayセレクトスイッチがあって、ぽちぽちっと押すと液晶メーターを操作できるんですね…なんてハイテク。

　しかも、調べたところによるとHonda RoadSyncというホンダが出しているアプリを使いBluetoothとスマートフォンを接続すれば、スマートフォンのマップやミュージックアプリの操作も可能なんだとか…。

　バイクもどんどんハイテクになっていて、私はもうついていけないレベルです…笑

　私の愛車のドラちゃん（ドラッグスター250）は完全アナログメーター。ガソリンの減りも分からない。そのおかげで先日、シンプルにガス欠しましたよ！！ 汗だくでガソスタまで押したのに…。

　…すみません、ついついNX400ccのハイテクさに嫉妬してしまいました（汗）

　でもそのくらい機能性が高いのです。

■走り出すと流石400cc、出力も抜群！

　走行中に気づいたのは、やっぱりUターンとなると、車体の重さが怖く感じました。足はつくけど、車体の重さは女性には少し頑張らないと支えきれないかもしれません。

バランスの良い車体は、ニーグリップもしやすいのでキツめのコーナーでも曲がりやすい

　でも走っている最中のバランス感は抜群に良く、ニーグリップも効きまくっているのでコーナーも曲がりやすい。

　聞いたところによると、NX400はオフロードの一種のフラットダートでも活躍できる優れものだそうで…。

　おいおい、欠点が見つけられないよ…！

　確かにオンロードにはもったいなくらいの扱いやすさです。NX400とならどんな道でも一緒に冒険できそうな予感がします。

縦型に2つ装備されている機能性が高いライトは、対向車にもしっかり存在をアピール出来るので安心感倍増

　あと最後にもう一つ気付いたのが、ライトです。縦型に2つ装備されているのですが、このヘッドライトが非常に明るく性能が高いのです。

　もう1人のライターの吉野七宝実さんがNX400を乗っている時に、前を走っていて気付いたのですが、日中でしかもかなり距離が離れていてもしっかりとライトの明るさが届くんですね。しかもサイドミラーで見ても全く邪魔にはならない。

　対向車にもしっかり存在をアピール出来るので、これはバイクに乗る上での大きな安心材料のひとつになるなと思いました。

オンロードだけではもったいなくらいの扱いやすさが魅力的

　NX400はもちろん正統派の乗り方も出来るし、遊び心を持って乗るにも申し分のない、ストライクゾーンが広すぎるバイクです。

　バイクのニュースさんで色々なバイクを試乗する度に、この世にはまだまだ自分の知らない魅力的なバイクがたくさんあるんだと思うと、未来が楽しみでなりませんね。
もちろん、愛車のドラちゃんが1番ではありますが！！

　そんなこと言うなら「さっさと大型免許取りなさい！」と編集長から声が飛んできそうです。

　いや、実際に飛んできています（笑）

「NX400」は、正統派の乗り方も出来るし、遊び心を持って乗るにも申し分なし

　次回、北向は大型免許を取っているのか…。そして教習所でのトラウマとは一体なんなのか…。また、レポートしていきたいと思います。

　いつも最後まで読んでいただきありがとうございます！

　では、また〜！

■ホンダ NX400
全長×全幅×全高：2,150×830×1,390mm
シート高：800mm
軸距：1,435mm
最低地上高：150mm
車両重量：196kg
エンジンタイプ：水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 直列2気筒
総排気量：399cc
内径×行程：67.0×56.6mm
圧縮比：11.0
最高出力：34kW（46PS）/9,000rpm
最大トルク：38Nm/7,500rpm
始動方式：セルフ式
変速機形式：常時噛合式6段リターン
燃料タンク容量：17L
タイヤ：前 110/80R19M/C 59H、後 160/60R17M/C 69H
ブレーキ形式：前 油圧式ダブルディスク、後 油圧式ディスク
フレーム：ダイヤモンド
懸架方式：前テレスコピック式（倒立サス）、後 スイングアーム式（プロリンク）
乗車定員：2名
■メーカー希望小売価格：89万1000円（消費税込）