大手4社シリーズ!! ホンダのバイクの特徴は？

バイクのニュース / 2024年10月7日 9時10分

国産の大手バイクメーカーとして、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社が存在していることはよく知られています。では、そのうちの1社であるホンダのバイクにはどのような特徴があるのでしょうか。

■質が高く、信頼性抜群のホンダのバイク

　国内はもちろん世界的にも有名なメーカーが4つもある日本は“バイク大国”と言えますが、その中でもトップをいくのがホンダです。

　FOURINの「世界二輪車統計年刊 2023」によると、2022年のメーカー別世界二輪車販売台数シェア率は1位の33.8％。2位のHero MotoCorpが9.6％なので、ホンダがいかに世界のバイク市場を牽引するリーディングカンパニーなのかが分かります。

ホンダは、世界二輪車販売台数シェア率は1位を長年維持しているホンダは、世界二輪車販売台数シェア率は1位を長年維持している

　しかし、なぜそれほどホンダのバイクは人気があるのか、売れているのかと気になる初心者ライダーはいるのではないでしょうか。

　では、ホンダのバイクにはどのような特徴があるのでしょうか。

　まず、ホンダのバイクの特徴として、高性能で強力なエンジンを搭載していることが挙げられます。ホンダは、モータースポーツの発展、振興を掲げており、MotoGP、全日本ロードレース選手権をはじめとする国内外の数々のレースに積極的に参戦し、多くの栄光を手にしてきました。モータースポーツ活動はホンダの企業文化です。

　そして、創業者の本田宗一郎が「勝っておごることなく、勝った原因を追究して、その技術を新車にもどしどし入れていきたい」とレース参戦への意義を語っているように、レースで培った技術を惜しみなく市販車にフィードバックすることで、質の高いバイクを次々と産み出しています。

　このように高性能、高品質という特徴に加え、壊れにくく扱いやすい、さらに疲れにくいとも言われるホンダのバイクは、“優等生”と呼ばれることが多いようです。そのため、初心者ライダーや、小柄な女性ライダーにホンダのバイクをすすめるというベテランライダーも多いのだとか。さらに、教習所のバイクにもホンダのバイクを採用するところは多く、このことからも、どれほどホンダのバイクが扱いやすいかが分かるのではないでしょうか。

大型のスポーツクルーザー「ゴールドウイング」

　ふたつ目のホンダのバイクの特徴は、他のメーカーと比べてみてもラインナップが豊富に取りそろえられている点です。最大メーカーだけあって、ラインナップも最多。排気量50ccクラスの原付スクーターからゴールドウイングといった1800ccを超える大型のスポーツクルーザーなど、あらゆるユーザーのニーズを幅広く網羅した車種が揃います。

■ホンダの代表的なモデルにはどのような車種があるのか

　ホンダのバイクと聞いて1番に思い出されるのはスーパーカブと言ってもよいでしょう。バイクに乗らないという層でさえ、カブなら知っているという人も多いようですが、実際にスーパーカブは世界中で爆発的にヒットした商品です。

2017年には全世界累計生産台数が1億台を突破スーパーカブシリーズ

　50ccクラスから125ccクラスまで展開し、種類も豊富なスーパーカブシリーズですが、2017年には全世界累計生産台数が1億台を突破。「世界で最も売れたバイク」としてギネスブックに登録されましたが、今なお売れ続け、記録を更新中です。

　誰でも簡単に乗れるバイクを作ることを目標に開発されたスーパーカブは、扱いやすさはもちろん、耐久性や燃費のよさにも定評があります。
　
　バイク需要の高い東南アジア市場においてもホンダのスーパーカブは人気ですが、抜群の燃費のよさに加え、推奨されるオイル交換のサイクルを気にしていなかったり、質の悪いオイルを使っていたりと、日本に比べる多少手荒な使い方をされることも間々あるようですが、そんな状況でも変わらず日常の足として活躍するタフさを持っています。

　また、ホンダのバイクを語る上で「CBシリーズ」も欠かせません。ホンダのロードスポーツモデルで最も長い歴史を持つ“CB”ブランドは、1959年に誕生した「ベンリイCB92 スーパースポーツ」からスタートしました。

ホンダの2022年まで生産されたロングセラーのネイキッド「CB400 Super Four」