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知ってる? 国内二輪メーカーを代表するバイクシリーズ

バイクのニュース / 2024年10月8日 9時10分

ホンダ、スズキ、カワサキ、ヤマハ......日本には大手バイクメーカーが4社あります。では、それぞれのメーカーを代表するバイクシリーズはあるのでしょうか。

■各メーカーを代表するバイクシリーズって?

 日本のバイクメーカーは戦後200社以上あったと言われていますが、激しい競争により現在の4社だけが残りました。それが、「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」の4大メーカーです。

 どのメーカーも代表モデルといえるヒット作を生み出し、それをシリーズ化し会社の軸となって成長してきた歴史があります。いわば、多くのライダーを魅了してきた企業の顔とも呼べるバイクが各メーカーにはあるというわけです。

 では、バイクの4大メーカーの代表的なバイクシリーズにはどのようなモデルが挙げられるのでしょうか。

◾️ホンダ CBシリーズ

Benly CB92 Super Sport125Benly CB92 Super Sport125

 ホンダは、国内・海外ともにシェア1位を誇るバイクのナンバーワン企業。1958年登場のスーパーカブシリーズがあまりにも有名ですが、もうひとつホンダを象徴するブランドとして「CBシリーズ」が挙げられます。

 車名に初めてCBを冠したモデルが1959年の「ベンリィCB92」です。125ccの空冷並列2気筒エンジンを搭載、最高速度130km/hをマークし、現代で言うスーパースポーツに相当するモデルでした。

 その後、ホンダのロードスポーツ全般にCBの名が与えられていきます。そしてCBの名を不動のものにしたのが、量産車世界初となる直列4気筒エンジンを搭載した1969年登場の「CB750F」です。

 1978年には、CBを超えるCBとして1047ccの並列6気筒エンジンを搭載した「CBX」がデビューし、多くのライダーに衝撃を与えました。また、1983年にはCBの派生モデルとして「CBR400F」が登場。初代モデルこそネイキッドスタイルでしたが、その後CBRシリーズはフルカウルのスポーツモデルとして地位を確立していきました。

 ちなみに、これまで多くの教習所では「CB400 SUPER FOUR」を普通自動二輪免許の教習車として採用してきたので、お世話になったことがある人も多いかもしれません。

ビッグネイキッドスポーツ「CB1300 SUPER FOUR」ビッグネイキッドスポーツ「CB1300 SUPER FOUR」

 このように60年以上の歴史をもつCBシリーズですが、現在でもビッグネイキッドスポーツの「CB1300 SUPER FOUR」やビッグスポーツツアラーの「CB1300 SUPER BOL D’OR」、ロードスポーツの「CB650R」、原付二種スポーツの「CB125R」など数多くラインナップしています。

 またCBRシリーズでは、スーパースポーツの「CBR1000RR-R」を筆頭に「CBR650RR」や「CBR250RR」、スポーツモデルの「CBR650R」「CBR400R」など、多彩なラインナップが魅力です。

◾️カワサキ Ninjaシリーズ

1984年登場の北米仕様の「GPZ900R」1984年登場の北米仕様の「GPZ900R」

 ビッグバイクを中心に展開しているカワサキ。その名を世界に知らしめたZシリーズが有名ですが、ちょっと変わったネーミングの「Ninjaシリーズ」もカワサキを代表するモデルです。

 Ninjaの初代モデルとなったのは、1984年登場の北米仕様の「GPZ900R」です。カワサキの現地法人スタッフがGPZ900Rを見て車名を「Ninja(忍者)にしたい」と言い出したことがはじまり。排気量908ccで最高出力115psを発揮、最高速度240km/h以上、ゼロヨン加速10秒台をマークし、世界最速の座を手に入れたモデルです。

 初代GPZの大ヒットを受けて、その後継機のスポーツモデルを中心にNinjaの称号が与えられるようになり、続々と新型モデルが発売されてきました。また、カワサキならではのライムグリーンのカラーリングもNinjaシリーズの特徴のひとつです。

スーパースポーツ「Ninja ZX-10R KRT」スーパースポーツ「Ninja ZX-10R KRT」

 なお現行のラインナップもNinjaシリーズは充実しており、スーパースポーツの「Ninja ZX-10R」や「Ninja ZX-6R」、扱いやすさを重視したスポーツモデル「Ninja 650」、そのエントリーモデル「Ninja 250」など多彩なジャンルから選ぶことができます。

◾️スズキ GSXシリーズ

TSCCを搭載した「GSX750E(1980)」TSCCを搭載した「GSX750E(1980)」

 50ccの原付から1000ccを超えるリッターモデルまで幅広く手掛けるスズキ。なかでも、4ストロークエンジンを搭載したロードスポーツモデルの「GSXシリーズ」は高い人気を誇ります。

 GSXシリーズのはじまりは、1980年の輸出車「GSX1100E」や、国内仕様の「GSX750E」「GSX400E」「GSX250E」といったモデルです。シリンダーヘッドにはTSCC(ツイン・スワール・コンバスチョン・チャンバー)を採用し、ライバルを圧倒する動力性能を見せつけました。

 その後もGSXは進化を続けていき、ロードスポーツをはじめ、高速ツアラーなど幅広いモデルを展開。また、スズキを代表するフルカウルスポーツの「GSX-Rシリーズ」といった派生モデルも生み出し、現在に至ります。

スポーツバイク「GSX-8R」スポーツバイク「GSX-8R」

 現行モデルでは、スポーツツアラーの「GSX-S1000GT」やスポーツバイク「GSX-8R」、フルカウルスポーツのエントリーモデル「GSX250R」、原付二種ながら本格スーパースポーツモデルの「GSX-R125 ABS」などバラエティに富んでいます。

◾️ヤマハ SRシリーズ

40年以上にわたって販売され続けた「SR400(写真:Final Edition)」40年以上にわたって販売され続けた「SR400(写真:Final Edition)」

 楽器や音響機器の販売も手掛けるヤマハは、洗練された質の高いデザインのバイクをつくるメーカーとして定評があります。ヤマハといえば、基本的なデザインを変えることなく40年以上にわたって販売され続けた「SRシリーズ」が有名です。

 1978年に初代モデルとなる「SR400」と「SR500」が同時に発売されました。とくに日本では普通二輪免許で乗れるSR400に人気が集中し、ビッグシングルのエンジンから生み出される独特な鼓動感と、その美しいスタイルで多くのライダーを魅了しました。

 しかし、排ガス規制のため2000年にSR500が生産終了となり、SR400にいたっては2021年に43年間という長い歴史に幕を閉じています。

 ちなみに、1980年代前半にアメリカンスタイルの「SR250」や「SR125」、1997年にはレッグシールドとリアキャリアを装備したビジネスモデルの「SR125B」も発売されました。しかし、現在はすべて生産終了となっています。

※ ※ ※

 日本のバイクの4大メーカーには、シリーズ化した名車が数多くあります。近年は排ガス規制の影響で生産終了となるモデルが多いですが、できる限りその名を残し続けてほしいものです。

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