携帯した方がいいアイテムはある? 事故やバッテリー上などツーリング中のトラブルに役立つアイテムとは
バイクのニュース / 2024年11月3日 13時10分
バイクでのツーリングは、予想外のトラブルに見舞われることもあるでしょう。そんな時、ちょっとしたトラブルならいくつかのアイテムを携帯しておくことで、簡単に対処できる場合があります。トラブルに適切に対処するためには、どのようなアイテムが便利なのでしょうか。
■故障したらまずは安全確保を!
バイクで走行中に事故にあってしまった場合、まずは安全確保をすることが重要です。自分が後続車に追突されないよう道路脇に退避し、後続車に事故の発生を知らせなければなりません。
例えば、高速道路上でクルマが動かなくなってしまった際は、ハザードランプに加え三角表示板などの停止表示機材を50m後方に設置することが義務付けられています。
バイクについても、そういった決まりはあるのでしょうか?
一般道でバイク故障してしまった場合は路肩や空き地に車体を移動させ、交通の流れを阻害しないようにする
道路交通法第75条11の条文では、すべての車両について言及されており、バイクにも停止表示機材の設置が義務付けられています。そのため高速道路を走る機会のあるライダーは、万が一の故障に備えて停止表示機材を携行すると良いでしょう。
収納の大変な三角表示板以外にも、停止表示機材としての基準を満たしているアイテムはいくつかラインナップされている為、バイクの積載力に応じた機材を用意しておく事がオススメです。
一般道で故障してしまった場合は路肩や空き地に車体を移動させ、交通の流れを阻害しないようにしましょう。このように安全を確保してから、故障に対応するのはどんな場合でも必須です。
では、実際にはどのようなトラブルが考えられるのでしょうか。
ある程度揃った工具セットを持っていると、さまざまな不具合に対処可能
例えばバイクで転倒してしまうと、ウインカーなどの小さな部品やカウルなどが割れ、取れてしまうことがあります。そのような場合はタイラップを用いて仮で止めをしておくと、部品が散らばることもなく便利です。
ただし、止める部品の位置によってはタイラップがエンジンの熱にやられてしまうこともあるので、十分に注意してください。
また、日常的にバイクの整備をおこなっている人なら、スパナや六角レンチ、ドライバーなどがある程度揃った工具セットを持っていると、さまざまな不具合に対処可能。ちょっとしたキャブレターの調整や緩んだ部品の増し締めさえしてしまえば、問題なく自走が可能になる故障も多々あります。
普段整備をしていない人も、誰かとツーリングにいく場合は修理を手伝ってもらえることもあるため、持っておいて損はありません。
■まだまだある、ツーリング中のアクシデントあるある
ガス欠でもないのにエンジンがかからない場合は、スパークプラグという部品の不具合か、バッテリー上がりを疑うと良いでしょう。
エンジン内で点火の役割を担うスパークプラグは消耗品であるため、ガソリンに濡れてしまっていたり、劣化していたりするとエンジンがかからなくなってしまいます。必要な分だけのプラグと交換用の工具を携帯しておけば、いざという時にプラグを交換することができます。
プラグはあまり大きな部品ではないので、とりあえず収納スペースの隅に入れておくと便利です。
なお、プラグは車種ごとに規格があるため、必ず自分のバイクに対応しているものかどうかを確認して購入してください。
必要な分だけのプラグと交換用の工具を携帯しておけば、いざという時にプラグを交換することができる
また、バイクは電装部品が多いため、バッテリーが上がってしまったら走行できません。
最近の現行車は灯火類や点火だけでなく、燃料供給も電子制御が主流であり、ますますバッテリーの重要性が増してきています。出先でバッテリーが上がってしまった際は、モバイルバッテリー機能付きジャンプスターターが便利です。
他のクルマなどと繋ぐ必要がなく、ジャンプスターターに付いているバッテリーを用いてバイクのエンジンを始動する事が可能。
また、出先でスマートフォンの電池が切れてしまった際にもモバイルバッテリーとして使用できるため、常に携行しておくと良いでしょう。
急に天気が悪くなってしまった場合に備えて、防水性能の高い雨具も携帯しておくと便利
ここまで故障や事故への対応を紹介してきましたが、トラブルは故障だけではありません。
急に天気が悪くなってしまった場合に備えて、防水性能の高い雨具も携帯しておくと便利。バイクの運転中に雨に打たれると、暖かい季節でもかなり体温を奪われて風邪を引いてしまうことも珍しくないので、防水性能の高い雨具の携帯は重要です。
※ ※ ※
備えあれば憂いなしという言葉がある通り、トラブルに備えておけばツーリング中の心に余裕が生まれます。自分で対応できるトラブルの幅を広げ、不安なくツーリングを楽しめるよう、万全の体制を整える事がおススメです。
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