鮮魚店のアジフライは美味しいに違いない!! 湯河原町でみつけた『食事処まつい』へ

アジと言えばアジフライ！　というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。湯河原町の鮮魚店の奥にある『食事処まつい』を訪れました。

■仕事終わりに、湯河原でみつけた鮮魚店へ

　美味しいアジフライを求めて、筆者（増井貴光）が愛車のホンダ「XR250」で走って来たのは神奈川県の湯河原町です。この日はイタリア生まれのバイクブランド「Benelli（ベネリ）」に乗るライダーのミーティング「BENELLI DAY 2024」が開催され、筆者は撮影のために会場となった『バイカーズパラダイス南箱根』で仕事をしていました。

『バイカーズパラダイス南箱根』から「椿ライン」経由で湯河原の街に降り、「湯河原駅」に向かう途中で見つけたのは「お食事処」のノボリが立つ「松井魚店」。店内から「食事処まつい」に入る

　70名を超える「ベネリスタ」が集まり、その日に出会った同じ車種に乗る人同士で仲良くなる様子を見たり、カスタム車両を撮影したりであっという間にイベント終了です。

　昼時にランチを食べ損ねた筆者は、かなり空腹です。バイカーズパラダイスのカレーも美味しいのですが、前の週末も取材中に食べたので、今回は他所で食べようと「大観山」経由で「椿ライン」を下り、一番近い街であろう湯河原町を目指します。

「湯河原駅」の近くなら美味しい食事ができる店もあるだろうと、とりあえず向かっていたところで目に留まったのが、「松井魚店」という鮮魚店に掲げられたお食事処のノボリです。

　鮮魚店の食事なら間違いないでしょ～!!　と、店の前にバイクを停めて、まだ食事ができるか訊いたところOKとのことなので、駐車場の場所を教えてもらい、そちらにバイクを停めて店に戻ります。

「松井魚店」の中に入ると、「本日のおすすめ」が書かれた立て看板が置かれ、冷蔵ショーケースでは塩辛などが販売されていた

「松井魚店」の奥へ進み、「食事処まつい」に入ります。テーブル席が4つでスペースはそれほど広くはありません。席についてメニューを見ると、「アジフライ定食」がバッチリあるではないですか！　迷わずに注文します。

　メニューを見返してみると「フライ盛り定食」も気になってきました。それに「東丼」に「東西丼」なんて丼物もあります。「東丼」はまぐろ漬け丼で、「東西丼」はまぐろと白身魚の漬け丼だそうです。こっちもお美味しそうです。

　焼魚と煮魚は「その日の入荷により変わる」という鮮魚店ならではのメニューで、この日はイサキ塩焼きに油カマス塩焼き、金目鯛の煮付けでした。金目鯛にも惹かれます。なんて考えているところへ「アジフライ定食」が出来上がってきました。

■トレーに並ぶ彩り豊かな布陣、ちょっと嬉しくなる

「食事処まつい」の「アジフライ定食」は、半身のアジフライが4枚です。付け合わせはキャベツとミニトマト、それにフライドポテトが添えられています。これまでかなりの数のアジフライ定食を食べてきましたが、フライドポテトが皿に並ぶ定食は初めてです。

「食事処まつい」の「アジフライ定食」は、彩りが綺麗で見ているだけで嬉しくなる定食

　小皿にはきゅうりの酢の物とサモサ的な揚げ物など。漬物が3種類。ご飯と練り物のお吸い物。そしてデザートにパウンドケーキまで。彩が良くて美味しそうな「アジフライ定食」です。

　アジフライは、普通サイズの半身が4枚で2尾分。薄めの衣でサクサクです。身は脂が乗っているという感じではないのですが、アジの旨みでしょうか、丁寧に調理した魚を食べてるなぁという感じで美味しいです。

　副菜も全て美味しくいただき、最後にパウンドケーキで口直しです。見た目の彩り、フライドポテトやパウンドケーキなど、食べていて嬉しくなる定食で、子供にも良さそうでした。

「松井魚店」、「食事処まつい」から徒歩1分ほどのところに、クルマ2台分の専用駐車場がある

　食事が終わって会計を済ませ、店先の冷蔵ショーケースを見ると塩辛などが並んでいます。こちらも美味しそうです。鮮魚店の作る漬け丼も興味があるので、また訪れようと思いながら湯河原の街を後にして、帰路に着く筆者でした。