キャンセルは可能? 「やっぱり別の車種にしたい!」心変わりした際のバイクの売買契約
バイクのニュース / 2024年11月11日 9時10分
バイクを購入したのはよいものの、気が変わって「別の車種にしたい」など、さまざまな理由で契約をキャンセルしたくなる場合もあるでしょう。では、契約後に購入者の一方的な都合でキャンセルをすることは可能なのでしょうか。
■バイクを購入したけど、他の車種に目移りしちゃった
バイクは決して安価な買い物とは言えないため、じっくりと検討して購入を決めるという人が大半でしょう。一方で、店頭で実際にバイクを見て気に入ってしまい、衝動的に買うのを決めてその場で契約する人も少なくありません。
しかし、一旦買うと言ったものの気が変わり、「別の車種にしたい」、「やっぱり購入をやめたい」など、さまざまな理由で契約のキャンセルをしたいと思う人も居るでしょう。
では、バイクを契約した後に個人の都合でキャンセルをすることは、可能なのでしょうか。
バイクの購入に限った話ではなく、物の売買契約では契約書の有無に関係なく、売主と買主が合意した時点で契約が成立する
バイクの購入に限った話ではなく、物の売買契約では契約書の有無に関係なく、売主と買主が合意した時点で契約が成立します。
そして、契約後は売主と買主ともに「一方的な理由で契約をキャンセルできない」というのが、契約の基本を定めている民法上の大原則。
ただし、販売店側がキャンセルを承諾した場合は、バイクの購入契約のキャンセルは可能です。認められないのはあくまで”一方的なキャンセル”なので、販売店と購入者の双方で合意さえすれば契約後もキャンセルすることは可能です。
購入者の一方的な都合でキャンセルをする場合は、タイミングによっては販売店側に相応の費用がかかる
なお購入者の一方的な都合でキャンセルをする場合は、タイミングによっては販売店側に相応の費用がかかります。そのため、たとえば納車整備費用やナンバーの取得、車検などをおこなっているなら、それに見合う金額のキャンセル料が請求される可能性があるでしょう。
また契約後、数日でキャンセルした場合でも、かかった費用によっては数万円から10万円以上のキャンセル料が発生することも珍しくありません。
ただし、契約したその日のうちにキャンセルを申し出れば、販売店側に費用が発生していない可能性があるので、キャンセル料なしで申し込みを撤回できるケースもあります。
いずれにしても、バイクの契約後のキャンセルは販売店側に迷惑をかけることになるので、本来してはいけない行為。キャンセルする側も無駄な費用が発生してしまう場合があるので、契約の際は慎重に検討するようにしましょう。
なお、販売店と合意してバイクの契約がキャンセルとなった際、異常に高額なキャンセル料を請求された場合は要注意。
契約解除によって支払う金額は、法律上で「キャンセルで販売店が受けた損害分のみ」。つまり必要以上に高額なキャンセル料を請求することは禁止されているので、もし明らかに高い金額を提示された場合は、消費者センターに相談しましょう。
■バイクの売買でもクーリング・オフの制度は利用できる?
バイクの売買でも商品を購入した後に、一定期間であれば無条件で契約の解除ができる制度である「クーリング・オフ」を適用すれば、契約をキャンセルできると考える人もいるかもしれません。
しかし、クーリング・オフは訪問販売や電話勧誘販売などに適用されるもので、バイクの契約では認められていません。
同制度は主に相手からのアプローチによって購入した場合に適用されますが、バイクは自分の判断で購入を決めるものなので、クーリング・オフ制度は対象外になっています。
未成年者がバイクを購入する際は、親権者の同意を得る必要がある
ちなみに、未成年者がバイクを購入する際は、親権者の同意を得る必要があります。もし、法定代理人(親権者)の同意なしにバイクを購入した場合は、売買契約を取り消すことが可能。ただし販売店側も親権者の同意なしに未成年者へ販売する事は禁止されているので、通常は起こり得ません。
しかしここで注意したいのが、未成年者が「自分は成人である」と偽ったり、「親の同意書を偽造」するなどして契約を結んだ場合。このように相手方を自発的にだましてバイクの契約をした場合は、キャンセルできないケースもあるので注意してください。
ただし、未成年であることを隠していただけなら問題は無いので、キャンセルができるかどうか不安な場合は、販売店に相談してみるとよいでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
住宅購入の契約をしたのですが他の人が先に購入してしまいました。どのようなルールなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月18日 5時0分
-
実家を相続したが…売却までの流れを「相続専門税理士」が解説、失敗しない相見積もりの取り方とは?
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月13日 11時15分
-
ユルヒ(元LABOUM)、チェ・ミンファン(FTISLAND)から養育権を獲得するのが難しい理由…「継続性の原則」とは?
Wow!Korea / 2024年11月11日 16時25分
-
ニュージーランドの不動産業界は「繁忙期」に突入!少しでも安く買いたがる「バーゲンハンター」と売り手との交渉模様はいかに?【現地バイヤーが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月8日 11時15分
-
「レンタルバイク」にハマり、ついには自分のバイクを購入したという友人。初期費用や維持費はどのくらいかかるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月6日 2時0分
ランキング
-
1ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
2【冬の乾燥対策に】ドラッグストアで手軽に買える! ハンドクリーム5選
マイナビニュース / 2024年11月21日 17時0分
-
3とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
4この症状が出たらすぐ対策を!50代女性の3人に1人が悩む尿漏れ・頻尿の原因【専門医が解説】
ハルメク365 / 2024年11月21日 22時50分
-
5冬は血管がドロドロになりやすい…「絶対に放置してはいけない脳卒中」リスクが急増する"危険な場所"
プレジデントオンライン / 2024年11月21日 18時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください