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スバルの軽トラ「サンバートラック」リフトアップで気が付いた左右部品の相違 トランポもリフレッシュしよう!! Vol.21

バイクのニュース / 2024年11月10日 7時10分

軽ワゴンのサンバーディアスと軽トラのサンバーで「軽トランポ生活!!」を楽しんでいます。この通称「青帽サンバー」は、入れ換え3台目の軽トラサンバーになります。4気筒スーパーチャージャーで素晴らしい走りを見せてくれる青帽サンバーTT1ですが、バイク仲間のガレージで車検整備していたときに気が付いたのが、ロアアームのアンマッチでした。やっぱり気になりますので、交換することにしました。

■左右一致した部品が好ましく感じました

 継続車検を取得し、気持ち良く走っている通称青帽こと、軽トラサンバーです。一般市販モデルの中には、ハイルーフキャビンかつフルオプション装備の豪華な軽トラサンバーもありますが、わが青帽号は、元赤帽運送協同組合事業者さんが走らせていた車両なので、一般豪華仕様=TCグレード車のような、羨ましいオプションは備えていません。

 例えば、パワーステアリングやパーウィンドがそれだと思います。個人ユーザーさんや一人親方の赤帽事業者さんが登録していた車両なら、そんな豪華装備例もあるようですが、赤帽ファンのぼくがみてきた車両には、そのような豪華装備を持つ赤帽車はありませんでした。

最近はハイルーフキャビンの軽トラ登録が多いですが、この青帽号が発売された平成17年頃の中古軽トラを検索確認すると、ハイルーフキャビン仕様車は、まだまだ数少ないようです。ルーフトレイの上に小さな荷物やティッシュの箱を置けるので大変便利です最近はハイルーフキャビンの軽トラ登録が多いですが、この青帽号が発売された平成17年頃の中古軽トラを検索確認すると、ハイルーフキャビン仕様車は、まだまだ数少ないようです。ルーフトレイの上に小さな荷物やティッシュの箱を置けるので大変便利です

 個人的に、最上級グレードに近いサンバーディアスワゴンも所有しているので(5MT仕様を選べば良かったです。ぼくのは3ATです)、キャビンが小さくてもパワーウィンドの便利さには首を深く頷けます。パワーステアリングにしても、あればあったで楽ちんですし、パワステ無しから、パワステあり車に乗り換えた直後の驚きは、毎度毎度のことです。お年寄りになると、やっぱりクルマは豪華装備の方が楽ですね~。

 もはやエアコン無し、パワステ無しのスポーツカーを乗り回そう!! なんて気持ちは、これっぽっちもありません。バイクにしても、以前はロードゴーイングレーサーと呼べるモデルを所有していましたが、今では「セル始動車」であることが、何よりも優先します。

 バイク仲間であり、四輪プロメカニックの個人ガレージで車体を持ち上げたときに気が付いたのが、左右ロアアームの違いでした。そもそも修復歴がある車両だと認識してはいましたが、ロアアームが交換されていました。ボディの修復も左側なので、おそらく衝突したときに左側ロアアームが歪んでしまったのだと思います。

自動車メンテナンス用の2柱リフターでリフトアップして、下から覗き込んだときに違和感が……。左右のロアアームが違っていました。以前の修復時に、左側のロアアームに軽トラ用ではなく、ワゴン用が組み込まれていました自動車メンテナンス用の2柱リフターでリフトアップして、下から覗き込んだときに違和感が……。左右のロアアームが違っていました。以前の修復時に、左側のロアアームに軽トラ用ではなく、ワゴン用が組み込まれていました

 その左側には、ワゴン用部品が取り付けられていました。サンバーディアスワゴンには、スタビライザーが標準装備されているので、ロアアームにはスタビをマウントするブラケットが溶接されています。青帽号の左ロアアームには、そのブラケットが付いていたので、ひと目でわかりました。

 真っすぐ走ることは確認している青帽号ですが、左右アンバランスの部品というのは今ひとつよろしくありません。そこで、左右セットのバン用ロアアーム(軽トラと共通部品)をネットオークションで落札。届いた部品を積み込み、仲間のガレージを訪ねました。

ロアアームを交換する際には、分解前の現状トーイン/トーアウトを計測機器で測定し、ロアアーム交換後に分解前のデータを反映させるのが手っ取り早く確実だそうです。仲間のガレージに計測道具があって良かったですロアアームを交換する際には、分解前の現状トーイン/トーアウトを計測機器で測定し、ロアアーム交換後に分解前のデータを反映させるのが手っ取り早く確実だそうです。仲間のガレージに計測道具があって良かったです

 ぼくなら何も考えずに部品を取り外して交換して、交換後にトーイン/トーアウトを調整しますが、プロの手際の良さは違いました。ロアアームを分解する前に、ハンドルを真っすぐに固定した状態で、フロントタイヤの前側の幅と、後ろ側の幅を測定して、数値データを確認していました。

ロアアームを交換固定したら、作業前のトーイン/トーアウト測定データと作業後のデータを比較します。すると0.5mmほどトーイン側へ寄っていました。タイロットエンドの調整部を固定するナットを緩めて、分解前データに合わせて微調整しましたロアアームを交換固定したら、作業前のトーイン/トーアウト測定データと作業後のデータを比較します。すると0.5mmほどトーイン側へ寄っていました。タイロットエンドの調整部を固定するナットを緩めて、分解前データに合わせて微調整しました

 その後、ロアアームを取り外して交換した後に、分解前に測定した数値データを再現するといった方法です。このトーイン/トーアウト数値を見て驚いたのが、わが青帽号だけのことかも知れませんが、かなりのトーアウトになっていました。

 ちょっとヘンかな!? と思いますが、その設定で操舵輪であるフロントタイヤの偏摩耗は無く、タイヤ全体が均一に美しく減っています。実は以前に、ワゴンサンバーの前輪を敢えて僅かにトーイン気味に設定したことがありましたが、左右前輪の内側があっという間に偏摩耗したのには驚きました。

 サスペンションが作動すると、かなり変わるのですね。ロアアーム交換後、試運転時にハンドル角度に傾きが無いことを確認して作業完了。単純な部品交換にも、様々なノウハウがあることを、改めて思い知りました。

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