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まだ間に合う!? 新排ガス規制まで約1年…50ccバイクの納車状況ってどうなってるのか?

バイクのニュース / 2024年11月8日 9時10分

原付一種が新排ガス規制の対象となるまで約1年となりました。2025年11月までに生産終了する見込みである50ccバイクは、現在各メーカーでどのような納車状況となっているのでしょうか。

■約1年後まで迫ってきた新排ガス規制!現在の50ccバイクの納車状況って?

 新排ガス規制の報道は記憶に新しく、衝撃を受けたバイク乗りも多いのではないでしょうか。2024年6月にはホンダが排気量50cc以下のバイクを生産終了することが報道されるなど、大きな話題を呼びました。

 そもそも、新排ガス規制とはどのような規制なのでしょうか。

2024年11月8日(金)から2024年11月24日(日)まで受注生産される「スーパーカブ50・HELLO KITTY」(写真:スーパーカブ110・HELLO KITTYと加藤稔本田技研工業株式会社 執行職 二輪・パワープロダクツ事業本部パワープロダクツ事業統括部長)2024年11月8日(金)から2024年11月24日(日)まで受注生産される「スーパーカブ50・HELLO KITTY」(写真:スーパーカブ110・HELLO KITTYと加藤稔本田技研工業株式会社 執行職 二輪・パワープロダクツ事業本部パワープロダクツ事業統括部長)

 まず、排出ガス規制とは、車両から排出される排気ガス濃度を規制するものであり、ガソリンを燃料とする二輪車が対象となっています。新排ガス規制とは、2022年11月に施行された「令和2年排出ガス規制」のことであり、「2025年問題」とも呼ばれています。

 今回、新たに適用された新排ガス規制では継続生産車も対象となっています。そのため、現行されている排気量50cc以下のバイクは排出ガスの規制値を超過してしまうため、基準をクリアする50ccバイクを生産しない限り、販売が不可能となりました。

 現在、排気量50cc以下である原付一種は、新排ガス規制の対象となるのを2025年の10月末まで猶予されています。しかし、2025年の11月には規制の対象となり、現行されている排気量50cc以下のバイクを生産することができなくなるため、50ccバイクは生産終了する見込みとなっています。

 このような背景がある中で、生産が終了する前に50ccバイクを手に入れたいと考えている人も中にはいるかもしれません。では、各メーカーの50ccバイクの納車状況はどうなっているのでしょうか。

◆ホンダ

2024年11月8日(金)から2024年11月24日(日)まで受注生産される「スーパーカブ50・Final Edition」2024年11月8日(金)から2024年11月24日(日)まで受注生産される「スーパーカブ50・Final Edition」

 ホンダでは現在、50ccバイクを一部の車種を除き新しく注文することができないとのことでした。取材した店舗によると、新排ガス規制の報道があってから予約が殺到しているため、50ccバイクの店頭在庫も無いと言います。

 また、現状15人ほど待っている状態であり、それ以降の対応もできないとのこと。そのため、今後は50ccバイクではなく125ccや150ccあたりのバイクの購入を検討した方がよいかもしれないと、担当者は語ります。

◆スズキ

スズキの原付一種スクーター「レッツ」スズキの原付一種スクーター「レッツ」

 スズキでは現在すでに、50ccバイクは生産終了しているとのことでした。担当者によると、新排ガス規制の影響もあって生産終了してしまっているため、新車での購入はできないとのこと。

 加えて、工場から入荷される可能性もほとんど無く、中古車の50ccバイクの店頭在庫もありそうにない様子でした。

◆ヤマハ

ヤマハの原付一種スクーター「ビーノ(プコブルー)」ヤマハの原付一種スクーター「ビーノ(プコブルー)」

 問い合わせた店舗によると、現在「ビーノ」のプコブルー(ライトブルー)のカラーが1台のみ店頭在庫としてあるとのことでした。

 ビーノの価格(税込)は21万4500円。カラーはファイティングレッド(レッド)、プコブルー(ライトブルー)、マットジーンズブルーメタリック(マットブルー)、マホガニーブラウンメタリック(ブラウン)、ハーベストベージュ(ベージュ)、グラファイトブラック(ブラック)の全6色がラインナップされています。

 しかし、この1台が売れた後に新車がいつ入荷されるかは未定であり、見通しも立っていないと言います。また、担当者は「メーカーが50ccが売れる目処が立っていないという判断をしているので、新たに注文・入荷することは難しく、この先もできない可能性が高い」と語りました。

※ ※ ※

 各メーカーの公式サイトでは50ccバイクがラインナップされているものの、現実では生産終了しているものや入手困難な状況になっていることから、新排ガス規制の影響の大きさが伺えます。

 この先50ccバイクに出会える機会は少ないかもしれませんが、店舗によっては在庫を持っている可能性があるため、どうしても手に入れたいという人はディーラーへ問い合わせることがオススメです。

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