【MotoGP2024第16戦日本GP】スプリント初優勝を狙うルーキー・アコスタが転倒 ドゥカティ勢が7位まで独占

MotoGP2024第16戦日本GPのQ2、スプリントレースが2024年10月5日にモビリティリゾートもてぎで行なわれました。

■ルーキーのペドロ・アコスタ選手がポール獲得

　MotoGP2024第16戦日本GPのQ2、スプリントレースが2024年10月5日にモビリティリゾートもてぎで行なわれました。

予選Q2で転倒したランキングトップのホルへ・マルティン選手（プリマ・プラマック・レーシング）

　予選Q2終盤にランキングトップのホルへ・マルティン選手（プリマ・プラマック・レーシング）が転倒、結果11位で予選を終了。

自身初となるMotoGPポールポジションを獲得したペドロ・アコスタ選手（レッドブルGASGASテック3）

　また、マルク・マルケス選手（グレシーニ・レーシングMotoGP）は、一時コースレーコード樹立と思われましたが、コース外走行のためタイムがキャンセルされました。

　Q2トップタイムの1:43.018を記録した ペドロ・アコスタ選手（レッドブルGASGASテック3）は、自身初となるMotoGPポールポジションを獲得し、スプリントレースに挑むことになりました。

2024年でMotoGPレギュラーライダーを退く中上貴晶選手（イデミツ・ホンダLCR）は21番手スタート

　フランチェスコ・バニャイア選手（ドゥカティ・レノボ・チーム）は予選2位、3位にはスプリントレース2度目の優勝を目指すマーベリック・ビニャーレス選手（アプリリア・レーシング）が並びました。

　なお、2024年でMotoGPレギュラーライダーを退く中上貴晶選手（イデミツ・ホンダLCR）は、21番手からポイント獲得を狙うことになりました。

■スプリント初優勝を狙うペドロ・アコスタ選手がまさかの……

　気温20度で始まったスプリントレースは、雨の心配もありながらも厚い雲に覆われた中でスタート。

気温20度の中行われた日本GPスプリントレースの様子

　後方からスタートダッシュを決めたホルへ・マルティン選手は一気にジャンプアップ。残り10周で予選トップのペドロ・アコスタ選手がフランチェスコ・バニャイア選手を抜きトップに。

レギュラーライダー最後の日本グランプリスプリントレースを走る中上貴晶選手。残り8周でヨハン・ザルコ選手（カストロール・ホンダLCR）にインに入られ接触転倒、リタイアでレースを終えています

　残り8周の2コーナーで中上貴晶選手がチームメイトのヨハン・ザルコ選手（カストロール・ホンダLCR）にインに入られ接触転倒。レギュラーライダー最後の日本グランプリスプリントレースをリタイヤで終えています。

熾烈なトップ争いを演じたペドロ・アコスタ選手（#31）とフランチェスコ・バニャイア選手（#1）

　残り5周トップ3台、ペドロ・アコスタ選手は、フランチェスコ・バニャイア選手、エネア・バスティアニーニ選手（ドゥカティ・レノボ・チーム）のドゥカティワークス勢の前を先行、4位マルク・マルケス選手との差を1.613秒差としました。

　残り4周トップを走るペドロ・アコスタ選手が転倒、フランチェスコ・バニャイア選手がトップに。スプリント初優勝を狙ったペドロ・アコスタ選手はここでレースを終えることとなりました。

レース終盤で激しい2番手争いを見せたエネア・バスティアニーニ選手（#23）と3番手マルク・マルケス選手（#93）

　残り2周、2番手エネア・バスティアニーニ選手と3番手マルク・マルケス選手によるコーナー毎に順位を入れ替える激しい2番手争いが勃発。

スプリントを制したフランチェスコ・バニャイア選手（中央）、2位のエネア・バスティアニーニ選手（左）、3位のマルク・マルケス選手（右）

　勝負はラストラップに持ち越されましたがドゥカティ3台の差は、ほとんどないままゴールラインを通過。優勝は、フランチェスコ・バニャイア選手、2位にエネア・バスティアニーニ選手、3位にマルク・マルケス選手が入賞しています。