悪路を駆け抜けたい! 各メーカーのオフロードバイクについて、ディーラーに聞いてみた
バイクのニュース / 2024年10月26日 9時10分
メーカーのホームページを見ただけでは、すぐには見つけにくい「オフロードバイク」。では、オフロードバイクに当てはまる車種は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
■知ってる?ホームページで見つけづらいオフロードバイク
一見オフロードバイクかと思いきや、実はそうでないバイクもあり、ホームページなどの写真などだけでは判断しづらいオフロードバイク。
そもそもオフロードバイクとは、整地されていない場所を走行することに特化しているバイクのことを指しています。では、各メーカーではどのような車種がオフロードバイクに当てはまるのでしょうか。
ホンダのオン・オフロードモデル「CRF250L」
まず、ホンダのディーラーに問い合わせたところ、「CRF」シリーズがオフロードバイクに近いとのことでした。しかし、排気量によっては完全なオフロードではないとの回答もあり、CRFシリーズの中でも「CRF250L」が一番オフロード向きであると担当者は話します。
実際にホンダのホームページを確認すると、CRF250Lはオフロードで走行することを前提に設計されているとの記述がありました。
CRF250Lは余計な装備を削ぎ落とし、シンプルに設計することで機動性がアップされています。低回転域からもパワフルに走行できる、エンジン性能を余すことなく発揮できるデザインです。
加えて、さらにオフロードに特化している「CRF250L〈s〉」というモデルも存在しています。CRF250Lよりもシート位置が高く、オフロード走行時のライディングポジションを安定させ、自由度を高めたバイクです。
このように、CRF250Lは本格的なオフロードバイクであるということがわかります。
ホンダの大型アドベンチャーモデル「CRF1100L Africa Twin」
ちなみに「CRF1100L Africa Twin」もオフロードというカテゴリに分類されるバイクですが、担当者は「ロングツーリング向きの車種である」と語りました。従って、同じCRFでも、オフロードバイクと呼べないバイクも存在するようです。そのため、ホンダでオフロード走行も可能なバイクを探している人は、CRF250Lを選択肢に加えるとよいでしょう。
次に、ヤマハのオフロードバイクについて、取材した店舗によると「ホームページで “アドベンチャー” のカテゴリーに入っているものは、オフロードバイクとして見てよい」とのことでした。
ヤマハのホームページを確認してみると、アドベンチャーとしてカテゴリーされているバイクは「テネレ700」の1種類のみ。つまり、今現在オフロードバイクとして扱われているのは、テネレ700のみであると考えられます。
ヤマハのアドベンチャーモデル「テネレ700」
テネレ700は、開発初期段階で「オフロードモデル寄りの商品開発をしよう」という話からスタートしたバイクであり、オフロードとしての使用比率が非常に高いバイクです。
また、オンロードでも両立して扱いやすいバイクとして開発されたことにより、重量感があって普段使いも可能なオフロードバイクを求める人にとって、最適なバイクとなりました。
軽量かつコンパクトなエンジンの性能をフルに発揮させるために、剛性とのバランスも考えながら車体の軽量化が図られたというテネレ700。唯一無二のデザインにはファンも多く、オンロードでもオフロードでも文句なしの一台であると評判のバイクです。
最後に、スズキのオフロードバイクについてディーラーへ問い合わせたところ、「厳密なオフロードといわれるもので公道を走れるものはラインナップにない」とのことでした。
一方で、公道走行も可能なオフロードバイクを挙げるならば、ヤマハと同様にホームページで「アドベンチャー」のカテゴリーに入るものが、オフロードに近いのではないかと担当者は話します。
スズキのホームページで、アドベンチャーにカテゴリーされているバイクの台数は現在8台。中でもオフロードバイクと呼べるものは「Vストローム250SX」ではないかとのことでした。
スズキのスポーツクロスオーバー「Vストローム250SX」
Vストローム250SXは、軽量でシンプルな設計がされたエンジンを搭載し、オフロードでも安定した走破性を謳うバイクです。車体も軽量な上に、楽に乗れるライディングポジションを確保していることから、扱いやすいと評価の高いバイクとなっています。
ちなみに、担当者によると、Vストローム250SXの「SX」が付かない「Vストローム250」の場合は、「オフロードかどうか怪しい…」とのこと。Sは「スポーツ」、Xは「クロスオーバー」の意味。
また、アドベンチャーのカテゴリーには「Vストローム1050DE」や「Vストローム800DE」などのバイクが存在しており、「DE」がつくものは不整地の走行に向いていると担当者は語りました。
そのため、スズキで公道走行が可能なオフロードバイクを探している人は、アドベンチャーカテゴリー内の、SXまたはDEが付くバイクを選択することがオススメです。
※ ※ ※
各メーカーのホームページでオフロードバイクを確認する場合、オフロードバイクはアドベンチャーのカテゴリーに属していることが多いようです。
しかし、不整地を走行するには向いていないバイクもアドベンチャーのカテゴリーに属していることがあるため、オフロードを多く楽しみたい場合は、ディーラーへ直接バイクの特徴を問い合わせることが重要だと言えるでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ヤマハの“名車”「オフロードバイク」に注目! 柔軟な走行性×軽量車体で“道なき道”を行く! 「35年の歴史」に幕を下ろした“カモシカ”の名を冠する「セロー ファイナルエディション」とは
くるまのニュース / 2025年1月16日 16時40分
-
国内4メーカーに聞いてみた! 各メーカー激推しの「街乗りに最適な250ccバイク」とは
バイクのニュース / 2025年1月9日 9時10分
-
2025年期待のバイク、キーワードは「オフロード車」「モタード」「新基準原付」!
&GP / 2025年1月5日 11時0分
-
2024年に発表された新型バイク、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキの注目車は?
レスポンス / 2024年12月31日 17時0分
-
「孤独のキャンプ」の良き相棒!? 中高年ライダーに大人気のバイク「アドベンチャー」って何?
乗りものニュース / 2024年12月28日 19時12分
ランキング
-
1【カルディ】「おいしくてリピートしています」店員さんが大絶賛する売り切れ必至の「韓国グルメ」3選
オールアバウト / 2025年1月22日 20時50分
-
2引っ越しシーズンで現場は混乱…「内見できない物件」問題に2つの要因
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月23日 9時26分
-
3ダイソーの茶わん蒸し器が買い。レンジで簡単、プルンプルンで感動です:1月に読みたい記事
女子SPA! / 2025年1月22日 8時44分
-
4いつもと違う「オナラの臭い」がしたら要注意…お酒好きの人が意識するべき"腸が求めている意外な栄養素"
プレジデントオンライン / 2025年1月22日 17時15分
-
520代の現役ママが明かす「スナックで“リアルに”嫌がられること」7選
日刊SPA! / 2025年1月22日 15時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください