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ついに、その時が来た! 憧れのカワサキ『Z900RS』に初試乗します〜小野木里奈の○○○○○日和〜

バイクのニュース / 2024年11月18日 12時10分

『小野木里奈の○○○○○日和』は、カワサキ『Z900RS』に試乗します。長い間大型バイク国内販売台数首位に君臨する『Z900RS』は、コラム開始前から一度乗りたいと熱望していたバイクでした。そして、今回のコラムでいよいよ初対面、じっくりと『Z900RS』の魅力を探っていきます。

■秋の日差しの中で輝く『Z900RS』に初対面!

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。11月も後半に差し掛かったというのに、日中はまだ暖かいですね。都内ではクリスマスイルミネーションを見かけながら気温とのギャップを感じている私です。

 皆さんは寒い時期ならではのツーリングスポットはありますか? 私は寒さが大の苦手で、長時間乗ることはもうできないので長距離ツーリングは暖かくなるまで減ってしまいそうです。代わりに今年は都心のイルミネーションツーリングを夜にしてみたいなぁなんて考えています。

ずーっと憧れだったカワサキ『Z900RS』ずーっと憧れだったカワサキ『Z900RS』

 そんな街中でよく私が見かけていたバイクに試乗することが叶いました! 今日はずーっと憧れだったカワサキ『Z900RS』の試乗記です。それでは、いってみましょう!

 実はカワサキの中で私が1番試乗してみたかったバイクがこの『Z900RS』。なぜかというと、街中や高速道路で見かけることがとても多かったから! 本当によく見かけるんですよ。意識すればするほど「あ!またZ900RSがいる!」と見つけてしまうのです。

 その時に感じたのはシンプルなデザインながらカラーリングが個性的でオシャレ。そして車体が大きく存在感もあります。今回もいざ試乗するとして目の前にしたとき、やっぱり車体の迫力ある大きさを感じました。特にタンク周りは幅も広くてどっしりとしています。

「敷居が高そう…」と思わせるバイクは、逆に「扱えるようになりたい!」という私のチャレンジ精神に火がつくのです。シンプルなデザインだからこそどんな乗り味なのか想像がつかないのもまた魅力的ですよね。

 私はまだZシリーズは初心者なのですが、聞いたところによるとZシリーズの歴史を知っているライダーの方にとって塗装やデフォルメが懐かしいと感じるそうです。この塗装も太陽に当たるとキラキラとラメが輝き、赤ワインのような渋みのあるレッドは高級感がありますよね。

テール部分がわずかに上がっている形が気になったテール部分がわずかに上がっている形が気になった

 正直、教えてもらわなかったら気づかなかったことはこのテール部分がわずかに上がっている形なこと。これも昔のデザインをオマージュしているのだとか。シンプルなデザインの中で悪目立ちしないようにあえて馴染むような絶妙なラインがとても車体作りに拘りを感じます。

 そして全てを新しいもので合わせるのではなく、あえてメーターはアナログにすることでより統一感のあるデザイン。デジタルも見やすいけど、私はあまりメーターの機能を触るタイプではないのでZ900RSに装備されたタコメーターがアナログちっくな単純な表示も好きなのです。

■恒例の足つきチェックでございます!

 私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は800mmで、やはりタンクや足周りの車幅が広いので足がやや開きがちになり、つんつんめの両足つま先立ちになります。

シート高は800mm、身長160cmの私が跨ると両足つま先立ちになりますシート高は800mm、身長160cmの私が跨ると両足つま先立ちになります

 一見足つきが悪いと思いきや、ここで好きなポイントを発見しました! たしかに両足つま先立ちになりますが、車体のバランス感覚がとてもいいので自然と直立しているかのように足でちょっと支えているくらいの感覚になるのです。

 また、車両重量は215kgもありますが、バイクを駐車した時にそこまで車体を斜めに倒す必要がなくスタンドで支えられていました。車体が直立気味に停まってくれているおかげで、発進前でスタンドをはらって「よっこらせ」と、車体を起こす時がとても簡単だったのです。この足つき性で200kg以上の車体だったら、本来であれば車体を起こすことが毎回不安でドキドキでした。でも『Z900RS』は私の身長でも容易にスタンドを払うことができノンストレスで、とても嬉しいギャップでした!

■いよいよ「Z900RS」で発進します!

 エンジンをかけると、「シュルルルル…ドュルルルルル!!!」と肉食動物が敵を威嚇しながら興奮状態で唸っているような声に聞こえます! 大型排気量なので大きい音は予想していたけど、ここまで複雑で面白みのあるエンジン音だとは思ってもいませんでした。このサウンドが、なんともすんごい格好良いのです!

スタート直後から第排気量らしいエンジン音と、上半身が置いてかれそうになる加速感を実感できたスタート直後から第排気量らしいエンジン音と、上半身が置いてかれそうになる加速感を実感できた

 アクセルを回すと、初っ端からドンっと瞬発力を感じます。ちょっと上半身が置いてかれそうになるので、より気持ちを入れ直してアクセル操作への神経をもっと集中させていきます。この簡単じゃない感じがまた良い!(笑) バイクならではの複雑さと難しさが逆にたまらなくなってしまうんですよね。

 加速は滑らかというよりも、ギュインっギュインっとメリハリがあります。それこそ機械よりも動物に跨っているような感覚になります。気を抜くと馬から振り落とされるような緊張感があるので、油断せず運転します。

コーナリングは車両重量200kg以上の重さも感じずわずかな体重移動で車体が向きを変えてくれるコーナリングは車両重量200kg以上の重さも感じずわずかな体重移動で車体が向きを変えてくれる

 コーナリングは車両重量200kg以上のずっしりさを感じさせず、むしろわずかな体重移動が車体へ瞬時に伝わるので不安が一切ありません。一方で、パワーにも爆発力があるのでコーナリングで傾けている時に感覚を間違えてアクセルを開きすぎるとすごい勢いで曲がっていきそうになります。その緊張感の中で神経を研ぎ澄ませながら運転する楽しさが中毒になってしまうんです!(笑)

 アクセルの開き方は繊細にしなければなりませんが、一方で車体のバランス感覚がとても取りやすいので、小回りが予想以上にしやすい。Uターンの時は足をつくこともなくすんなり低速でクイッとクリアできた時の気持ちよさは色んな方に感じてほしいなぁと思うほど。私の場合、あまり足つきは良くないのでできれば足を着かずにUターンしたい派なので、それがしやすいのはまたまたポイント上がりました!(笑)

『Z900RS』の重厚感ある車体に鋭い乗り味のギャップに取り憑かれそうです『Z900RS』の重厚感ある車体に鋭い乗り味のギャップに取り憑かれそうです

『Z900RS』の見た目は重厚感もあって静かな佇まいですが、走りはとてもアグレッシブなギャップに取り憑かれてしまいそうです。街中でたくさん見かける理由がわかりました! 今回の試乗で今度は高速道路を使い遠出もしてみたいと思いました。気になる方はぜひ試乗してみてはいかがでしょうか。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

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