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昔と全然違う!! 最新スニーカーを履くとレーサータイプのバイクに似ていた!?

バイクのニュース / 2024年10月9日 17時0分

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、ブルックスの最新のトレイルシューズを履いたら、まるでレーサータイプのバイクに似ていると言います。どういうことなのでしょうか。

■自然と駆け出したくなる

 僕(筆者:木下隆之)が高校生の時に、ちょっと裕福な友人がお気に入りで履いていたスニーカーブランドが「BROOKS(ブルックス)」です。貧乏学生だった僕にとってブルックスはただ憧れのシューズでした。ですが、次第にその名を聞くことも見ることもなくなっていきました。と言うのも、ブルックスはアメリカの老舗メーカーなのですが、輸入が途絶えたのです。それが5年前、大手シューズメーカーのアキレスがブランド権を取得し、販売を再開したのです。最近目にする機会が増えたのは、それが理由です。

ブルックス「カルデラ7」を履く筆者(木下隆之)ブルックス「カルデラ7」を履く筆者(木下隆之)

 高校生の時よりは多少は小遣いが増えたこともあり、長年憧れていたブルックスを履いてみることにしました。すると、時代の流れとは驚くばかり。履き心地が圧倒的に違ったのです。

 僕が購入したのはトレイル用の「カルデラ7」です。トレイルとは、森林や原野、あるいは里山などの歩道を行く旅のことです。足元の悪い道を歩くために適した細工が施されています。これまでストリート用のスニーカーしか経験がなかったので、本当に驚いたのです。

 ソールに衝撃吸収素材が仕込まれており、直立しようとしても後ろに倒れそうになります。踵の部分がとても柔らかいのです。それでいて、体が前傾姿勢になります。ソールがラウンドしているからです。つま先の部分がせり上がっているので、石や木の根っこなどにつまずく心配はなさそうです。底面のパターンは尖っており、苔むした森林でも、濡れた川岸などでも滑りにくいようです。

 本当に驚いたのは、体が陸上選手のクラウチング姿勢のように前傾することです。ですから自然に足が前に出るのです。ふいに駆け出しそうになってしまいました。

 この感覚は、レーサータイプのバイクに跨った感覚に似ていることに気かつきました。ホンダで言うなら「CBR」系、ヤマハならば「YZF」系、スズキで言えば「GSX」系、あるいは「Hayabusa」や「KATANA」でしょうか。カワサキならば「Ninja」系がこの感覚に近いのです。

 跨っただけで前傾姿勢になり、ハイスピードで駆け出したくなります。スロットルを開ければ自然に攻撃的なライディングになります。エイペックスを突き刺すかのようなあの感覚に、自然に誘ってくれるのです。

 そう言えばアキレスは、「瞬足」で一世を風靡しましたね。小学校の運動会では、左回りで徒競走します。そこに着目して左右非対称な構造になっており、全国の運動場がそうであるように、左旋回がしやすかったのです。小学生のほぼ全員が「瞬足」を履いていたような気がします。「カルデラ7」はそんなシューズを開発したアキレスらしくもありますね。

 最近のシューズは用途に合わせて履き心地が調整されています。それはバイクの世界に似ている気がします。ブルックスの「カルデラ7」でバイクに乗るのは相応しくありませんが、レーサータイプのバイクで、駆け出したくなるから不思議です。

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