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実用性は捨てられないけど走りも重要! そんなワガママを叶えてくれるスズキ「BURGMAN400 ABS」

バイクのニュース / 2024年11月10日 12時10分

スズキのラグジュアリースクーター「BURGMAN400 ABS」に試乗。そのインプレッションです。

■正に「ビッグスクーター」と呼べる1台

 スズキのラグジュアリースクーター「BURGMAN400 ABS」は、国内唯一の400㏄ビックスクーター。1998年に登場した「スカイウェイブ400」の後継モデルです。

スズキの400㏄ラグジュアリービックスクーター「BURGMAN400 ABS」と筆者(先川知香)スズキの400㏄ラグジュアリービックスクーター「BURGMAN400 ABS」と筆者(先川知香)

 私が初めてバイクの免許を取った頃はビックスクーター全盛期で、私自身最初の愛車はヤマハ「マジェスティ250」。

 その頃のビックスクーターと言えば250㏄でもドッシリとした車格で、何だか大きな乗り物を操っている感じが好きだったけど、ここ数年は中型のスクーターは利便性と取り回し重視という印象。

 荷物が積めて、それなりに走りも良くて、乗りやすいというような、実用性を考えると最高の乗り物だけど、果たして「ビック」スクーターと呼べるのか?というような、気軽に乗れるちょっと大きめのスクーターが主流になっています。

 そうなると、バイクを操っている感を感じられるのは、やっぱりMT!そう思ってしまっていた私が、久しぶりに乗り物を操っている感を感じられたビックスクーター。それが、このBURGMAN400 ABSでした。

「BURGMAN400 ABS」のシート高は755mm、身長165cmの足つき性は問題なし「BURGMAN400 ABS」のシート高は755mm、身長165cmの足つき性は問題なし

 足つきは良好で、身長165cmの私で両足がしっかりと地面に着きます。車両重量は218kgとそれなりにあるので、エンジンをかけないでの取り回しは、少し神経を使う印象。

 シートはかなり広めで、どこに座ればちょうどいいのか少し迷ってしまうぐらいゆったりとしているので、乗る人それぞれのちょうどいいライディングポジションが見つけられると思います。

 座り心地も抜群。少し固めでありながらもゆったりとしたホールド感の強いシートが、ライディングの安定感を高めてくれる感じ。

シート下には容量42Lのラゲッジスペースがあるシート下には容量42Lのラゲッジスペースがある

 利便性も抜群で、シート下には容量42Lのメットインスペースもあるなど、荷物が沢山積めるのもバイク移動をラグジュアリーにしてくれる嬉しいポイントです。

 さらにフロント右側のボックス内には12VのDCソケットがついているなど、スマホ依存症&ナビが無いとどこにも行けない私にとっては至れる尽くせりの豪華装備。

 ここまでは冒頭で話した、便利で実用的な中型スクーターに肩書通りの「ラグジュアリー」が追加された1台というのが率直な感想。

 悪くはないけど、それなら最近主流の250㏄前後のちょっと大きめスクーターでいっか。というのが正直なところです。

■驚いたのはその走り

 まずエンジンをかけようとすると、何故かかからない…。

 最近のスクーターはリアブレーキを握りながらかけるスタイルが多いけど、ブレーキを握っているのにコツがあるのか、いつもかかかりにくいのは慣れが必要なだけかな?

 そんな事を考えながら、何度かトライしてエンジン始動。やはりスクーターなだけあって、エンジン音は静かです。

スズキの400㏄ラグジュアリービックスクーター「BURGMAN400 ABS」の走りを楽しむ筆者(先川知香)スズキの400㏄ラグジュアリービックスクーター「BURGMAN400 ABS」の走りを楽しむ筆者(先川知香)

 普段はMTバイクにばかり乗っているので、久しぶりのATに少しドキドキしながらアクセルを開けると、やはり400㏄。走り出しからグイッと力強く前に押し出してくれました。

 そして、私のアクセル操作にダイレクトに反応してくれる加速感。最近主流のちょっと大きめスクーターではなく、ビックスクーターと呼べるどっしりとした車体の乗り心地も相まって、ただ実用的で楽なだけでなく、キッチリバイクを操っている感を感じさせてくれました。

スズキの400㏄ラグジュアリービッグスクーター「BURGMAN400 ABS」の走りを楽しむ筆者(先川知香)スズキの400㏄ラグジュアリービッグスクーター「BURGMAN400 ABS」の走りを楽しむ筆者(先川知香)

 これこれ!ビックスクーター全盛期に好きだった、便利な上に大きな乗り物を操っている操作感。それでいて、以前より進化したステップボード周りのフィット感など、バイクとの一体感を感じられ、走りを存分に楽しめる1台です。

 さらに、これも足回りの進化から来る取り回しの良さだと思いますが、コーナリングがとにかく楽。バイクを曲げる為にはニイグリップが出来ないと少し不安を感じてしまう私でも、自然に曲がれる操作性など、実用性と走りの楽しさが高い次元で共存するモデルでした。

 カラーは今回試乗したマットソードシルバーメタリック(QKA)に、ソリッドアイアングレー(YUD)とマットブラックメタリックNo.2 (YKV)の全3ショック。価格(消費税込)は89万5400円です。

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