あの有名なシリーズが原付二種で乗れるって本当!?
バイクのニュース / 2024年10月5日 9時10分
「大型自動二輪の免許は持っていないけど、あの大型バイクに乗ってみたい」と思ったことは誰しも一度はあるのではないでしょうか。実は、各メーカーの有名なバイクシリーズが、原付二種にもラインナップされていることを知っていますか。
■有名なバイクシリーズが原付二種で乗れる!
メーカーの顔、象徴とも言える名車や名シリーズはどのメーカーにもありますが、そのように言われるには理由があります。各メーカーの技術力、情熱を惜しみなく注ぎ込み作られたそれらは、確かにバイク業界を牽引し、歴史を作ってきました。
そして、そのような最新技術や性能、品質の高さを最大限魅せるために、メーカーのフラッグシップモデルは、大排気量の大型バイクであることがほとんでです。しかし、各メーカーの有名なバイクシリーズが、原付二種にもラインナップされていることを知っているでしょうか。
ホンダの原付二種スポーツバイク「CB125R」
ひとつ目はホンダ、CBシリーズの「CB125R」。CBシリーズは、ホンダのロードスポーツモデルの中でも特に人気のシリーズであり、最も長い歴史を持つシリーズです。
1959年に誕生した初代「CB92」を筆頭に、次々と“CB”の冠を掲げたモデルが登場しました。量産車初の並列4気筒エンジンを搭載し、“ナナハンブーム”を巻き起こした「CB750 Four」や、4サイクル250ccクラスでは初めてのスーパースポーツであった「Dream CB72 Super Sport」など、時代を先取る数々の名車を産み出してきました。
過去のモデルを含めるとその数は30を超えますが、現行モデルは現在、トップエンドにふさわしい圧倒的な存在感を放つスーパーネイキッド「CB1300 SUPER FOUR」、そのハーフカウル仕様「CB1300 SUPER BOL D’OR」、そしてCB1300のポテンシャルをさらに引き出すためワンランク上のパーツが装備された「CB1300 SUPER FOUR SP」、「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」、コンパクト&ダイナミックなスタイリングを継承する「CB650R」、“Honda E-Clutch”を搭載した「CB650R E-Clutch」、そして原付二種である「CB125R」があります。
「CB125R」は、こだわり抜かれた装備でクラスを超えた本格的な走りを実現。軽量コンパクトな車体と相まって、よりスムーズな加速感を得られます。
スズキの原付二種スポーツバイク「GSX-R125 ABS」
ふたつ目は、スズキ、GSX-Rシリーズの「GSX-R125 ABS」です。GSX-Rシリーズは、レースで培った先進技術をつぎ込んだ、軽量、高出力な高性能スポーツバイクのシリーズです。
初代は1984年に誕生した400ccの「GSX-R」。1985年には「GSX-R750」が、そして1986年には、GSX-R750の兄貴分で排気量を1100ccまでアップさせたフラッグシップモデル「GSX-R1100」(輸出車)が発売されました。同モデルは生産終了を挟みながらモデルチェンジを繰り返し、2017年のモデルチェンジで初めて日本仕様を設定し、名前も「GSX-R1000R」に変わりました。
1987年には、シリーズ最小排気量の「GSX-R250」が誕生、さらにGSX-R750が新設計の水冷式DOHCエンジンを搭載しフルモデルチェンジをした1992年、その600cc版である「GSX-R600」が誕生しました。
そして、2018年にGSX-Rシリーズの末弟として原付二種の「GSX-R125」が登場。力強い加速力と軽快なハンドリングで小排気量ながら日常で爽快な走りを楽しめると人気を博しています。
現在、現行モデルは、「GSX-R125 ABS」、「GSX250R ABS」のみで、フラッグシップモデルである「GSX-R1000R ABS」も、「平成32年排出ガス規制」の影響を受け、2022年に国内生産終了が発表されています。
ヤマハの原付二種ロードスポーツモデル「YZF-R125」
最後は、ヤマハ、YZFシリーズの「YZF-R125」です。YZF-Rシリーズは、ヤマハの中で最もスポーティなスーパースポーツタイプのシリーズです。その最上位に位置する「YZF-R1」は、レースの世界でも活躍するフラッグシップモデル。ヤマハの持つ技術・知識・経験が惜しみなく投入され、メーカーを象徴する1台でもあります。
爽快な走りを楽しめるYZFシリーズの特徴は、どっしりと重厚感のあるアグレッシブなデザイン、そして扱いやすい出力特性、高い走行性能などが挙げられますが、ライナップの多さも見逃せない魅力のひとつです。
現在ホームページに記載されている現行モデルだけでも、排気量1000ccのYZF-R1を筆頭に、その上位モデルである「YZF-R1M」、さらに700ccクラスの「YZF-R7」、300ccクラスの「YZF-R3」、250ccクラスの「YZF-R25」、155ccクラスの「YZF-R15」、そして原付二種である125ccクラスの「YZF-R125」と、7モデルも存在しています。
その中でも、YZF-R3、YZF-R25は、スポーティな走りと扱いやすさのバランスが抜群で毎日気軽に楽しめるスーパーバイクとして人気の高いモデルです。そんな中、2023年にさらにその下をいくクラスである125ccのYZF-R125が誕生しました。上位モデル並みの装備を携え、軽やかな車体を活かした軽快な走りと切れ味のよいハンドリングが好評で、こちらもスポーツ走行を好むライダーに人気です。
※ ※ ※
ホンダのCBシリーズ、スズキのGSX-Rシリーズ、ヤマハのYZFシリーズは、メーカーを代表するシリーズですが、原付二種の車種も存在します。シリーズの特徴を継承しながらも小排気量ならではの扱いやすさもあわせ持つ、魅力たっぷりの1台を試してみませんか。
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