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説明できる? 点滅信号の示す意味

バイクのニュース / 2024年10月10日 10時10分

交通量の少ない交差点で運用されている点滅信号。点滅信号のルールを理解せずに運転をしてしまうと、大きな事故に繋がる可能性があります。では、点滅信号にはどのような意味があるのでしょうか。

■見たことある?知っておきたい点滅信号の意味

 バイクやクルマで道路を通行する際に、必ず守らなければならないのが信号です。

 歩行者であっても車両であっても「信号機の信号等に従う義務」があり、道路交通法第七条では「道路を通行する歩行者等又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等(前条第一項後段の場合においては、当該手信号等)に従わなければならない」と明記されています。

 信号には役割があり、交通を整備してクルマ同士あるいはクルマと歩行者などの「交通事故を防止する」こと、各道路の交通量に応じて適したタイミングで動作し「車両の流れをスムーズにする」こと、そして流れをスムーズにすることで車両の停止回数を減少させ、排気ガスや騒音などが必要以上に出ないよう「交通環境を改善する」ことなどの役割が挙げられます。

 このような役割を持つ信号の中には、交通量の少ない交差点や、夜間時に運用されている「点滅信号」というものが存在します。

 点滅信号には「黄色点滅信号」と「赤色点滅信号」の2種類があり、運用される地域によってさまざまですが、一般的に午後10時から午前5時ごろに点滅信号が運用されていることがほとんどです。夜間はあまり走行しない人の中には、点滅信号がどのような意味を持っているのか忘れてしまったという人もいるでしょう。

 では、点滅信号にはどのような意味があるのでしょうか。

点滅信号には「黄色点滅信号」と「赤色点滅信号」の2種類がある点滅信号には「黄色点滅信号」と「赤色点滅信号」の2種類がある

 まず、黄色の点滅信号について。道路交通法施行令第二条によると、黄色点滅信号の意味は「歩行者等及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること」と規定されています。
 
 黄色点滅信号には、法令上一時停止の義務はありません。しかし「他の交通に注意して進む」ことが求められているため、他のクルマや歩行者の存在を確認し、安全に対応することのできる状態で通行する必要があります。

 つぎに、赤色点滅信号について。赤色点滅信号の意味として、道路交通法施行令第二条では「歩行者等は、他の交通に注意して進行することができること」「車両等は、停止位置において一時停止しなければならないこと」と規定。

 赤色点滅信号のある場所では、黄色点滅信号とは違い、クルマは信号機や停車線の前で必ず一時停止をおこなうことが求められます。これは「止まれ」の標識と同様で、「注意して徐行しながら進む」といった意味ではないため覚えておいてください。
 
 もし点滅信号を無視した場合は通常の信号無視と同様に罰則があり、違反点数は通常の信号無視と同様の2点です。

点滅信号が運用されている交差点では、多くの事故が発生している点滅信号が運用されている交差点では、多くの事故が発生している

 なお、点滅信号が運用されている交差点では、多くの事故が発生しています。

 例えば、過去に岡山県では早朝の点滅運用時間帯に交通事故が多く起こったことから、点滅信号の運用時間が変更されました。

 実際に岡山県警察の公式HPには、夜間点滅信号の運用時間の変更について「午前6時までの信号機の点滅運用を午前5時までに短縮する」と記載されています。

 このような事態を防ぐためには、点滅信号が運用されている交差点を利用する際は、警戒心を忘れずに運転をすることが重要。また、不安に感じている人はこの機会に一度、交通ルールについて調べ直してみるようにしましょう。

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