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新基準原付で125ccも原付扱いに!? 125ccのバイクには一体何がある?

バイクのニュース / 2024年11月25日 9時10分

2025年11月より施行される予定の新排ガス規制。それにともない、警察庁は「新基準原付」の導入へ向けて踏み出しています。新基準原付には現行125ccバイクを現在の50cc以下のモデルの出力に抑えられた車種が該当します。現行ラインナップの125ccバイクも新基準原付、何車種かは原付扱いになると考えられていますが、2024年11月現在どのような人気125ccバイクがラインナップしているのでしょうか。

■新基準原付とは?現行車がラインナップされる可能性はあるのか

 2025年11月から施行される予定の新排ガス規制により、現在販売されている50ccの原付が規制をクリアできず、販売不可能となる見通しが立っています。そこで、生活の足としての利便性の高い原付を存続させるべく、警察庁は「新基準原付」の導入へ本格的に踏み出しました。

警察庁は「新基準原付」の導入へ本格的に踏み出した警察庁は「新基準原付」の導入へ本格的に踏み出した

 新基準原付とは、排ガス規制がクリアしやすい現存の125ccのバイクを、原付と同等までパワーダウンさせて原付免許で乗れるようにした「新たな基準を設けた原付」のこと。

 メーカーからどのようなバイクが新基準原付として販売される予定であるか発表はされていません。しかし、排ガス規制が施行されるまでの残りはおよそ一年なので、現在販売されている125ccから新基準原付が生まれる可能性も示唆されています。

 では、2024年11月現在どういった125ccバイクがラインナップしているのでしょうか。

◇ホンダ

ホンダの原付二種スクーター「PCX125」ホンダの原付二種スクーター「PCX125」

 新基準原付を導入するにあたって、50cc同等まで出力を抑えたバイクに試乗するというテストがおこなわれました。そこで使用されたのが、ホンダ「PCX125」や「リード125」など。

 PCX125は、ホンダの原付二種の中でもロングセラーとなっているバイクです。小さすぎず大きすぎない、非常に扱いやすいボディサイズが特徴で、普段使いも二人乗りもストレスなくおこないたいという人から人気を集めています。

 その人気は衰えることなく、ホンダの代名詞ともいえるカブなどの歴史的なバイクに、仲間入りを果たす勢いで販売台数を伸ばしているバイクでもあります。

 また、PCX125の人気を抑える勢いで注目されているバイクに、前述のテストにも採用されたリード125が挙げられます。

 シンプルかつ洗練されたデザインに人気が集まり、シート下の収納の広さや利便性に定評もあるリード125。なお、2025年1月にはデザインや一部仕様を変更しての発売が予定されています。

 ちなみに、試乗会で用意されたバイクはホンダ製のバイクのみでしたが、他メーカーにも人気の125ccはまだまだ多く存在します。

◇ヤマハ

ヤマハの原付二種スクーター「シグナスグリファス」ヤマハの原付二種スクーター「シグナスグリファス」

 ヤマハで今人気が高まっているバイクの一つに、「シグナスグリファス」が挙げられます。大人気を博した「シグナスX」の後継として生まれたシグナスグリファスは、シグナスXのようにカスタマイズのベース車としても人気です。

 カッコよくカスタムができるだけでなく、便利で快適な通勤仕様にカスタムするためのパーツが豊富に用意されています。バイクを自分色に染め上げたいという人には最適なバイクといえるかもしれません。

 また、ヤマハには原付二種の人気を二分するともいわれる「NMAX」もラインナップ。

 力強い走りをしてくれると評判のNMAXは、パワーだけでなく高級感も兼ね備えたバイクです。またどっしりとした外観により所有感も高いため、小さな排気量でも贅沢感を味わえる一台といえるでしょう。

◇スズキ

スズキの原付二種スポーツモデル「GSX-R125」スズキの原付二種スポーツモデル「GSX-R125」

 ちなみに125ccにはスクーターばかりではなく、スポーツタイプのバイクも存在します。

たとえばスズキの「GSX-R125」は125ccという排気量にもかかわらず、大きくどっしりした車体を持つバイクです。安定した走りが可能かつしっかりとスポーツ走行もできると、扱いやすさに定評があります。

 また、125ccの中でもスーパースポーツのスタイルを持つバイクは少ないため、人気の高い一台です。

※ ※ ※

 2025年11月までに、現存している50ccの原付はメーカーラインナップから順次姿を消すことになってしまいます。

 しかし、新基準原付の導入により今後新たな特徴を持つ125ccバイクがラインナップに追加される可能性もゼロではありません。各メーカーの今後の動向に注目しておきたいところです。

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