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ツーリングシーズンに向けて知っておきたい! 運転中にスリップする原因とは

バイクのニュース / 2024年10月17日 10時10分

秋といえば絶好のツーリングシーズン。楽しく安全に走行するために、「スリップ事故」の要因について知っておくことがオススメです。では、バイクがスリップする要因として具体的に、どのような要因が挙げられるのでしょうか。

■秋は特に気をつけたい!バイクのスリップ原因とは

 昨今、朝晩は涼しさを感じられるようになり、だんだんと過ごしやすくなってきました。そうなると、ライダーにとっては待望のツーリングシーズンを迎えるため、いまから休みに合わせて旅の計画を立てている人も少なくないでしょう。

 ツーリングでは、ふだん走り慣れていない道路を走行することも多いため、いつも以上に慎重な運転が求められます。さらに紅葉を目指して山間部に向かう場合は、天候の急変にも注意しなければなりません。

 バイクのスリップ事故の要因はいたるところに潜んでいるとされていますが、具体的にはどのような点が挙げられるのでしょうか。

秋のツーリングでスリップを防ぐ為に気を付けたいのは「道路に散らばった落ち葉」秋のツーリングでスリップを防ぐ為に気を付けたいのは「道路に散らばった落ち葉」

 まず、秋のツーリングでは走りながら山あいの紅葉を楽しみたいという人も多いと思いますが、そこで気を付けたいのが道路に散らばった「落ち葉」です。

 道路は水はけをよくするために、中央付近から少しずつ傾斜になっています。そのため、道路の真ん中よりも道路の端に落ち葉がたまりやすく、道路の左端を走ることの多いバイクは落ち葉を踏んでスリップするリスクが高まります。
 
 とくに重なり合っている落ち葉は滑りやすく、さらに雨で濡れていると落ち葉から油分がしみ出して、より滑りやすい状態になるので非常に危険。

 紅葉のなかを走行する場合はどうしても視線が上に向きがちですが、路面の状況を確認して注意しながら運転することを心がけましょう。

山間部のツーリングで他に注意したいのが、「水溜まり」によるスリップ山間部のツーリングで他に注意したいのが、「水溜まり」によるスリップ

 山間部のツーリングで他に注意したいのが、「水溜まり」によるスリップ。天気予報では晴れとなっていても山の天気は変わりやすいため、現地に着いたら突然雨に見舞われることも珍しくありません。

 とくに大きな水溜まりに遭遇して走行する際は、タイヤが路面の水に浮いてしまう「ハイドロプレーニング現象」に要注意。ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間にミクロの水の膜ができ、グリップ力を失ってスリップしてしまう現象です。

 スリップを回避するには水溜まりを避けて走行するのがもっとも安全な方法ですが、どうしても難しい場合はタイヤが路面に接地するよう、十分に速度を落として走行しましょう。

■バイクをスリップさせる要因は他にもある!?

 アスファルト上の「砂」も、貯まっている場所にタイヤが乗り上げれば摩擦力が落ちて、スリップしやすくなってしまいます。

 たとえば海に近い道路や崖付近の道路では、窪みなどに砂がたまりやすくなるので注意したいポイント。特に年間を通じて強風が吹きやすい道路では、風に乗って砂が運ばれてくるので、どうしても砂がたまりやすくなってしまいます。

アスファルト上の「砂」も、貯まっている場所にタイヤが乗り上げれば摩擦力が落ちて、スリップしやすくなってしまうアスファルト上の「砂」も、貯まっている場所にタイヤが乗り上げれば摩擦力が落ちて、スリップしやすくなってしまう

 砂によるスリップを回避するには、水溜まりと同様に避けて通るのがベストな方法。とくにカーブの途中にある砂は、グリップ力を失ってすぐスリップにつながるリスクがあるので、十分に減速してから慎重に通過する必要があります。

 そのほか、ツーリング時に田舎道を走っていると、「未舗装」のダートや砂利道に出くわして通らなければならない場面に遭遇することもあるでしょう。未舗装路に対応していないノーマルタイヤでは、地面の小さな凸凹でもハンドルが左右に取られて転倒の原因になります。

 こうした荒れた道を走る場合は、フロントタイヤがほぼグリップしていない状態なので、フロントブレーキをかけると瞬時にタイヤが取られて転倒しやすくなります。そのため、使うのはリヤブレーキのみにとどめ、タイヤをロックさせないようにゆっくり操作するのがコツ。車体を安定させるために、両腕の力を抜いて姿勢を正し、ニイグリップを意識することもポイントです。

 また、「マンホールの蓋」と「グレーチング」も滑りやすい箇所の代表格。グレーチングとは、道路の側溝などの上にかける網目状の蓋のことで、両者はどちらも鉄できている場合が多いため、雨で濡れると一段と滑りやすくなってしまいます。

 交差点で曲がる際やコーナリングなどでは、できるだけ蓋を避けて走行するのが基本。とくにマンホールの蓋は道路のいたるところに設置されているので、速度制限を守るのはもちろん、常に目線を先に送り、マンホールの位置を確認しながら運転することが大切です。

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