最高の爽快感を味わえる! カワサキ『Ninja ZX-4RR KRT EDITION』にマルチで活躍する北向珠タが、乗ってみました!
バイクのニュース / 2024年12月25日 12時10分
女優、モデルなどマルチで活躍する北向珠タさんは、普通自動二輪免許を所有し、プライベートでも乗っているというバイク好き。もっとバイクを勉強するため試乗に挑戦! 今回はカワサキのスーパースポーツモデル『Ninja ZX-4RR』に試乗してみました。
■初めて尽くしの4気筒モデルに試乗します!
こんにちは! 北向珠夕です!
最近、ETCが付いてから初めて高速道路に乗ったんですが、ETCって革命ですね(笑)
今更過ぎますが、こんなにも便利だとは思いませんでした。スーって、スーってバーが上がるあの瞬間、今までなんでつけなかったんだろうと思いましたね。ありがたいです。
ということで今回もカワサキの試乗レポートさせていただきます!
人生初の4気筒エンジンのバイク「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」に試乗します
前回の記事でまたも新しい経験をしたと書いたんですが…何と今回は人生初の4気筒エンジンのバイク!!
その名もNinja ZX-4RR KRT EDITION!!
ドキドキ…。Ninjaというだけでも憧れの存在だったのにまさかの4気筒にも乗れちゃうなんて。楽しみです。
前回乗ったNinja 400 KRT EDITIONは2気筒エンジンなので、乗り心地など比較しながらレポートしていきたいと思います。
まず見た目で違うなと思ったのは、ハンドルの位置。
ZX-4RRの方がハンドルの位置がかなり低いのです。今年の夏に見に行かせていただいた鈴鹿8耐でレーサーが乗っていたバイクと同じような位置にハンドルが配置されています。
跨ってみると、完全に前傾姿勢のレーサースタイル。あれ?これ乗れるかな?とちょっぴり不安になりました(笑)
■クラス最高峰のパフォーマンスを発揮するエンジンの秘密
正面からバイクを見てみると顔の部分に何だかアミアミのものが…。デザインの一つかなと思っていたのですが、これは“ラムエアダクト”というもの。
アッパーカウル中央に配置されたラムエアインテークから走行風で加圧された空気をエアクリーナーへ送ることで、優れたエンジンパフォーマンス発揮するラムエアシステム
走っている時に正面から空気を吸い込み、その空気でガソリンを回しているそうです。スピードが増すごとに空気が回り、エンジンがパワーアップするらしい…。
どうなってるんだ4気筒。どれだけスピードを出すつもりなんだ!!
またしてもそれを聞いて不安になってしまう北向でしたが、そんな速いバイクに乗ることはないのでちょっぴりワクワク。
下から覗く4本のエキパイを見ただけで、4気筒エンジンの神々しさを感じた
下からバイクを覗くとしっかり4本の管が出ている。もはや禍々しさを感じる程のZX-4RRの見た目に気圧され始めていました(笑)
■不安とワクワクを感じながら、いざ乗ります
足つき性は、Ninja 400 KRT(シート高785mm)と若干変わりシート高800mm。ただ、やっぱりハンドルが遠いい〜!
ZX-4RRのシート高は800mm。身長170cnの私は問題なく両足が地面いつきます。
今までに感じたことのない前傾姿勢感。もう、自分レーサーなんじゃ?と思ってしまうほどの姿勢にビックリ。走り出してみると、ハンドルに体重をかけ過ぎてしまっているようでどこに力を入れれば良いのか分からない。
これはなかなか難しい…。だけど、直線を走ってみると、さいっこうの爽快感!半端なく気持ちい!!
直線を走ってみると、最高の爽快感を味合うことができる
Ninja 400でも気持ちよかったのに、それを軽く超えてくる爽快感。体感では本当に2倍、いや3倍くらいの勢いです。
2速に入れて少しアクセルを回しただけで、気づけば60キロ近く出てました。これが4気筒か…(心の中での感想)。姿勢は慣れないけど、とにかく楽でしたね。愛車のドラッグスターは4速くらいでしっかりアクセルを回さないとそんなスピードは出ないので…。
Ninja 400と比べてもう一つ思ったのは地面の凹凸の影響を受けずらいということです。
同じ道を走ってもNinja 400だと結構、地面の凹凸で振動を感じていたんですが、Ninja ZX-4RRは、ほぼほぼ感じませんでした。安定感が抜群すぎる。これで田舎の高速を駆け抜けてみたいですね(勿論速度は守ってですが笑)
地面の凹凸を絶妙に吸収してくれる足回りのおかげで、ZX-4RRの安定感を体感することができた
あと、何よりも音。マフラーの音がすんっごくデカくてビックリしました!
よく街でも聞くような、プパーー!!というような高めのエンジン音。「あの後の正体は君か!」と答え合わせができた気分です。
でもその音も相まって、「走っている感」をすごく感じられましたね。大型バイクを運転したことはないですが、きっとこんな感じなんだろうなと感じてました。
シンプルに楽しい…(笑)
ただ、カーブはやっぱり少し不安になりましたね。
経験したことのない加速感に慣れるまでは、カーブではかなり慎重に走ってしまった
今まで経験したことのない加速感で、慣れるまではカーブはかなり慎重に走ってしまいました。
以前、奥多摩湖に行ったときに峠を攻めているNinjaをたくさん見かけましたが、「相当運転技術がないと出来ないことなんだな」と、あの時のバイカーさん達を尊敬しました。
■驚きは走りだけじゃなかった!
そしてNinja ZX-4RRのメータにも驚かされます。まず、カラー仕様で暗い場所でもめちゃくちゃ見やすいです。
それだけじゃなく、ライダーモードという機能が搭載されており、スポーツ・ロード・レイン・ライダーの4つの走行モードが選べるようになっています。
ライダーモードは、スポーツ・ロード・レイン・ライダーの4つの走行モードが選べるようになっている
雨が降ってきたなと思ったらレインモードにすると、アクセルのレスポンス(反応)が少し穏やかになり、濡れた路面でもスリップしづらくなり、転倒事故を防げるそうです。しかもレインモードはトラクションコントラロールが強く出るようになるので、急なブレーキでも点灯のリスクが下がるそうです。
トラクションコントロールはトラコンとよく言われており、車にも付いている機能で簡単に言うとスリップを検知したら、タイヤの空転を防止する安全システムです。
ロードモードはアクセルのレスポンスとトラクションコントロールのバランスが取れており、ツーリングの時はロードモードが最適です。
スポーツモードはエンジンもフルパワーで一番良い状態で、トラクションコントロールも一番介入してこないモードです。
ライダーモードはトラクションコントロールが全くいらないという上手な運転ができるライダーに向けて、トラクションコントロールを完全にOFFにすることもできるみたいです。
私にはスポーツモードとライダーモードはまだまだですね(笑) ロードモードとレインモード十分です。
ストレスなくライディングを行うためにクラッチ操作なしでシフトアップとシフトダウンが可能なクイックシフターを搭載している
Ninja ZX-4RRは、色々な機能がこれでもか、と言うくらいに備わっていて正直、まだまだ私には乗りこなさそうにない…。
でも、とにかく乗っているとワクワクするバイクです。あれもしてみたい、これもしてみたい!とバイク欲がどんどん湧いてきます。運転技術に自信をもっと持てるようになったらいつかまた挑戦してみたいです。
■次回乗るまでに、運転技術の向上を誓う
と言うわけで今回は機能盛りだくさんのNinja ZX-4RRを試乗させていただきましたが、ふと値段を聞いてビックリマンチョコ。車両価格が100万円超えるんですね。トホホ…。すごいなぁ。でも確かにその価値があるなと頷けるバイクです。
※Ninja ZX-4RR KRT EDITIONの価格は、118万8000円(税込)。
初めての4気筒バイクにかなり刺激を受けたと同時に、めちゃくちゃ勉強になった
初めての4気筒バイクにかなり刺激を受けたと同時に、めちゃくちゃ勉強になりました。こうやって色々なバイクに乗らせていただける機会は本当にありがたいですね。
これでおそらく年内最後の試乗になると思うのですが、最後が「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」で良かったなと思います。
日本のメーカーバイクもたくさん乗り比べられて、知らないことを知る、という楽しさを改めて教えてもらえました。
カワサキも良いなぁ。
今度実家に帰ったら、KAWASAKI乗りの父と語り合いたいと思います(笑)
ということで今年も終わりに近づいていますが、来年はもっとステップアップできるように頑張ります。いつも読んでいただいている皆様、今年もありがとうございました!
来年もまたよろしくお願いいたします!
それでは良いお年を!!!
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