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どうすればいいの? バイクに乗っている最中に豪雨に襲われた際の対処法

バイクのニュース / 2024年11月15日 10時10分

バイクに乗っている最中に、突然の豪雨に襲われる可能性はゼロではありません。では、もしバイク乗車中に豪雨に襲われてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。

■バイク乗車中に豪雨に襲われた場合は、速やかに高台へ

 昨今、問題となっている地球温暖化。その影響のひとつに大雨や集中豪雨が挙げられます。2024年9月21日から5日間続いた能登半島豪雨でも、半島各地で河川が相次いで氾濫したり、浸水や土砂崩れが発生するなど、甚大な被害をもたらしました。

 そのような異常気象が起きた際、豪雨の中バイクが立ち往生していたり、冠水した道路を慎重に走ったりする映像を目にしたことがある人も少なくないでしょう。

「冠水するまでに避難できなかったのか」や「走行してもよいのか、故障はしないのか」などといった点が気になるところです。

 では、バイクでの移動中に豪雨に見舞われてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。

身の危険を感じるほどの雨が降ってきた場合は走行するのを止め、屋根のあるところへ避難して雨が止むのを待つ身の危険を感じるほどの雨が降ってきた場合は走行するのを止め、屋根のあるところへ避難して雨が止むのを待つ

 まず、身の危険を感じるほどの雨が降ってきた場合は走行するのを止め、屋根のあるところへ避難して雨が止むのを待ちましょう。

 濡れたままでいると気化熱を奪われ体温が下がってしまうことがあるので、可能であればしっかりと体を拭いたり着替えるなどして、身体を冷やさないようにすることも大切です。

 体が冷えると手がかじかんだり肩に力が入ったりして、思うように身体が動かなくなることも。そうすると思わぬ操作ミスを起こしてしまう可能性があり危険です。

 なお、高速道路を走行中の場合は、豪雨で前が見えない場合も路肩に停車することはできません。これは、道路交通法によって高速道路上での駐停車は禁止されているため。

 さらに周囲のクルマやバイクも同じように視界が悪い状況であるため、存在に気付かれず、追突される危険性も考えられます。そのため路肩に停車せず、安全に気を付けながらサービスエリアやパーキングエリアまで行き、そこで待機するようにしましょう。

バイクに乗る前は必ず天気予報を確認したり、雨雲レーダーを小まめにチェックしたりするなどして、危険回避を心がけるバイクに乗る前は必ず天気予報を確認したり、雨雲レーダーを小まめにチェックしたりするなどして、危険回避を心がける

 とはいえ数m先も見えないほどの豪雨の中でバイクを走らせることは、たとえ短い距離であってもとても怖いものです。

 できれば豪雨に遭わないことが1番なので、バイクに乗る前は必ず天気予報を確認したり、雨雲レーダーを小まめにチェックしたりするなどして、危険回避を心がけましょう。

 さらに雨によって道路が冠水してしまった場合、「これ以上バイクを水没させたくない」、「被害を最小限に抑えたい」と別の場所へバイクを移動させようと考える人も少なくないでしょう。

 中には、アップマフラーを採用しているバイクなど冠水している道路に強い車種もありますが、それでも無理な移動はおすすめできません。

 濁った水の中には何が落ちているか分からず、さらに豪雨の際には古いマンホールの蓋が内側からの圧力で吹き飛んだりズレたりすることがあるため、道路の安全が確認できないうちは走行を控えましょう。

バイクの状態は、どこまで水没していたか、どのくらいの時間水没していたかによってもダメージの深刻度が異なるバイクの状態は、どこまで水没していたか、どのくらいの時間水没していたかによってもダメージの深刻度が異なる

 万が一水没してしまった場合は、バイクを引き上げた際にエンジンが掛かるのかをすぐに確かめたいと思うかもしれません。しかし、シリンダー内に水が浸入した状態で始動すると、エンジン内部が破損して動かなくなるケースも多々あります。

 さらに、電装系のショートを引き起こし発火してしまう可能性もあるため、まずは購入したバイクショップに状況を伝え、指示を仰ぐのが安全です。

 バイクの状態は、どこまで水没していたか、どのくらいの時間水没していたかによってもダメージの深刻度が異なります。しかし、エンジンのクランクケースやエアクリーナーボックス、マフラーなどの主要な部分が完全に水没してしまうと、修理は不可能か、できたとしても高額になってしまう場合がほとんどです。

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